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研究プレゼンテーションの極意

大学院生や研究者が必ずやらなければならないこと、その一つが研究成果の口頭発表です。ちゃんとカリキュラムを組んでプレゼンテーションのやり方を教えている大学院は少ないため、博士号を取ったあとでも自分のプレゼンに自信が持てずに悩む人が多いのではないでしょうか? そこで、プレゼンをどう組み立てるか、どうしゃべるかということに関して参考になるネットの記事などを紹介します。英語での発表にはそれなりの難しさが伴いますが、トークをいかに組み立てるかということに関して言えば、英語と日本語による違いはありません。 学会発表やセミナーでのトークにはある程度決まった型というものがあります。挨拶、背景の説明、仮説やキークエスチョンの提示、実験方法の説明、実験結果、結論、まとめ、将来展望といったことです。しかし、これらを順序良く無難にこなせばプレゼンが成功するかというと、そうとも限りません。では、研究者のプレゼンにおいてもっともっと大事なことは何でしょうか? 日本でプレゼンの達人といえばこの人、ジャパネットたかたの(元)社長の高田さんのプレゼンが非常に参考になるそうです。 ジャパネットたかた社長に学ぶ学会発表の極意(こんどうしげるの生命科学の明日はどっちだ!?) 内容を簡単に紹介すると、 極意1:対話による共感の成立:学会の聴衆や査読者が疑問を感じそうなところで、自分で突っ込みを入れて、それに答える。 極意2:研究に対する信頼を得る。そのためには適切なコントロール実験の結果をわかりやすく呈示する。 極意3:演者が推定した仮説を伝え、それを証明する実験を提示し、仮説が正しい場合の結果の予測を提示する。それから、結果を見せる。このようにして、そのデータが出た時の演者の感動を伝え、感動を共有する ということになります。これとは多少違った観点からプレゼンの極意を具体的に語っている山中伸弥氏の記事も必読です。 山中伸弥教授の「人生を変えるプレゼン術」〜とにかくココを意識せよ (現代ビジネス) 簡単にまとめると、 プレゼンの重要性を認識すること。実験して結果を出すのは研究者の仕事の半分に過ぎない。重要な残り半分は、研究成果を人に伝えること。 自分のプレゼンをビデオに録画して、客観的に見直すトレーニングがお勧め。 スライドに書いたことはしゃべる。しゃべらないことは書かない。 スライドとスライドの間にはつながりが必要。つながり、流れを意識したしゃべりを。 論理的な流れを意識してスライドをつくり、プレゼンを準備する。それは普段の研究の進め方の改善にも役立つ。 ということでしょうか?是非、本記事を熟読してプレゼンの極意をマスターしてください。もう一つの記事「山中伸弥教授を「1億円プレーヤー」に変えた人生最大のプレゼン」もお勧め。こちらの記事では、聴衆が誰なのかを考えてプレゼンを用意することの重要さが語られています。 もう少し具体的な組み立てに関するチュートリアルも紹介しましょう。 イントロダクションの構成のしかた A 10-15 minute scientific presentation, Part 1: Introduction まず、受け入れられている事実(Context)を話し、次に、問題点(Complication)を話し、クエスチョン(Question)を設定し、仮説(Hypothesis)を立ててそれを紹介するという流れ。   英語のプレゼンテーションのやり方に関しては多数の書籍が刊行されています。なかでも、トークをどう組み立てるかに関して基本的な考え方を示してくれる興味深い本として「遺伝研メソッドで学ぶ科学英語プレゼンテーション[動画・音声付き]」(出版社:dZERO)があります。 プレゼンの最初の部分はイントロダクションです。イントロダクションの目的は何でしょうか?この遺伝研メソッドによれば、それは、「聴衆をキークエスチョンに導くこと」です。ちなみにキークエスチョンというのは、トークの結論を「答え」としたときの、それに対応する「質問」です。キークエスチョンがトーク全体を貫く背骨になるように話を組み立てれば、聴衆は最後までついてきてくれるというわけです。 サイエンス誌のウェブサイトにも役に立つ記事があります。 Mastering Your Ph.D.: Giving a Great Presentation By …

ディープラーニング(Deep Learning 深層学習)とは?人工知能研究における革命的な技術

〔サイエンスZERO〕人工知能の大革命!ディープラーニング〔Science Zero〕 【SoftBank World 2016】 人工知能は人間を超えるか 松尾 豊 氏   Demis Hassabis: Artificial Intelligence and the Future 参考 韓国人プロ棋士イ・セドル(Lee Sedol)九段と人工知能「アルファ碁」(AlphaGo )との戦い:グーグルディープマインドチャレンジマッチ2016年3月9日ー15日 Silver et al., Mastering the game of Go with deep neural networks and tree search. Nature 529,484–489(28 January 2016) …

東ロボくん、東大合格をあきらめる

報道によれば、2022年春までに東京大学に合格することを目指してきた人工知能「東ロボ」君が、東大合格を諦めたことがわかりました。 報道 人工知能「東ロボくん」 東大を断念(NHK NEWS WEB 11月8日 18時09分):”これまで順調に成績を伸ばしてきた東ロボくんですが、教科書などの情報と検索技術によって正解にたどりつく世界史などは得意な一方、文章の意味を理解して、問題文を読み解く「読解力」がなかなか向上しませんでした。このため国語や英語などの科目では、今後の成績向上に限界があり東大合格の水準にあたる偏差値70以上にまで成績を上げることは現在の技術では難しいと判断したということで、ことしで東大合格は諦め、“進路変更”を決めました。” 人工知能「東ロボくん」が東大合格を断念(産経ニュース2016.11.8 22:02更新):”国立情報学研究所の新井紀子教授は「東ロボくんは高校生の8割より良い成績になったが、読解力に問題があり(東大合格に必要とされる)上位1%以上にはなれない。今後は記述式試験を解くための研究などに集中したい」としている。” 関連記事 「ロボットは東大に入れるか」の東ロボくんが模擬試験を受験~人間がロボットに追い抜かれる日 November 16, 2015 ロボットは東大に入れるか。Todai Robot Projectの社会的影響 November 27, 2013 東ロボくん、センター試験代ゼミ模試、代ゼミ東大模試で「なりふり構わぬ行為」November 25, 2013  現在偏差値45の「東ロボ君」が東大に合格できる日は来るのか? November 23, 2013 参考 ロボットは東大に入れるか。Todai Robot Project ”「ロボットは東大に入れるか」は、2011年より大学共同利用機関 情報・システム研究機構 国立情報学研究所のグランドチャレンジプロジェクトとして始まりました。その予算は、国立情報学研究所の研究資金によって運営されています。” 参考(予備校) 「第一志望は、ゆずれない。」駿台予備学校 「志望校が母校になる。」代々木ゼミナール 「自分のトップ校へ行こう。」栄光ゼミナール 「自分の可能性と勝負する。」河合塾 「何を学ぶか。誰に学ぶか。」東進ハイスクール 「本気になれば、世界だって変えられる。」早稲田アカデミー 「なんで、私が東大に!?」四谷学院 「現役合格を保証します。」城南予備校 「応募資格 東京大学進学を志望する生徒」N塾 東大合格シェアハウス 東京大学合格に絶対必要なこと「志望校はゆずらない。東京大学に合格を目指す人は、まず第一に志望校を東京大学に決めなければなりません。」東京大学受験専門 家庭教師センター 「勉強ができる、できないはひとえに文章を読む力と、理解力にかかっていると言っても過言ではありません。」予備校 みすず学苑

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東大の論文に関して新たな不正告発 東京大学が調査委員会を設置

  2016/11/05    論文データ捏造

読売新聞の報道によれば、東大の論文に関して新たな不正の告発があり、東京大学は調査委員会を設置しました。論文の図の不自然さを指摘された論文は、東大医科研が2011年に海外科学誌に発表した胚性幹細胞(ES細胞)に関するものです。研究不正を精力的に追及しているブログ「世界変動展望」によれば、問題の論文はCell Cycle 10(21):3706-3713で、出版年、内容、所属、撤回日が報道内容に合致します。 Satona Ohno, Masaki Shibayama, Mitsuharu Sato, Akinori Tokunaga & Nobuaki Yoshida. Polypyrimidine tract-binding protein regulates the cell cycle through IRES-dependent translation of CDK11p58 in mouse embryonic stem cells. Cell Cycle Volume 10, 2011 – Issue 21 Pages …