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東京大学が医学部研究不正疑惑論文に関する調査報告書を国民に開示しないのは違法

以前、Ordinary_Researchersが告発した東大の論文不正疑惑では、エラーバーを棒グラフの内部に押し込むなど同じような手口が、医学系、理学系のラボからの論文で見られました。 関連記事 ⇒ Ordinary_researchersの告発2通め11論文 関連記事 ⇒ 告発内容を画像編集フリーソフトで確認する方法 にも関わらず、理学系では研究不正が認定され、ラボがお取り潰しになったのに対して、医学系に関しては不正無しの一言で片づけられてしまいました。それどころか、このような論文作成作法が「通常」だとのたまっているわけです(22報論文調査報告 17~21ページ)。本当にそうなら、東大医学部から出る論文は誰からも信用されなくなりますから、東大執行部によるこのようなステートメントは、東大の評判を落とし、東大の名誉を著しく傷つけると思います。 関連記事 ⇒ 医学系論文に関する報告がまだ済んでいない東大 東大医学部の不正疑惑論文に関しては、本当にすべての図に関して実験がなされていたのでしょうか?エラーバーを棒グラフの裏に手作業で押し込んでいた論文の図に該当する生データで、有意差は出るのでしょうか?東大にはそれを納税者や研究コミュニティに対して説明する義務があるはずです。 分生研の不正だけやけに詳細に報告し、医学部のほうは情報がほぼなかったので医学部のほうは調査すらしなかったのかなと当初思いました。しかし、答申にある文書名から察する限り、医学部でも調査は行われていたようです。外部の研究者が調査委員として加わり、科学者としての良心と常識に基づいて調査したのでしょうから、第三者が研究不正の有無を判断する上で十分な情報量が調査資料にあると思われます。 「22報論文に関する調査報告書」および、医学部保有の「調査班会議資料」、「部局調査結果報告書」、「個別の論文説明資料(1214頁)」、「ヒアリング反訳資料(291頁)」を公表して、科学コミュニティの判断を仰ぐのは東大執行部の責務でしょう。そもそも国民の知る権利は法的に保障されており、公開しない理由がないのです。 関連記事 ⇒ 東大医論文疑惑 知る権利を蹂躙する東大 東大では生データと発表データが食い違うのがほとんどらしいので(22報論文報告書 14ページ)、調査の生データともいうべき「個別の論文説明資料(1214頁)」と「ヒアリング反訳資料(291頁)」を吟味する必要がありそうです。みなさん、是非、東大に資料の開示請求をしてみてください。 外部リンク ⇒ 法人文書の情報公開について(東京大学) さて、東大がなぜ調査内容を国民や研究者コミュニティに対して公開できないのかが謎なのですが、東京大学理事の中には科学者だけでなく弁護士もいますから、自分たちのやっていることの違法性を十分に認識したうえで、医学部内の行為を積極的に隠蔽しているように自分には見えます。まさかとは思いますが、デタラメな論文業績に基づいてAMEDや文科省から何十億円もの研究助成を受け取るシステムを現東大理事たちが積極的に守ろうとしているのだとすれば、かなりたちが悪いと言わざるを得ません。アメリカでは研究不正を隠蔽した大学が訴えられたというケースもあります。 関連記事 ⇒ デューク大学、研究不正隠しで損害賠償請求訴訟 医学部の研究室では棒グラフのエラーバーを手でいじるのが「通常」だとしたら、そんな環境にあって、まともに実験結果を出そうと努力している多くの研究者や大学院生がハラスメントの被害に合う危険が大きいのではないですか? 情報を隠蔽することにより、研究や教育に極めて不適切な環境を積極的に維持しようと努めている(ように自分には見える)現東大執行部の責任は重大だと考えます。 えた高校生たちが入ってきて、トップでないと気がすまない子供たちがさぞ夢と期待を抱いて学んでいるはずなんだが、その行き着く先が捏造が常態化した研究室になるとしたら、シュールすぎる。と書いたてみたがホラー映画より恐ろしい現実に気が滅入る。 — 日本の科学と技術 (@scitechjp) August 2, 2017   Ordinary_Researchersの告発文を今読み返すと、非常に切迫感があります。 常習性、頻度、公正性、論文の与える影響の深刻さ等を鑑みれば、もはや看過すべきではないという結論に至った。ここで告発するのは、発見したもののごく一部に過ぎないことも申し添えておく。 … あらぬ疑いをかけられている研究室の潔白を証明する良い機会になるか、それとも膿を出すことになるか、どちらにしても東京大学にとってのみならず、日本の生命科学研究にとって良い方向へと進むきっかけになるはずである。(2016年8月14日 Ordinary_researchers 告発文1PDF) このような期待も虚しく、Ordinary_researchersが想定したどちらにもならず、東大が臭いものにフタをしてしまっただけでした。その結果かどうかはともかく、相変わらず、研究力の低下が叫ばれる状態が続いており、日本の生命医科学研究は何一つ良い方向へ向かっていないように思います。東大のこの行動によって、日本の研究倫理を高める努力が大きくくじかれたのではないでしょうか。 研究倫理や研究不正に関する概念は徹底的に破壊され、自分の頭の中の辞書は書き換えを余儀なくされました。 【え】 エラーバー【error bar】平均値を表す棒グラフなどにおいて、標準誤差や標準偏差などを示した線分のこと。通常は、統計処理ソフトで自動的に計算・描画が行なわれる。例外的に、東京大学医学部においてはエラーバーの作成は手作業で行なわれるのが通常である。 …

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医療分野における研究不正行為に関する意識調査及び心理的要因分析

  2019/10/06    科学者の不正行為

長崎大の先生がAMEDのお金で研究不正の研究をしているということを以前、人から聞いたことがあって、家に帰ってネットで調べたのですが、うまく検索できなくて全く情報が得られずにいました。今日たまたま5chを眺めていたら、そのことが話題になっていました。そして、驚いたことに、この研究不正の報告書に多数のコピペがあったらしいです。 研究不正に関する報告書「医療分野における研究不正行為に関する意識調査及び心理的要因分析」内に、白楽ロックビル氏のブログの文章が多数コピペされていたということを、白楽ロックビル氏が自身のブログの記事「白楽ブログの被盗用事件 2019年10月3日」で告発しています。 この件に関して、科学・技術政策ウォッチャーである榎木英介氏も、ヤフーに記事「研究不正の研究」で研究不正の衝撃 (10/4(金) 17:30)を寄稿し、白楽ロックビル氏の主張を強く支持しています。 白楽ロックビル氏の指摘を受けて、この研究プロジェクトのリーダーである長崎大学の先生は謝罪文をウェブサイトに掲載しました(2019年10月6日確認)。 謝罪文の一部を以下に紹介します。全文はこの研究プロジェクトのウェブサイトをご覧ください。 このたび白楽ロックビル先生から本研究課題の中で作成した研究不正事例報告書について盗用疑いのご連絡をいただきました。 今回の一件で、白楽ロックビル先生ならびに研究公正関係者の皆様に大変なご心配ならびに不愉快な思いをさせてしまいましたこと、研究グループを代表して、まずは心よりお詫び申し上げます。 現在、私共も急遽、調査担当者及び報告書作成者と事実確認を行っているところです。まだ調査中ではありますすが、仮に引用ルールの解釈違いであったとしても、研究者の皆様に引用表示誤り等の印象を与えたことにつきましても深く反省しております。 今回、大学へも通報されているということで、大学からの公式見解の発表には時間がかかると思われますので、まずは皆様にこちらの謝罪の意を示したく記事を掲載した次第です。 今後の対応についても、大学の見解にゆだねることとなりますが、誠実に対応していきたいと思います。 我々も悪意を持って成果を利用したわけではないことを皆様に理解いただけるように、すべての報告書および事実関係を精査し、当時の調査記録を踏まえて改めて訂正した版の報告書を作成し報告していきたいと考えております。 重ねまして、この度は白楽ロックビル先生ならびに関係者の皆様に不快な思いを与えてしまい本当に申し訳ございませんでした。 (転載元:http://www.rmd.nagasaki-u.ac.jp/kawailab/amed/#)   この事件に思うこと 白楽ロックビル氏の研究不正に関する記事が網羅的で、あまりにも充実しているがために、加筆することがなくてコピペしてしまったのでしょうか?プロジェクトリーダーの謝罪声明によれば、引用の範囲や引用の適切な方法に関して、両者で感覚が異なったようです。 しかし、コピペをするごとに著者の氏名を付記すればそれでよかったのか?というと必ずしもそうではないと自分は思います。白楽ロックビル氏のウェブサイトは、まさに労作で網羅的かつ詳細です。非常に手間暇がかかっているわけです。他の人の長年の労力の賜物である情報をゴッソリと拝借して、研究レポートにするという行為はありなのか?という疑問が湧きます。本来ならむしろ、白楽ロックビル氏がこの研究グループの主要メンバーに名を連ねていてもおかしくないのではないかと思えるからです。クレジットの表記の問題と捉えようとするなら、本当の論点はそこではないだろうと自分は思いました。   参考 白楽ブログの被盗用事件 2019年10月3日 「研究不正の研究」で研究不正の衝撃 榎木英介 10/4(金) 17:30 医療分野における研究不正行為に関する事例調査 ○井内健介(徳島大学),野内玲(信州大学),佐藤弘基(九州大学),佐藤俊太朗(長崎大学),田中恒彦(新潟大学),河合孝尚(長崎大学)【謝辞】 本研究は、国立研究開発法人日本医療研究開発機構「研究公正高度化モデル開発支援事業」、採択件名「医療分野における研究不正行為に関する意識調査及び心理的要因分析」により実施した。 平成28年度 「研究公正高度化モデル開発支援事業」の採択課題についてプログラム➁:研究公正の取組み強化のための調査研究 医療分野における研究不正行為に関する意識調査及び心理的要因分析 長崎大学 河合 孝尚 研究国際部 戦略職員 研究公正高度化モデル開発支援事業採択課題 医療分野における研究不正行為に関する意識調査及び心理的要因分析(プロジェクトの公式ウェブサイト 長崎大学) 404匿名A ◆Zm8FyprZhE 2019/10/04(金) 00:35:41.87 捏造、不正論文、総合スレネオ52 (5ちゃんねる)

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九州大学農学研究院60代男性教授のアカハラで修士課程大学院生が退学

2019年6月14日に九州大学が報道機関に発表した内容によれば九州大学大学院農学研究院の60代男性教授がアカデミックハラスメント行為を働き、結果的に大学院修士課程の学生は退学したとのことです。 アカハラの内容は報道によれば、大声での叱責、学生への注意するメールを他の人にも見られる形で行った、学生の発表中にスマホをいじっていたなど。   参考 九大男性教授、アカハラで戒告 学生発表中にスマホ (2019/6/14 17:26 日本経済新聞)  

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島根大学40歳代男性准教授がハラスメント行為、別の島根大学40歳代男性准教授も女性を暴行

2019年6月14日の島根大学の発表によりますと、二人の島根大学の40歳代男性准教授が処分されています。 島根大学の40歳代男性准教授が指導上不必要に容姿に関連付けた侮辱的な言動を行い人格を傷つけるハラスメント行為で戒告処分を受けました。 このたび,令和元年6月13日付けで,下記のとおり本学職員に対し懲戒処分を行いましたので,公表します。同人の行為は,社会の本学に対する信用を著しく傷つけるものであり,教育に携わる大学教員として絶対に行ってはならないことであり,誠に遺憾であります。大学として,このことを深刻に受け止め,本学においてこのような不祥事を起こすことのないよう服務規律の一層の確保に取り組んでまいります。令和元年6月14日 国立大学法人島根大学長 服 部 泰 直 記 被処分者 職 名 准 教 授 年齢・性別 40歳代・男性 処分内容 戒告 処分理由 当該教員は,指導していた申立人に対し,指導上必要性がないのに,申立人の容姿に関連付けて,侮辱的な言動を行い,申立人の人格を傷つけ,就学上の環境を著しく損なったこと。これらの行動は,国立大学法人島根大学ハラスメントの防止等に関する規程第4条第1項第7号の「その他のハラスメント」に該当する。以前、平成27年5月にも,学生より当該教員に対する,ハラスメント対策委員会への相談受理報告書の提出があり,ハラスメント対策委員会委員長である理事より,学生の立場に配慮した教育,研究指導等を求める指示ないし指導を受けており,より慎重に学生の立場に配慮した丁寧な指導が求められたにも関わらず,再度本件のとおりハラスメント対策委員会への苦情申立があったこと。 根拠条項 国立大学法人島根大学職員就業規則第81条第1項第1号 処分年月日 令和元年6月13日(島根大学 PDF) また、別の40歳代男性准教授は学外の女性を暴行・傷害して、諭旨解雇(ゆしかいこ)されました。 このたび,令和元年6月11日付けで,下記のとおり本学職員に対する懲戒処分を決定しましたので,公表します。同人の行為は,社会の本学に対する信用を著しく傷つけるものであり,教育に携わる大学教員として絶対に行ってはならないことであり,誠に遺憾であります。大学として,このことを深刻に受け止め,本学においてこのような不祥事を起こすことのないよう服務規律の一層の確保に取り組んでまいります。令和元年6月14日国立大学法人島根大学長 服 部 泰 直 記 被処分者 職 名 准 教 授 年齢・性別 40歳代・男性 処分内容 …

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実在しない神学者カール・レーフラー(Carl Loevler)が書いた存在しえない論文「今日の神学にとってのニーチェ」

  2019/05/12    科学者の不正行為

生命科学研究において、存在しないマウスを解析した論文が阪大からNature Medicine誌に発表されたり、存在しないSTAP現象を解析した論文が理研からNature誌に発表されたり、存在しない実験値をグラフ化した論文が東大医学部からトップジャーナルに発表されたりと、存在しないものを報告した論文の例は、枚挙にいとまがありません。 人文社会系の研究でも同じようなことが起きるようです。医学系では不正を告発された学長が逆に不正を告発した教授らを解雇するというひどい事件も岡山大学でありましたが、今回は、大学トップの不正が不正と認定されたというニュースで、少しホッとしました。   報道 東洋英和女学院の院長が著書で“捏造”・・・懲戒解雇に(19/05/10) ANNnewsCH 2019/05/10 (YOUTUBE 削除済) 東洋英和女学院 不正行為に関する調査結果「極めて悪質」 深井智朗院長を懲戒解雇 (KiriShin キリスト新聞 2019年5月10日) 東洋英和女学院院長が研究不正(2019年5月10日 17:06 沖縄タイムズ/共同通信)東洋英和女学院の院長で同学院大教授の深井智朗氏の著作に架空の文献が使われるなどの不正が疑われた問題で、大学の調査委員会は10日、複数の捏造や盗用を認定したと発表、学院は深井氏を懲戒解雇した。 東洋英和の院長を懲戒解雇に 著書での捏造や盗用を認定(朝日新聞 有料記事 2019年5月10日14時13分)報告書では、一連の不正行為について、「研究者としてわきまえるべき基本的な注意義務の著しい懈怠(けたい)があった」と指摘。   疑義 小柳氏の質問状は、深井氏による『ヴァイマールの聖なる政治的精神――ドイツ・ナショナリズムとプロテスタンティズム』(岩波書店、2012年)などの注と資料の実在に関する問題2点を提示。「深井氏が我が国におけるドイツ・プロテスタンティズム研究の第一人者と目され、多くの読者を獲得しているだけに、現在の状況が放置されると信頼性の危うい情報がますます広く流通することとなります」「かねてより指摘されていた、注の不備や誤訳にも適切にご対応いただき、深井氏の著作を学問的な文章として読める状況が整えられることを切に希望します」とした。(日本基督教学会 深井智朗氏への公開質問状と回答を学会誌に掲載 2018年10月3日 KiriShin)   認定された不正行為 2.調査(2)調査対象 対象者 深井智朗 本学院院長・東洋英和女学院大学教授 対象著書・論考 ①『ヴァイマールの聖なる政治的精神-ドイツ・ナショナリズムとプロテスタンティズ ム』(岩波書店、2012 年 196-199 頁)(以下、本件著書という。) ②「エルンスト・トレルチの家計簿」(『図書』岩波書店、2015 年 8 月号 20-25 頁)(以 下、本件論考という。) 3.調査結果(3)特定不正行為の具体的内容 ①本件著書第 4 …

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”アディポネクチン受容体”の機能 AdipoR1 and AdipoR2 maintain membrane fluidity in most human cell types and independently of adiponectin

トップジャーナルに出た日本の研究成果がことごとく再現されていないということを指摘した論文を紹介します。 学会などで研究者同士はたいてい知り合いになるので、他の研究者の実験結果が自分の手で再現されなかったとしても、そうそう露骨に論文内でそれを指摘することはなく、せいぜい、実験条件の微妙な違いかもとか、手技の違いかもとか、使った実験動物の系統の差かもしれないなどと言ってお茶を濁すものだと思っていました。 この論文の著者らはイントロにおいて、再現性がないアディポネクチン受容体(AdipoR1, AdipR2)の実験結果を、分野外の人間にも理解できるくらい明解に整理してくれています。   論文サイト(オープンアクセス、著作権CC-BY)→http://www.jlr.org/content/60/5/995.full 論文タイトル:AdipoR1 and AdipoR2 maintain membrane fluidity in most human cell types and independently of adiponectin 論文著者:Mario Ruiz, Marcus Ståhlman, Jan Borén, Marc Pilon.   著者の所属大学:Department of Chemistry and Molecular Biology;* University of Gothenburg, Gothenburg, Sweden, Department of Molecular and …

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早稲田大学商学部50代男性教授がパワハラ・セクハラで懲戒解雇

過去数年間にわたってセクハラ行為やパワハラ行為を働いていた早稲田大学商学部の男性教授が、2019年2月15日付けで懲戒解雇されたことが早稲田大学の発表やその他の報道で明らかになりました。 2013年から複数の職員に対し、大声で繰り返し罵倒するなどのパワハラ行為をしていたほか、複数の学生に対し、体を触るなどのセクハラ行為 (早大教授パワハラ・セクハラ 15日付で解任 2019年2月15日 金曜 午後7:01 FNN PRIME) 男性教授は2015~17年、自分のゼミで複数の学生に対する性的発言や身体接触などのセクハラ行為を繰り返し、精神的苦痛を与えた。13~18年には複数の大学職員を大声でののしるなどのパワハラ行為をしていた。(早大、学生にセクハラの教授解任 職員へパワハラも 2019.02.15. デイリー) 早大のウェブサイトでの説明は以下の通り。 不適切な言動や行為により、複数の職員に対して精神的苦痛を与え、業務遂行を著しく阻害するパワー・ハラスメント行為を行っていた 不適切な言動や行為により、精神的苦痛を与え、複数の学生の就学環境を悪化させたなどのアカデミック・ハラスメントおよびセクシャル・ハラスメント行為を行っていた (2019年2月15日 早稲田大学 教員の解任について 本学商学学術院の男性教員1名を2月15日付で解任といたしました。)   教員の解任について 2019年2月15日 商学学術院長 早稲田大学は、商学学術院所属の男性教員1名が学生および職員に対してハラスメントをはじめとする行為を行ったことを調査に基づき確認しました。そのうえで、本学は、教員としての適格性を著しく欠いていると判断し、同教員を2019年2月15日付で解任いたしました。 この件に関し、商学学術院として、被害を受けた学生および職員をはじめ、関係者の皆様に深くお詫び申し上げます。 本学術院は、今回の事態を重く受け止めており、ハラスメント防止体制の整備にこれまで以上に努め、再発の防止に向けた取組みを行ってまいります。(引用元:早稲田大学商学部) 実験を始めてほんの数日目の大学院生に向かって「君、もう辞めなさい」と言ったり、風邪で病院に行ってラボミーティングに遅れた人に向かって「公私混同するな。」と叱ったりした京大教授がかつていたそうですが(→参考記事:沼研伝説)、今の時代だとアカハラ認定されそうですね。 男性教授は2015~17年、自身のゼミに所属する複数の学生に対し、大声でどなったり体に触ったりした。ゼミを欠席した学生にゼミを辞めるよう命じたこともあった。また、13~18年に複数の職員に対し、大声で罵倒したり担当以外の仕事を強要したりした。(学生らを大声で罵倒、早大の50代男性教授解任 2019/2/15(金) 19:28配信 YAHOO!JAPAN 読売新聞オンライン)     参考 早大、セクハラやパワハラで教授を解任 2019/2/15 18:27 共同通信社 早大でセクハラ 50代の商学学術院教授を解任 (2月15日(金)19時42分 毎日新聞 / biglobe.ne.jp) 「大学教授」と「大学院教授」の違いを教えてください 2012/8/3101:50:30 YAHOO!JAPAN知恵袋   早稲田大学における過去のセクハラ問題 早稲田大学文学学術院の男性教員を2018年7月27日付けで解任 当該教員には、以下の非違行為が認められる。① 申立人に対し、ア 申立人や周囲の学生が気づくほど足元を見つめる イ 申立人の外見についてかわいいと告げる ウ 頻回に2人きりで食事に行き、自分が箸をつけた料理を食べさせる、申立人が食べているものをとる エ 指で肩や背中を押す、頭を触る等の不必要な身体接触を行う オ 私用の買い物を頼む などの行為によって不快感を与えたこと。 ② 申立人を食事に連れて行き、食事の際、申立人に対し、「卒業したら女として扱ってやる」、「俺の女にしてやる」などと告げたことによって、苦痛を与えたこと。③ 他学生がいる教室で、授業中に、雨で濡れた服を着替えるように指示した上、申立人に対し「裸だったらどうしようかと思った」と告げたこと。 ④ 本学の名誉および信用を著しく傷つけたこと。 ⑤ 申立人以外の学生に対してもハラスメント行為を行ったこと。⑥ 教員の業務上知り得た個人情報について、他の学生の前で発言したこと。 とりわけ、指導教員の立場や優越的地位を利用して、学生に対して繰り返し飲食に誘い、恋愛感情を表明し、相手に卒業後に「愛人」になるよう迫った行為については、およそ本学教員としての適格性を欠いており、改善を期待することはできない。(教員の解任について Fri, 27 …

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STAP細胞事件の真相は結局何だったのか?

STAP細胞は結局あったのか無かったのか、何だったのか?という疑問をいまだに持っている人も多いかと思います。 STAP細胞事件で炙り出されたのは、日本の生命科学研究がいかに杜撰に行われていたかということでした。2014年1月30日付けのNATURE誌に掲載された2報のSTAP細胞論文の内容を伝えた最初のニュースに接して、凄い研究者が出現したものだと自分も思い、このウェブサイトでも記事にしましたが、今から考えるとマヌケだったと思います。研究者も変わったなあ、こんな見た目の人がこんなすごいことをやってのけるんだ?と当時はびっくりしました。 記者会見&報道を鵜呑みにした、当時のマヌケな記事↓信じられないくらい簡単に体細胞を万能細胞に転換させる方法を日本人女性研究者(30)が発見!   STAP細胞とは STAP細胞とは、Stimulus-triggered acquisition of pluripotency (STAP)という現象を示す細胞ことで、STAP細胞を日本語でいえば刺激惹起性多能性獲得細胞(しげきじゃっきせいたのうせいかくとくさいぼう)となります。2014年に小保方晴子研究員らを中心とする研究グループによりNATURE誌に論文報告されましたが、現在ではそんなものは存在しなかったことになっています。 STAP現象を発見したと宣伝する理研のプレスリリース↓。 マウスのリンパ球などの体細胞を⽤いて、こうした体細胞の分化型を保持している制御メカニズムが、強い細胞ストレス下では解除されることを⾒いだしました。さらに、この解除により、体細胞は「初期化」され多能性細胞へと変化することを発⾒しました。この多能性細胞は胎盤組織に分化する能⼒をも有し、ごく初期の受精胚に⾒られるような「全能性[5]」に近い性質を持つ可能性が⽰唆されました。この初期化現象は、遺伝⼦導⼊によるiPS細胞(⼈⼯多能性幹細胞)の樹⽴とは全く異質のものです。共同研究グループは、この初期化現象を刺激惹起性多能性獲得(STAP)、初期化された細胞をSTAP細胞と名付けました。(2014年1⽉29⽇ 理化学研究所 報道発表資料 PDF)   STAP細胞とiPS細胞との違い STAP細胞はひとりの人間の妄想の産物およびその妄想が共同研究者の脳にも宿った結果、論文報告という意味において現実化したものですが、実在はしません。それに対して、iPS細胞は実際に存在する細胞です。   STAP細胞はありまぁす 小保方晴子氏が記者会見で記者からの「STAP細胞はあるんでしょうか?ないんでしょうか?」という質問に答えた「STAP細胞はあります」という発言は、2014年の流行語大賞にノミネートされるほど社会的なインパクトがありました。 「STAP細胞はあります!」 4月9日反論会見 小保方氏本人と守護霊が激白!!【ザ・ファクト REPORT #3】   流行語大賞はどれ? 「STAP細胞はあります」「ありのままで」など50語ノミネート (2014.11.19 16:25 産経ニュース)今年話題となった言葉に贈られる「2014ユーキャン新語・流行語大賞」の候補が19日、「現代用語の基礎知識」を発行する自由国民社から発表された。今年は、小保方晴子氏の「STAP(スタップ)細胞はあります」やアニメ映画「アナと雪の女王」の「ありのままで」、お笑いコンビ「日本エレキテル連合」の「ダメよ~ダメダメ」など50語がノミネート。大賞とトップ10は12月1日に発表される。 こっちが流行語大賞? 小保方さんの「レシピある」発言はすごい(2014.12.18 11:30 AERAdot.) やく:私は一貫して、小保方さんを擁護しています。かみさんには「あなたはインテリ女に弱い」と言われるんですが、まことにそのとおり。疑惑に答えるため4月に開いた会見で発した、「STAP細胞はあります」という言葉が新語・流行語大賞の候補になりましたが、私はそれより、「STAP細胞は200回以上作製に成功した」という言葉に重きを置きたい。検証実験の結果はまだ公表されていませんが、201回目の成功を待てばいいだけです。 ぺリー:小保方さんの「レシピのようなものはある」という発言はすごいと思いました。科学者は、レシピとは言わないでしょ。かっぽう着でレシピですからね。   STAP細胞の真実 結局、STAP細胞は存在しなかったと思います。あったとすれば小保方さんの頭の中にだけあったのでしょう。そして、周囲の研究者は、すくなくとも当初は、それを信じたのです。研究の過程で、アーチファクトをうっかり大発見と見間違うことはありがちです。思い込みが激しければ、死にゆく細胞の自家蛍光をGFPの蛍光と見間違った可能性は大きかったと思います。   参考 小保方晴子『あの日』 講談社 2016年1月29日 小保方晴子『小保方晴子日記』 中央公論新社 2018年3月20日   理研STAP細胞NATURE論文捏造事件のカテゴリー内の記事

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広島大教授が学生にバカ・死ね・ブタ野郎

広島大学でまたもやハラスメント行為が発覚しました。 元教員の懲戒処分(相当)について   平成30年12月28日 国立大学法人広島大学  本学元教員に対し,下記のとおり諭旨解雇相当とし,本人に通知しましたので,お知らせします。 同人は,既に本学を退職していますが,本学在職中に教員としてあるまじき行為を行ったことは,誠に遺憾であり,被害者及び関係者の皆様に深くお詫び申し上げます。本学としましては,今後,このようなことが起こらないよう,教職員により一層の意識啓発を図り,再発の防止に努める所存です。 なお,本件に関する詳細情報については,被害者のプライバシーに配慮する観点から,公表を差し控えさせていただきます。 記 1 事案の概要 本学元教員は,本学構成員である被害者3名に対し,「バカ」「死ね」「くそ野郎だな」「ブタ野郎」などの発言や人格否定,罵倒等の言 動を繰り返した。このうち1名は「適応障害」と診断され,1か月間自宅療養を余儀なくされるなど,被害者らに恐怖心や強い心的ストレスなどの精神的苦痛を与えた。 2 処分(相当)の内容 (1)当 該 元 教 員 : 元教授(60歳代・男性) (2)決 定 年 月 日 : 平成30年12月18日 (3)処分(相当)内容 : 諭旨解雇相当 以上   掲載日 : 2018年12月28日 (広島大学 https://www.hiroshima-u.ac.jp/news/49192)   参考 広島大学ハラスメント相談室

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君の存在は『無』です 広島大教授がパワハラ

広島大学でパワハラと認定される行為があり、教授が懲戒処分を受けました。 教員の懲戒処分について   平成30年12月21日 国立大学法人広島大学   本学教員に対し,下記のとおり懲戒処分を行いましたので,お知らせします。 教員としてあるまじき行為を行ったことは,誠に遺憾であり,被害者及び関係者の皆様に深くお詫び申し上げます。本学としては,今後このようなことが起こらないよう,教職員に対するより一層の意識啓発を図り,再発の防止に努める所存です。 なお,本件に関する詳細情報については,被害者のプライバシーに配慮する観点から,公表を差し控えさせていただきます。 記 1.処分事案の概要 被処分者のA教授は,併任先の部下であったB准教授に対し,平成24年4月頃から日常的に叱責を繰り返し,業務に関して始末書を複数回提出させた。また,平成25年6月5日,『馬鹿者』と記載してメールで送信した。更に平成26年3月24日,本学の就業規則上,A教授の権限ではないにもかかわらず,「訓告処分通知書」を交付した。さらに,平成27年12月7日,『君の存在は「無」です』と記載してメールで送信し,B准教授に心的ストレスを与えた。 また,同じ併任先の契約事務職員Cに対し,平成30年3月12日,「B准教授は本来ならば懲戒免職なんよ」と発言し,事務職員Cの雇用継続にプレッシャーをかけた。また,同年3月15日及び16日,事務職員Cが同上のことを他部署に相談に行ったことを強く非難した。このことにより事務職員Cは,「不安神経症」と診断され,同年3月20日から3月末日までの間,自宅療養を余儀なくされた。 2.処分の内容 (1)被処分者  : 大学院国際協力研究科 教授(50歳代・男性) (2)処分年月日 : 平成30年12月21日 (3)処分内容  : 懲戒休職6月 以上   掲載日 : 2018年12月21日 (転載元:広島大学ウェブサイト)   本件とは全然関係ありませんが、この教授の発言、「君の存在は『無』です。」は多くの大学院生や若手研究者を連想させます。名をあげるような素晴らしい成果を出すまでは、研究者の世界においてみんな「無」の存在でしかないわけで。 それまで、ぼくなんかどこの馬の骨とも知れない一研究者にすぎなかったわけです。… ただ、みんな知りたがっていることを、自分だけが知っていて、それをみんなに聞かせてやるんだというような心の余裕というか、得意の気持というかそういうのもありましたね。… 発表を聞いてる間に、これは本当に面白いと認識してくれて、みんなシーンとしてしまい、畏敬の念を持って発表をきいているという感じがこっちに伝わってきましてね。… それまでは向うは雲の上の人だったわけですよ。それがそんなにほめてくれるんでさすがにうれしかったですね。これで、オレもそれまでの”ノーボディ”から”サムボディ”になったなと思いました。(利根川進) (引用元:『精神と物質』立花隆・利根川進 文藝春秋 1990年192~193頁 )   参考 広島大学大学院国際協力研究科教員一覧 広島大教授「君の存在は『無』です」 部下へのパワハラメールで懲戒処分 2018.12.21 18:49 SANSPO.COM   参考(広島大学の過去のハラスメント) 広島大教授が学生に「バカ」「死ね」「くそ野郎だな」「ブタ野郎」  大学で“大人のいじめ”1──業績水増し告発の准教授が“クビ”へ(明石 昇二郎)週刊金曜日編集部2017年03月10日 19:03