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ヒアルモイスト乳酸菌とは
ラクトバチルス・ガセリは、ヒト腸内乳酸菌の中の最優勢種の一種であり、ヨーグルトやサプリメント等の食品にも数多く使われている乳酸菌。”ヒアルモイスト乳酸菌”(ラクトバチルス・ガセリ N320株;乳酸菌N320株) は、日清食品グループが、皮膚の乾燥の緩和や、紫外線ダメージの緩和に効果のある乳酸菌の探索を行う過程で、保有している微生物ライブラリー約1,000株の中から発見した乳児由来の乳酸菌の株のひとつ。ヒト皮膚細胞にヒアルロン酸を産生させる働きが強く、また、色素細胞のメラニンの産生を抑える働きが強い株である。(参考:2018.10.22 日清食品ホールディングス;nissinhealth.jp)
ヒアルモイスト乳酸菌を含有する飲料が皮膚の乾燥を緩和する効果
皮膚の乾燥を自覚する成人43名が2群に分けられ、一方の22名は「ヒアルモイスト乳酸菌を含む飲料100mL (被験食)」、もう一方の21名は「ヒアルモイスト乳酸菌を含まない飲料100mL (プラセボ食)」を8週間飲用。この試験は2017年2月から5月の空気が乾燥しやすい時期に実施。その結果、被験食を飲用した被験者は、プラセボ食を飲用した被験者に比べて統計学的に有意に頬の皮膚水分量が増加(参考:日清;日本農芸化学会2018年度大会)。
「ヒアルモイスト乳酸菌」配合美容ドリンク 「ヒアルモイスト発酵液」
ヒアルモイスト発酵液の商品の特徴として、ヒアルロン酸を作らせるヒアルモイスト乳酸菌液を、1本 (50ml) の中に20,000mg配合(日清)。
ヒアルモイスト発酵液のモニターテスト
乾燥肌を自覚する100名のモニターが、2018年11月10日から1日1本ずつ「ヒアルモイスト発酵液」を試飲。試飲開始から10日目の時点で100名中96名の方から『変化を実感した』と回答(日清)。
日清食品 マーケティング部 ECグループ ブランドマネージャーの佐藤真有美さん(42歳)は、以前は毛穴が目立ち、肌表面の凸凹感やたるみも気になっていたそうですが、「飲み始めて7日目くらいから凸凹感が気にならなくなり、10日目には毛穴も目立たなくなってきました」とのこと(HAPPY PLUS ONE)。
参考(ヒアルモイスト発酵液)
- 新発売のご案内「ヒアルモイスト発酵液」(1月28日発売)(日清食品 2019.01.28)日清食品グループ独自の「ヒアルモイスト乳酸菌」を配合した美容ドリンク 「ヒアルモイスト発酵液」を2019年1月28日(月)に新発売 日清食品株式会社 (社長:安藤 徳隆) は、「ヒアルモイスト発酵液」を日清食品グループ オンラインストアで1月28日(月) 午前11時に新発売します。新発見! ヒアルロン酸を作らせる “ヒアルモイスト乳酸菌液” を20,000mg配合 10日間の集中で、内側からうるおいが生まれる 「ヒアルモイスト発酵液」は、1本 (50ml) の中に、ヒアルロン酸を作らせるヒアルモイスト乳酸菌液を20,000mg配合した、日清食品グループ初の美容ドリンクです。
- 日清食品グループ独自の「ヒアルモイスト乳酸菌」が、皮膚細胞にヒアルロン酸を作らせる効果と、皮膚の紫外線ダメージを軽減する効果を発見 (お知らせ 日清食品ホールディングス 2018.10.22)
- ヒアルモイスト乳酸菌(日清)
- 皮膚の乾燥の緩和(日清)
- 紫外線ダメージの緩和 (日清)
報道
- 異業種メーカーが美容市場に進出する理由(2019年5月8日 11時15分 プレジデントオンライン livedoorNEWS)1月、日清食品が10本4000円の美容ドリンクを発売し、話題となっている。カップヌードルの印象が強い日清食品がなぜ? と感じる人も多いのでは。
- 日清食品グループ独自発見の乳酸菌配合 “内側から潤いを作らせる”美容ドリンク誕生 (WWD 2019/4/3 (WED) 13:00) “内側からヒアルロン酸を作らせる”というまったく新しいアプローチのスキンケアを提案する。 … 「ヒアルモイスト発酵液」には、ヒアルロン酸を作らせるヒアルモイスト乳酸菌を、1本(50mL)の中に20,000mg配合。ドリンク1本の中身の約40%がヒアルモイスト乳酸菌の発酵液でできているぜいたくな配合量を、食品メーカーならではのノウハウにより手に取りやすい価格(1本400円)で実現した。
- 1000株を超える自社の微生物ライブラリーから「ヒアルロン酸を作らせる乳酸菌」を発見。その意外な企業とは?(HAPPY PLUS ONE 2月18日 9:00)皮膚関連のニーズの高まりから、皮膚細胞に働きかける乳酸菌の研究もスタート。その結果、日清食品グループの微生物ライブラリーの中からヒアルロン酸を作らせる乳酸菌を発見したのだそう。
- 日清食品グループから初の美容ドリンク(2019年1月28日 16:00 WWDジャパン news.line.me)日清食品は28日、同社初の美容ドリンク「ヒアルモイスト発酵液」(10本入り、4000円)を発売した。ヒアルロン酸の生成をサポートする独自の乳酸菌“ヒアルモイスト乳酸菌(ラクトバチルス・ガセリ N320株)”を配合。まずは自社通信販売からスタートし、2020年までには年間5億円の売上高を目指す。
- 日清食品HD、「ヒアルモイスト乳酸菌」に皮膚細胞にヒアルロン酸を作らせる効果と紫外線ダメージを軽減する効果を発見 (日本経済新聞 2018/10/22 17:10)
参考(日清食品)
- People 佐藤 真有美 2014年入社 物を作るところからすべてのマーケティングに関わりたいと思い、日清食品に飛び込みました。
- 売上のその先へ なぜ日清食品はファンを増やし続けることができるのか(ECzine編集部 中村 直香 2019/04/01 07:00)2016年に大幅なEC サイトのリニューアルを敢行し、今でも新規顧客が1年間で約10万人も増えているという日清食品。… できることは何かではなく、ベストだと思うことをやるためにはどうしたらいいのかを考えていきました。それに、お客様の期待を上回ることができなければ印象にも残らない。ですから、ちょっとやりすぎかなというくらい、サービスレベルを高めていったんです。
- 日清食品が新領域へ、サプリ事業を展開(業界インタビュー 健康創造メディア 2017)カップヌードルでお馴染みの国民的な食品メーカー、日清食品株式会社。2017年からサプリメント商品を続々とリリースしており、6月には美容向けサプリ「モイストフュージョン」や「DHA&EPA+ケルセチン」を、7月には「ライラ」の発売を開始した。日清食品が手掛ける新事業について、マーケティング部 新領域開発グループ主任の平島寛之氏に聞いた。