鈴木ハーブ研究所のパイナップル豆乳除毛クリームの効果がわかる動画 チオグリコール酸カルシウムがケラチンのジスルフィド結合を切断した結果が凄いことに

鈴木ハーブ研究所のパイナップル豆乳除毛クリームは、女性にも男性にも非常に人気のある売れ筋の商品です。自分は使用経験がないので、実際に試してみた人の動画を紹介します。クリームを塗った後、しばらくしてから拭き取ると、毛むくじゃらだった足がびっくりするくらいにスベスベになっています。

8月2日はハーフパンツの日「パイナップル豆乳除毛クリーム」除毛動画♪  鈴木ハーブ研究所 2017/08/02



ムダ毛処理にはパイナップル豆乳除毛クリーム

除毛の有効成分

鈴木ハーブ研究所の商品紹介サイトによれば、除毛の有効成分は、チオグリコール酸カルシウム( calcium thioglycolate)だそう。体毛を構成する主要なタンパク質であるケラチンのジスルフィド結合をチオグリコール酸カルシウムが切断することにより、「拭き取れる」くらいに毛が分解されてしまうようです。ですから、「脱毛」しているわけではなく、「除毛」しているということ。

Depilatory is a cosmetic preparation used to remove hair from the skin on the human body. Currently, common active ingredients are calcium thioglycolate or potassium thioglycolate, which breaks down the disulfide bonds in keratin and weakens the hair so that it is easily scraped off where it emerges from the hair follicle. (A SHORT COMMUNICATION ON FORMULATION AND EVALUATION OF DEPILATORIES. International Journal of Pharmacy Review & Research Vol 3|Issue 2| 2013 |71-73. PDF 3 pages)

  • depilatory:脱毛剤、除毛剤

The bases also break the S-H bond on thioglycolate’s thiol group. Once thioglycolate’s proton leaves, its sulfur atom is free to attack the hair protein’s disulfide bonds. Break enough of those, and the hair degrades completely and can simply be wiped away. (How Hair Removers Get Rid of Unwanted Fuzz Creams. July 06, 2018 inchemistry.acs.org)

 

チオグリコール酸カルシウムの難点である不快な臭い

除毛成分『チオグリコール酸カルシウム』は特有のイヤな臭いがあるため除毛クリームを使ったことのある人には敬遠されがちでした。(中略)パイナップル豆乳除毛クリームは、分解を主としてコーティング技術をあわせて臭いを抑えています。(鈴木ハーブ研究所

The main side effect of hair removal products is the unpleasant smell, caused by sulfur in the thioglycolate chemical. (Calcium Thioglycolate Side Effects SHELLEY MOORE livestrong.com)

 

鈴木ハーブ研究所のパイナップル豆乳除毛クリーム

”ムダ毛にしっかり成分が浸透しないと、肌表面に毛根の黒いプツプツが残ってみえてしまいます。そこで浸透力に優れた成分を選りすぐりました。 この除毛クリームはムダ毛を分解しながら浸透し、大豆エキスに含まれるイソフラボンが働きかけ、肌を整えてツルツル肌を保ちます。”(♪しっかり除毛でお肌スベスベ♪ 鈴木ハーブ研究所


 

参考

  1. How Hair Removers Get Rid of Unwanted Fuzz Creams. Wax. Sugar. Lasers. C&EN gets to the scientific root of depilation (July 06, 2018 inchemistry.acs.org)
  2. The kinetics of disulfide bond reduction in hair by ammonium thioglycolate and dithiodiglycolic acid. J. Soc. Cosmet. Chem., 47, 49-58 (January/February 1996)(PDF)
  3. タンパク質分子の形を保つ 2007.3.29 ~ ジスルフィド結合をつくる ~ News@KEK このタンパク質の中のシステインが作るジスルフィド結合を利用した例として、美容院でかけるパーマがあります。髪の毛を作っているタンパク質、ケラチンにはシステインが多く含まれているので、たくさんのジスルフィド結合を作っています。このジスルフィド結合をいったん切って、髪の毛にくせをつけたままで結合させるのがパーマです。
  4. パーマのメカニズム パーマ剤1剤には還元剤が配合され、毛髪を軟化・膨潤させる働きがあります。2剤には酸化剤が配合され、ウェーブを固定する働きがあります。また、1剤と2剤の間には、必ず中間水洗を行うことが義務付けられています。
  5. Chemical depilatory (Wikipedia)
  6. Depilatory composition for removing hair from live human skin (US4121904A Google patent)