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文科省の汚職事件の余波 私立大学研究ブランディング事業廃止、現行プロジェクトも打ち切り(期間短縮)

  2019/03/01    日本の科学技術行政

2016年度から始まった文部科学省の「私立大学研究ブランディング事業」は、文科省の局長が東京医科大に息子を合格させてもらうかわりに対象校選定で便宜を計った事件の影響で予算が取れなくなったために頓挫するという結果になりました。本来は、最長5年の支援が受けられるはずだったのですが、それが4年や3年で打ち切られる異常事態です。日経の記事(2019/2/27 9:58)の内容をもとにまとめてみると、 2016年度 私立大学研究ブランディング事業開始 2019年度で打ち切り(支援期間4年) 2017年度 2019年度で打ち切り(支援期間3年) 2018年度 選定20校 支援期間3年に。 2019年度 新規募集は無し(制度そのものが廃止に) 私立大学研究ブランディング事業の財源で雇用された「特任」の研究者も多いわけですから、5年のつもりだった任期が4年や3年に突如減らされるのはたまったものではありません。汚職事件を起こした役人一人の責任を、ブランディング事業全体に負わせるのはどうなのでしょうか?ただでさえ不安定な研究者の人生を、こんなふうにさらに不安定にさせるような措置が良かったとは思えません。   私立大学研究ブランディング事業廃止への疑問と怒り 私立大学研究ブランディング事業で現在雇用されている研究者の怒りや嘆きの声、ブランディング事業を行っている先生方の諦めの声などを耳にしたことがありますが、朝日新聞の報道(2019年4月9日05時00分)を受けて、ネット上でも疑問、批判、憤りの声が多数あがっています。 財務省「文科省と東京医科大は『私立大学研究ブランディング事業』を使って不正をした.けしからん!」←わかる 財務省「文科省の予算を削る!」←わからんでもない 財務省「私立大学研究ブランディング事業を全部中止しろ!」←? 文科省「中止します」←??? https://t.co/QYoUymaKS6 — Ichi🏳️‍🌈 (@kanaya) 2019年4月9日   職を失う研究者も こんな不安定な状況に研究者を置いて、日本の研究分野の衰退を招くhttps://t.co/TK2WD9MKK9 — ポンカンポンカン (@V0muHLomD5YmmpZ) 2019年4月9日   omg17@kazuOMG19 文科省官僚子弟の東京医科大裏口入学が世間バレした結果→連帯責任で私大全ての支援事業打ち切り 若手研究者らクビへ ある大学の担当者「(事件の)連帯責任を取らされるのは納得がいかない」 たしかにヘンテコ。みんな怪しげ、だから一括、という論理か。14:23 – 2019年4月9日 龍谷ミュージアム元館長のつぶやき@tirisawa 今朝の朝日新聞が「私立大学研究ブランディング事業」の打ち切りを報じてくれた。東京医大の裏口入学事件後に、文科省がこの事業を打ち切ることを決めたのだ。この国は研究というものを何と考えているのだろうか。わが大学も大きく影響を被る。異常なことが平然とまかり通る世の中になっている。 13:42 – 2019年4月9日 harumo@harumo_blue …