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杜撰な薬剤管理、ルール無視の常態化、東大医学部付属病院で薬剤取り違え事故 男児が死亡

  2017/01/31    医療過誤

以下、亡くなった男児の母親が公表したコメント 平成27年の薬剤取り違え事故による小児死亡事故について、調査報告書をマスコミに公表し、個人情報の部分を匿名化した調査報告書全文を貴院のサイトにアップすることを要望し、ようやく調査報告書の要旨が公表されました。  同病院では、薬剤の管理がずさんで、病棟内の内服ルールが看護師個人の裁量に任されていて、調剤されてから一度も誰のチェックも受けずに投与されていました。  また、投薬ミスが起きた時、夜勤看護師のうち少なくとも2名がルールを遵守していなかったことがわかり、これが特別なことではないこともわかりました。  同病院にはインシデントが度々有り、本件被害小児についても比較的大きなインシデントがありました。しかし、病棟には、結果的に患者への大きな影響が無ければインシデントを問題としない雰囲気があり、具体的な対応はなされていませんでした。  そのような背景事情が、今回の投薬ミスにつながったと考えます。  誰もが被害者となり得る状況にあったことから、これは被害小児と遺族の問題にとどまらない公の問題と考えます。  もちろん、医療従事者個人への感謝の心が薄れることはありませんし、投与ミスを犯した医療従事者を責めるつもりもありません。ただ、実効的な再発防止策がとられ、今後同様の事故が繰り返されないことを願います。  調査報告書には、再発防止に着手したと書かれていますが、具体的に実行したこと、検討したことを、サイトで公表していただきたく要望します。 (引用元:東大の薬誤投与で遺族「再発防止の公表を」 産経ニュース2017.1.31) 以下、東京大学付属病院が公表したコメント 経管注入薬剤の取り違えによる誤注入事故の公表について 2017年01月31日  当院に入院中の患者様の胃管(※1)に、誤って別の患者様の内服薬を注入する事故が発生しました。患者様は重篤な病状にあり治療中でした。薬剤の取り違え注入事故(以下、今回の事故といいます。)があり、その翌日にお亡くなりになりました。  この度、ご家族のご同意をいただきましたので、ここに公表致します。 1.誤注入の経緯について  患者A様は、多臓器の障害があり、予断を許さない全身状態で入院治療中でした。点滴と人工呼吸器管理が必要で、内服薬は胃管から、カテーテルチップ型注入器具(※2)(以下、注入器具といいます。)を用いて注入していました。  平成27年、看護師Cが、薬剤注入の準備のため、患者A様の内服薬(散薬)をノートパソコンの内服薬指示画面で確認し、溶解して注入器具に調製しました。患者A様の氏名を記した後、患者A様の内服薬準備用ケース(以下、内服薬ケースといいます)に入れて作業台の上に置きました。注入の時間となり、患者A様の内服薬ケースを取り上げましたが、他の患者様の処置や病棟にかかってきた電話への対応のために作業を中断しました。この時、別の患者B様の内服薬ケースの近くに患者A様の内服薬ケースを置いてしまいました。患者B様の散薬は別の看護師が調製し、その注入器具には患者氏名が記されていませんでした。  看護師Cは、作業の再開時に、誤って患者B様の内服薬ケースを取り上げ、患者A様の病室に向かいました。患者A様は、感染症のため個室に入院中であったため、ノートパソコンによる内服薬指示確認を病室前で行いました。その際、別の看護師が用意した内服液の注入器具については、指示と注入器具の氏名を照合確認しましたが、自分で調製したつもりでいた散薬の注入器具(取り違えたもの)については確認しませんでした。さらにベッドサイドでも氏名の確認を行わないまま薬剤を注入したため、誤注入となってしまいました。 2.薬剤の誤注入が病状に与えた影響と再発防止について  事故発生後、直ちに病院長が外部委員を含む事故調査委員会を設置し、薬剤の誤注入が患者A様のご病状に与えた影響、及び事故原因の分析と再発防止対策を検討しました。  誤注入の後、時間的な経過で無尿、血圧低下が起きたことから、今回の薬剤の誤注入が、患者A様がお亡くなりになったことに関して、何らかの影響を与えた可能性があると考えられました。一方で、血圧低下は誤注入前からしばしば認められていたという経過もあるため、患者A様がお亡くなりになったことにどの程度の影響を及ぼしたかという点についての医学的な判断は困難でした。  しかし、影響の程度のいかんにかかわらず、薬剤の取り違えによる誤注入という今回の事故は極めて重大であり、病院として深く反省しなければならないという認識に立ち、速やかに再発防止に着手しました。  今回の事故の直接的原因は、業務中断後の作業再開時に内服薬ケースを取り違えたことですが、誤注入を防げなかったことは、内服薬の準備や注入時に行うべき院内のルールが徹底できていなかったことに加え、内服薬管理や看護師の業務環境などの診療業務上のシステムに要因があったという事故調査委員会の指摘を真摯に受け止め、組織として改善に取り組みました。具体的には、内服薬に関するルール(注入器具への記名、薬剤注入直前の本人確認用バンドでの患者確認など)の周知徹底、内服薬の管理環境の整備(内服薬ケースの患者氏名の視認性の向上など)、看護師の業務負担の軽減(看護師の増員、看護師が病棟で調製する薬包数を減らすための多職種(※3)での検討、処方に複数の薬剤がある場合に薬剤部で予め服用時点ごとに1つの袋にまとめることの推進など)を実施しました。また、重大事故発生時の連絡体制や職業倫理に関する職員教育を、研修会やe-learning(※4)により実施すると共に、内服薬(散薬)のバーコード管理システム(※5)を導入することとし、そのための医療情報システムの仕様書策定を行いました。内服薬に関するルールや緊急時の連絡体制などの職員教育については、今後も継続的に実施して参ります。 3.病院長のコメント  まず、お亡くなりになった患者様のご冥福をお祈り致しますと共に、今回の事故により多大なご迷惑、ご心労をおかけした患者様とご家族に深くお詫び申し上げます。事故調査委員会の指摘事項を真摯に受け止め、病院全体で改善の取り組みを今後も続けて参ります。 付記  ご家族のご意向で、疾患名や発生月日、診療科等を含めここに記載した以上の詳細は公表致しません。 補注  用語の説明は以下の通りです。 ※1 栄養や薬剤などを胃に届けるため、鼻から挿入して先端を胃の中に留置する管のことです。 ※2 胃管から薬剤を手動で注入する際に使用する、注射筒に類似した形態の器具のことです。注射針を付けたり点滴用の管に接続して使用する通常の注射筒とは、先端の形状が異なります。 ※3 ここでは、医師、看護師、薬剤師など連携して診療に携わる複数の職種の総称として用いています。 ※4 ここでは、病院内の情報端末を利用して職員が学習することを指しています。 ※5 ここでは、薬剤を準備する際に注入器具にバーコードラベルを貼付しておき、注入する直前にバーコードを読み取る機器を用いて患者様の本人確認用バンドと照合することで、別の患者様の薬剤の誤注入を防ぐしくみのことです。 (引用元:東大病院)

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日本の科学を考えるガチ議論(scienceinjapan.org)が閉鎖?リニューアル?「研究は、結局、最後は人である」再掲

  2017/01/30    科学行政

日本の科学研究に関する問題提起などを行っていた「日本の科学を考えるガチ議論(scienceinjapan.org)」にアクセスできなくなりました。一時的なものなのか不明です。このウェブサイトの中で自分が一番共感を覚えた記事が、「研究は、結局、最後は人である」(キャッシュ)でした。この記事が失われるのは惜しいので、キャッシュの内容をここに転載します。研究力の要となるのは「人」であり、有能なポスドクらが使い捨てにされる今の研究システムを改善しない限り、日本の競争力は低下の一途を辿るだけでしょう。博士課程への進学を回避する大学生の神経は極めてまっとうであり、ポスドク使い捨てシステムを改善せずに、理系離れ解消、リケジョ増加などの政策を進めるのは無責任だと思います。以下、転載。   2015.11.05  pickup 研究は、結局、最後は人である 質問1 – 現在の日本のサイエンスにおける問題は何だと思いますか。 日本のサイエンスと言ってもよく分かりませんが、平均的な研究者の一人としては、問題はキャリアパスが崩壊していることではないかと思います。それが研究自体にも大きな影響を与えています。キャリアパスとは、それを職業として自分や家族が安定した生活を送る未来が描けるかどうかということですが、それが非常に厳しくなっています。私は自分の子供には研究者を職業として勧められません。 学問としての自然科学において、発想の自由さ、多様性は本質的に重要です。複数の著名な生物学者と潤沢な資金を誇る某機関を巻き込んだ昨年の騒動の後に大村智さんが今年の医学生理学賞を受賞されたことも、私の目には象徴的に映ります。何が本質的に大切であり守らなければならないことであるかを、改めて指し示していると思うからです。 結局、最後は人です。人に投資すべきなのに、それを減らして消耗品を買わせているのが現状だと思います。間違っています。 質問2 – その原因は何だと思いますか。 競争させるべきではない局面(≒本来運営交付金とすべきところ)まで競争させるようになったことではないかと思います。 なぜそうなったかと言うと、ビジョンが無かったからです。何でもかんでも競争させておけばいいというのは、ビジョンでも何でもなく、国の科学研究施策を考える立場の人間としては責任の放棄です。 研究には自由な発想と自由な資金が必要です。しかも、その資金は特に若手にはそんなに多く額の資金は必要ありません。現状は、若手に限らず自由な発想と言うより如何に短期に確実に論文に出来るか、目立つか、という方向に流れているように思います。多くの研究者にとって、なかなか学問と向き合って悠長にやってる時間はなくなって来ています。 なぜそうなるかと言うと、それが評価されるからです。即ち、問題の本質は評価法に行き着きます。 様々な研究領域があり、様々なアプローチがあり、様々な研究者が居る、その多様性の全てをサポートすることは出来ませんが、ある程度のバランスが必要なんだと思います。今はそれが極端に偏っていて、その弊害が論文数という形で誰の目にも明らかに生産性に反映されるまで深刻化してしまった、ということだと思います。 質問3 – 改善するためには、まず誰が・何をするべきだと思いますか。 私の理想に近い形は、ポストは終身個人に与えられて、条件が合えばそれをどこにでも持って行けるというフランスのシステムに似たものです。終身雇用と人材の固着は、実は切り離すことができます。終身雇用への転換に伴う財源に関する批判に対して、現状でも出処が違うだけで支払われているという指摘もあります。また、「安定性と競争性を担保する日本版テニュアトラック制度」では、最低限の給与を公的機関(国)が保証し、自ら獲得した研究費の間接経費からも加算する方法が提案されています。これは現在の仕組みを変えて行く具体的な方法の一つであると思いますが、私自身は公的機関の研究職は国家公務員資格と同等なものとして扱う仕組みがあればいいと思っています。 また、現在科研費の採択率は25%前後だと思いますが、本来優劣などつけられない研究に順位をつけるなど思い上がりも甚だしいといつも思っています。一定の基準を満たしていれば全て採択し、SとかAとか一部に集中する予算を減らすのが良いです(バランスですが)。研究費の持続性については、これまでにも提案されているような評価によってゆるやかに額が変動する安定した基盤的研究費は良いアイデアだと思います。 しかし、そんな考えは、現状発言力を持ち予算を取っている一部の人たちからすれば都合がよろしいはずがありません。では、誰が? 昨年の騒動で、日本分子生物学会は規模も大きく領域も近かったこともあり、積極的な役割を果たせたと思います。前会長の功績です。他に中立的な立場で科学政策に対する意見が言えそうだと思った日本学術会議は、全く役立たずでした。今後、日本の科学研究施策を少しでも研究者のアイデアの多様性を確保するという方向に動かすために、大多数の研究者の声を文科省の役人に分からせる仕組みが必要だと思います。現在発言力を持つ人たちではなく大多数の研究者の声を反映させること、が肝要です。分生のような組織が母体になって日本研究者会議のようなものが役人を教育する、という感じになって欲しいです。教授だけではなく、准教授、講師、助教がそれぞれの比率に応じた発言権を持つような組織です。 今は国の無計画なポストドク施策のために需要と供給のバランスが狂っていますが、本来なら民間を含めポストの数に応じた学生を育てるか、或いは学生の数に応じたキャリアパスを責任をもって用意すべきでした。そういう責任を直接的に負っていたのは誰かと言うと、国ということになるのでしょうか。しかし、数年ごとに交代する事務次官や政治家では、学問にとって何が大事なことなのか理解出来ない、そういう何も分からない人たちを相手にしているということを深く考えるべきかと。 国立大学准教授(任期制のため匿名希望) ーー以上、日本の科学を考えるガチ議論(scienceinjapan.jp)「研究は、結局、最後は人である」(キャッシュ)からの転載ーー 関連記事 日本の科学研究の問題点~ブラック企業のような構造と研究者が抱える雇用不安~   更新 20170202 日本の科学を考えるガチ議論のURLを訂正(正しいURLはhttp://scienceinjapan.org/)

アカデミアの中のセクシャル・ハラスメント ~ いかにして身を守るか

今まで尊敬していた大学教員など目上の人による突然の行動に、驚きや恥ずかしさから、咄嗟に断ったり、「やめてください。」と言うことが困難な場合があります。また、羞恥心のために人に相談できず、自分の感じ方がおかしいだけではないかなどと一人で悩んでしまうかもしれません。教授は研究室において絶対的な権力を持っていますから、自分の学位、職がその教授の意志次第という弱い立場におかれた学生、研究員、秘書にしてみれば、教授の意に反する行動をとることは非常に困難でしょう。また、加害者が徐々に言動をエスカレートさせていった場合に、被害者が拒絶するタイミングを逸してしまい、被害が大きくなることも考えられます。   指導や業務の連絡メールに「今日2人で食事でもどう?」と書かれている (東京大学 ハラスメント相談所 相談できること セクシュアルハラスメントに関すること) 「なんだかいやだな、と思ったら、それはあなたの安全センサーです。」 (東京大学ハラスメント相談所) 論文指導を受けにB教授の研究室を訪ねたところ、不意に身体を触られたため「やめてください」と言うとB教授は「ごめん、ごめん。でもそんなに冷たくされると指導しにくいな」と言った。 (東京大学 セクシュアル・ハラスメントのないキャンパスに向けて ハラスメント相談所 2005.3.18 【ケーススタディ】(裁判やセクシュアル・ハラスメント防止の冊子などを参考に作成)) 修士論文に向けた研究の相談をしようと教授に面談を要求したときのことです。教授から「夜8時に私の研究室に来なさい」というメールが入りました。… 研究室に行ってみると、教授が一人で待っていました。… 「腹が減ったから、晩ご飯を食べに行かないか」といきなり誘われました。… 教授からのせっかくの誘いは断れず、一緒に食事に行くことになりました。 (大学院でのハラスメント セクハラに苦しめられる院生・救ってくれない大学) 教授の中には、露骨に「君には今度の学会で論文を発表させてあげよう」とか「君をどこそこの研究機関に紹介してあげよう」などと甘言をもちいて性的な誘いをするケースがあり、これを学生が拒否すると、その後全然指導をしてくれなくなったり、研究テーマをもらえなかったり、今までの態度をひるがえし、研究内容について罵倒される、などの不利益をこうむるケースがありえます。 (助けて!教授がセクハラをしてきます。All About 2008年08月27日) 職場でヌードカレンダーを置いていた先輩にそれをやめてほしいと伝えたことがあります。みんなの前で言うと先輩も気まずいだろうと思ったので、廊下で偶然二人になったときに「やめてもらえませんか?」と言いました。「え、なんで?」と聞き返されましたが、あえて「セクハラですよ」という言い方はせずに「私はああいうのは苦手なんですよ」と言ってみました。先輩は納得したわけではなかったようですが、それからカレンダーは撤去してくれました。 (京都外国語大学 人権教育啓発室 カウンセラーからのアドバイス)   セクシャル・ハラスメントの加害者は、自分の行動に対して、被害者が拒絶する態度をとらなかった場合に、それを同意したと勝手に解釈してしまい、自らの行為がセクシャルハラスメントと認定され得ることを自覚していない場合があります。 セクハラ加害者の認識のズレ ある加害者は、被害者にむかって「何でこれがセクハラになるのか本当にわからないのです。教えてください」と聞きました。これって、交通事故を起こした加害者が、悲しんでいる遺族に向かって「交通ルールがわからないから教えて」と要求するようなもので、非常識きわまりないものなのですが、セクハラやアカハラする人はストーカーなど性犯罪者と同じで、自分が間違っているとは夢にも思っていなかったりします。(相談組織の委員に任命されたら セクシュアル・ハラスメントの相談組織の委員になってしまった人のためのページです) セクハラの男性のハラッサー側にとっては、「触ったのではなく、手をおいただけ」という軽度な認識をしているときが多々あり、このような認識の行き違いがセクシュアル・ハラスメントの根本的な問題となっていることが説明されました。…. ハラッサーと被害者の間に上下関係が存在する場合、被害者側は、何も発言することができず、ただ黙っていただけであるにも関わらず、「合意」したと解釈されてしまうそうです。(学内委員研修「大学におけるセクハラの防止と対策」を開催しました 大阪市立大学助成研究者支援室  平成27年10月28日) 男性の上司が女性の部下を食事に誘ったとします。女性は「上司と二人で行くのは嫌だな」と思いながらも、上司に誘われたら断われないと生真面目に考えたり、何回断ってもしつこく誘われるので、断り切れずに誘いに応じることがあるんですよね。…自分が50代の既婚者なのに、20代の独身女性と恋愛できる、好かれていると考えるのは、普通はあまりないことですよね。…セクハラは個人対個人の男女関係のもつれなどではなく、上下関係を利用した行為ですから、職場環境の問題だという意識を皆が持つ必要があります。(LINEのハートスタンプを「好意」と勘違い 「疑似恋愛型セクハラ」はなぜ起きる? 弁護士ドットコム 2016年07月24日) 大阪高判平24. 2. 28 キャンパス・セクハラ事件  本件は,私立大学教授X(加害者男性原告・被控訴人)が同じ大学に勤務する(移籍まもない)准教授A(訴外被害者女性)に対して行なったセクハラをめぐって,Y大学(雇用主被告・控訴人)から減給処分を受けたところ,X がセクハラの事実はないと主張して,懲戒処分の無効を訴えた事件である。第1 審では,セクハラは認められないとして,懲戒処分無効が確認され,X が勝訴した。Y 大学が控訴した本件第2 審ではY …

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文部科学省が天下りを斡旋

  2017/01/22    Uncategorized

報道 NHKが入手したのは、文部科学省が元高等教育局長の天下りをあっせんしたことを隠すため、関係者の口裏合わせ用に作成した想定問答の文書です。文部科学省は、今回、元局長の天下りを直接、早稲田大学に打診していましたが、想定問答では、実際とは逆に大学側が受け入れを希望し、かつて大学に在籍した文部科学省のOBが仲介したことにしています。(天下りあっせん 文科省が隠蔽工作 口裏合わせ文書入手 NHK NEWS WEB 1月23日 19時21分) 文部科学省は23日、組織的に行われていた再就職あっせんの全容解明に着手した。現役の職員約2000人と、天下り規制が厳しくなった平成21年以降に大学などへ再就職したOB約200人を調査対象とする方針だ。内閣府の再就職等監視委員会の指示で新設した再就職等問題担当室が、3月末までに結果を報告し、違法な天下りの再発防止策を定める。(【文科省天下り斡旋】天下り問題で2千人超調査 3月末までに報告 産経ニュース 2017.1.23 15:11更新) 文科省によると、退職後2カ月未満に学校法人に再就職した同省元職員は23年からの5年間で吉田氏を含め42人。このうち、大学の教授や准教授になったのは9人で、うち7人が退職翌日に再就職していた。(【文科省天下り斡旋】退職翌日に再就職14人、過去5年間で 在職中の求職活動横行か 産経ニュース 2017.1.22 20:19更新) 国家公務員の再就職を支援する政府の「官民人材交流センター」を利用した文部科学省の職員が、2008年のセンター発足以降、一人もいないことが関係者への取材で分かった。 文科省の天下りには人事課中心の「現職ルート」と人事課OBによる「OBルート」の2系統があったことが政府の再就職等監視委員会の調査で判明しており、センターを使わず省内で再就職をあっせんしていたとみられる。(文科省 再就職紹介、利用ゼロ…独自ルートで天下り 毎日新聞 2017年1月22日 08時30分(最終更新 1月22日 10時53分)) 監視委は、文科省が同法違反を免れるために再就職あっせんシステムをつくったと認定したが、男性は「国から言われてやったわけではない」と、自身が退職後に関わったあっせんへの同省の組織的な関与を否定した。(天下りあっせん「人助けだった」 文科省OBが証言朝日新聞デジタル 2017年1月22日03時08分 菅野雄介) 文部科学省が国家公務員法に違反し、前局長の早稲田大学への「天下り」を組織的にあっせんした問題で、前局長が早大に再就職する3日前、文科省人事課が同省の関与を早大に口止めしていたことがわかった。当時は内閣府の再就職等監視委員会の調査は始まっておらず、文科省は法律違反を認識しながら、あっせんに関わったとみられる。(前局長再就職直前、文科省が関与隠すよう依頼 早大に Yahoo!Japanニュース/朝日新聞デジタル 1/21(土) 21:28配信) 「ある関西の私立大は天下りをめぐって文科省と揉め、補助金をカットされて潰れたなんて噂もあるほど。ウチの事務局長は年収1500万円を超えますが、それで億単位の補助金につながれば安いものでしょう」(次官辞任では終わらない 文科省天下り大学&補助金リスト 2017年01月21日 09時26分 日刊ゲンダイDIGITAL @niftyニュース) 文科省から天下りを受け入れる理由について、都内の私大の理事は「今の私立大は行政の援助なしに経営が成り立たない。その上、私学への補助金は大学や研究によって重点配分する傾向がでてきている。そのときに文科省のOBがいるかどうかでは大きく違う」と指摘。中部地区の国立大関係者は「各大学は補助金を減らされたり、新学部設置の際などに、文科省の嫌がらせを受けないよう、天下り職員を使い、政府や文科省の意向を探っている」と話す。(大学再就職 5年で49人 文科省天下り問題 東京新聞 TOKYO Web 2017年1月21日 朝刊) 政府の再就職等監視委員会が文科省による職員らの再就職のあっせん行為10件について、国家公務員法違反と認定した。…公務員による他の職員らの再就職あっせんや、利害関係のある企業・団体に対する在職中の求職活動は国家公務員法に違反する。…国家公務員法は07年、官製談合事件などを機に改正され、天下り規制を厳格化した。監視委は、文科省に規制をすり抜ける目的があったと断じた。(文科省天下り 組織的あっせんの解明を急げ 読売新聞 社説 YOMIURI ONLINE 2017年01月21日 06時01分) 会見で鎌田学長は、吉田氏を採用した経緯について「高等教育に関する高い知見を有していて、本学の教授にふさわしいと判断し、採用を決定しました。この採用は『再就職の規制に抵触せず、正規の採用手続きが退職後に開始されたものであれば問題ない』という文部科学省の人事課の見解に基づいて進めたものです」と説明しました。(文科省天下りあっせん 再就職の早稲田大教授が辞職 NHK NEWS WEB 1月20日 17時11分) 教育をつかさどる官庁として恥を知るべきだ。…まさか、文科省と私大は利害関係にはないと思ってはいまい。国から多額の助成金が支払われている。(【主張】文科省の天下り 大学を役人天国にするな 産経ニュース 2017.1.20 05:02更新) 人事課はこのOBに退職予定者らの情報を提供。同省職員が大学との会議や講演などの場で「経営改善に役立つ人材が欲しい」などと非公式に求められた情報もOBに伝え、マッチングを委ねていた。こうした仲介は国家公務員法改正で再就職規制が厳しくなる前の08年末まで人事課が行っており、09年ごろからOBが担うようになった。 …

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aかtheか無冠詞か?理詰めで学ぶ、正しい冠詞の選び方  グレン・パケット著『科学論文の英語用法百科』第2編 冠詞用法

日本人が英語で論文を書くときの壁のひとつが、正しい冠詞を選べないことです。辞書で可算名詞か不可算名詞か調べても、まったく解決しません。抽象名詞が文脈によって可算名詞として使われたり、修飾語句によって冠詞の選択が変わる可能性があるからです。「なぜここではこの冠詞なのか」とアメリカ人の研究者に聞いても、「なんとなく」という答えしか返ってこなくて、もやもやが残るだけです。冠詞の選択を誤ると文の意味が変わってしまうことが多く、論理が一貫しない読みにくい原稿になります。しかし、そんな日本人の冠詞の悩みを解決する、福音書とでもいうべき教科書がついに刊行されました。 グレン・パケット氏が『科学論文の英語用法百科 第1編 よく誤用される単語と表現』を世に送り出したのが2004年。それから実に12年もの歳月を経て、2016年に「科学論文の英語用法百科」待望の第2編が刊行されました(全5編の予定)。第2編「冠詞用法」は、書籍タイトル通り、一冊まるまる300ページが冠詞の選び方の説明に費やされています。 ネイティブなら自然に身につけてしまう正しい冠詞の選び方のルールを徹底的な理論的考察により炙り出し、悩める日本人研究者にそれを伝授するという、実に野心的かつ教育的な本です。 冠詞用法は、正式な指導を受けるとしても僅かなものにすぎないのに、ネイティブ・スピーカーはどうにかほとんど全ての人が完璧な直感的な理解を得る。… 上述のように冠詞の特殊性を認識した結果として、冠詞用法の理論を科学的理論と同様に構築することができるということに気付いた。…当然、英語における冠詞用法を説明する理論は他にも組み立てられ、異なった個人的観点から築かれた理論はどれも内容に多少の差異があるものとなるだろう。しかし、慎重に組み立てられたものであれば、そのいずれの理論でも、ネイティブ・スピーカーに共有される同一の直感的な理解に基づくため、冠詞用法についての帰結が必ず一致するという意味で同等のものでなければならない。…英語の場合は、冠詞があるため、日本語では普段示されない情報が各名詞に対して必ず示される。冠詞により名詞の意味するものがことごとく一定の形を持つかどうか、また特定、唯一、包括的などであるかどうかについて明確な情報が伝えられる。…原文を日本語として読むときは内容について何の違和感も感じないが、英語に訳そうとすると、初めて文章中に(英語から見れば)意味が曖昧な名詞があることに気付く、ということがしばしばある。その名詞が特定のものを意味しているのか、任意のものを意味しているのか、ある種類やある範囲内の全てのもの、あるいはその一部のみを意味しているのかなど、ということが判断できないわけである。また、その情報が文脈からでも分かり得ないことは少なくない。その多くの場合、訳文での冠詞用法を誤らないためには文献を調べる必要がある。…冠詞用法の基礎となるロジックをしっかり学習した上で、たくさんの用例を対象にそのロジックを熟考すると、冠詞の正しい使い方は徐々に直感的に理解できるようになる。本書が提供する指導はまさにそういった学び方を可能にするものである。 (前書きより) 参考 『科学論文の英語用法百科』とは(京都大学学術出版会) パケット道場~初級アカデミック英語講座~  (エナゴ学術英語アカデミー):パケット道場記事一覧 Paquette道場(phpBB掲示板)

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御嶽山噴火による犠牲者の遺族が国と長野県を提訴へ

  2017/01/17    自然災害

2014年(平成26年)9月27日11時52分に長野県と岐阜県の県境に位置する御嶽山が噴火し、登山者ら58名の死亡が確認され5名が行方不明のままです。この噴火で亡くなった5人の遺族が、国と県に対し総額1億5000万円の損害賠償を求める訴えを今月25日に起こすことがわかりました。 気象庁などは噴火前の2日間にわたって1日50回以上の火山性地震を観測していたにもかかわらず、噴火前に噴火警戒レベルを引き上げなかったこと、山頂付近に山頂周辺などに設置していた3つの地震計のうち2つが故障していたにもかかわらず故障を放置していて精度の高い観測ができなかったことが、提訴の理由として挙げられています。 気象庁のデータをみると、噴火に先立ち、2014年9月に入ってから地震の回数が増加している様子がわかります(下図)。 (図:気象庁作成のグラフを着色し(1、2段め)、重ね合わせた(3段目)) 参考 気象庁ホーム > 各種データ・資料 > 火山観測データ > 御嶽山の火山観測データ 2014年の御嶽山噴火 (ウィキペディア) 御嶽山噴火災害で遺族が国と長野県を提訴 「国は警戒レベル上げず」「県は地震計の故障を放置」(産経ニュース 2017.1.17):”58人が死亡、5人が行方不明となった平成26年9月27日の御嶽山噴火災害で、噴火前に噴火警戒レベルを引き上げず、山頂付近の地震計の故障を放置して適切な観測を行う義務を怠ったとして、長野県内外に住む5遺族が国家賠償法に基づき、国と県に総額1億5千万円の損害賠償を求める訴訟を長野地裁松本支部に起こすことが17日、分かった。” 御嶽噴火、5遺族が国・県を賠償提訴へ 「警戒レベル不適切」(日本経済新聞 2017/1/17):”58人が死亡、5人が行方不明となった2014年9月の御嶽山の噴火災害で、5遺族が国家賠償法に基づき、国と県に総額1億5千万円の損害賠償を求める訴訟を長野地裁松本支部に起こすことが17日、遺族らへの取材で分かった。” 御嶽山噴火の遺族 国と長野県に損害賠償求め提訴へ(NHK NEWS WEB 2017年1月17日):”58人が死亡、5人が行方不明となった3年前の御嶽山の噴火災害で、亡くなった5人の遺族が、噴火前に噴火警戒レベルを引き上げなかったほか、山頂付近にある地震計の故障を放置していたとして、国と県に対し総額1億5000万円の損害賠償を求める訴えを起こすことになりました。” 御嶽山噴火で遺族が提訴へ 国と県に1億5千万円請求朝日 (新聞DIGITAL 2017年1月17日):”2014年9月27日に起きた御嶽山(長野・岐阜県境、3067メートル)の噴火災害をめぐり、死亡した登山者5人の遺族が、国と長野県を相手に総額1億5千万円の支払いを求める国家賠償請求訴訟を起こす。”

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2017年度大学入試センター試験:問題と解答の速報、自己採点自動計算ツール

  2017/01/15    大学入試

2017年度大学入試センター試験が、1月14日と15日の2日間にわたって行われました。 1日目 地理歴史 9:30~11:40(2科目選択の場合) 世界史B、世界史A、日本史B、日本史A、地理B、地理A 公民 9:30~11:40(2科目選択の場合) 「現代社会」、「倫理」、「政治・経済」、「倫理、政治・経済」 国語 13:00~14:20 英語 15:10~16:30、17:10~18:10 英語、リスニング 2日目 理科① 9:30~10:30 物理基礎、化学基礎、生物基礎、地学基礎 数学① 11:20~12:20 「数学I」、「数学I・数A」 数学② 13:40~14:40「数Ⅱ」、「数Ⅱ・数B」 理科②:15:30~17:40(2科目選択の場合) 物理、化学、生物、地学 問題と解答・開設の速報サイト 東進 大学入試センター試験解答速報2017 [センター試験自動採点] 河合塾 2017年度大学入試センター速報 代々木ゼミナール 2017年度大学入試センター試験速報 毎日新聞/ベネッセ・駿台  大学入試センター試験(2017年度) 問題・解答速報 ベネッセ・駿台 データネット実行委員会 2017年度大学入試センター試験の分析・講評 [自己採点計算ツール] 城南予備校 大学入試センター試験 解答・解説 日本経済新聞/河合塾 大学入試速報2017 Z-KAI 大学入試センター試験 分析速報 平成29年度本試験の正解 大学入試センター パスナビ 旺文社 2017年センター試験解答速報  

黄禹錫(ファン・ウソク)博士 「自分のせいで崩れたところにレンガを改めて積む心情で生きている」

黄禹錫(ファン・ウソク)博士は、体細胞由来のヒトクローン胚から胚性幹細胞(ES細胞)を作製することに成功したとして、2004年と2005年にサイエンス誌に論文を出しました。 Woo Suk Hwang et al., Evidence of a Pluripotent Human Embryonic Stem Cell Line Derived from a Cloned Blastocyst. Science  12 Mar 2004:Vol. 303, Issue 5664, pp. 1669-1674 DOI: 10.1126/science.1094515 Woo Suk Hwang et al., Patient-Specific Embryonic Stem Cells …

理研が研究者の無期雇用枠を拡大へ

読売新聞が報じたところに拠れば、理化学研究所は任期付き研究者を無期雇用に転換する制度を4月から導入することを決めました。PIだけでなく一般の研究者にも適用されるようです。 報道 理研、終身雇用を4割に…「任期付き」から選抜 (YOMIURI ONLINE 2017年01月08日):”日本最大級の研究機関・理化学研究所(理研)は、60歳の定年まで働ける長期雇用の研究者を、将来的に全体の4割に増やす方針を決めた。” ネット上の反応 これは大変化ですね。准主任研究員(113番元素の森田さんとか)は任期付研究員しか雇えないとか、プロジェクト型の研究センターは全員任期付だったのに。 / 理研、終身雇用を4割に…「任期付き」から選抜 : 読売新聞 https://t.co/CD3HJuaHgo — Dr. Roy Ich-Meyer (@ichimiyar) 2017年1月8日 そもそもがなんのために任期付の研究者を増やしたのか、そしてなぜその方針を修正するのか、それらが語られなければ「定見に欠く」との批判が不可避であろうぞ。 / 理研、終身雇用を4割に…「任期付き」から選抜(読売新聞) https://t.co/UR2FU33WQz — 念波 (@nennpa) 2017年1月8日 研究者の受け皿は社会的にあまり無いことが明らかになってしまいましたからね。厳しくしすぎると志す人がいなくなる? >理研、終身雇用を4割に…「任期付き」から選抜(読売新聞) https://t.co/1CZanprmrO #Yahooニュース — net2ml (@net2ml) 2017年1月8日 理研、終身雇用を4割に…「任期付き」から選抜(読売新聞) – Yahoo!ニュース https://t.co/R4eKP0TfAM #Yahooニュース …

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2017年1月19-20日大阪でアダルトVRエキスポが開催

第3回目となるアダルトVRエキスポが、2017年1月19-20日に大阪で開催されます。18歳以上が対象で、入場には事前に購入したチケットおよび身分証明書が必要です(ADULT VR EXPO 2017ウェブサイト)。第1回目は2016年6月12日の「アダルトVRフェスタ01」で、当日来場者が殺到しすぎて即中止に。第2回目は事前申し込み制になり、「アダルトVRエキスポ2016」として、8月27日に開催されました。 アダルトVRエキスポ2017 in 大阪の展示内容の紹介(ADULT VR EXPO 2017ウェブサイトより) milking VRは牛になって乳を絞られるコンテンツです。 TMA Gear VRを使用し実写アダルトVRコンテンツ(3D)のデモンストレーションを行います。 Kiiroo OnyxとKiiroo Pearlは世界のどこからでもあなたの恋人を感じることができる革命的な性の最新デバイス。 白濁プロジェクト スマホVRでリアルに体験。 女優の吐息、喘ぎ声を触覚で感じるデバイス、オナシス。 ポルノズ-立体音響×VR 音声作品サークル「シロクマの嫁」様とコラボし、シロクマの嫁様の音声作品をVR化しました。 自立支援センターむく 「視線入力センサーを使い、マウスやキーボードを全く使用しないで パソコン画面のアダルトコンテンツを操作します。目の動きだけで、写真のスライドと音声再生などが行えます。手や足など全く使わないので、新感覚での操作は驚異的です。 VRG V&R Planning 安達かおる監督とまさかのVRコラボ撮影。 Kiirooの共同創業者が、離れた二人が互いを感じることを可能にするデバイスの原理と使い方を解説。 TEDxVienna talk about Virtual Intimacy モニターとしてネット上で引き合わされた初対面の女性と男性がこのデバイスを実際に使ってみたときの反応。 The Digital Love Industry (Full Length)   参考 …