「 投稿者アーカイブ:scienceandtechnology.jp 」 一覧

no image

STAP細胞NATURE論文捏造事件の理研中間報告会見に対するリアルタイムな世間の反応

理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(理研CDB)の研究者らが関与したSTAP細胞NATURE論文捏造事件の中間報告が2014年3月14日に理化学研究所により行われ、ニコニコ動画で生放送されました。匿名掲示板2ちゃんねるでは、専門分野の人たちがこの会見に対する感想をリアルタイムで書き込んでいきました。最初から結論ありきの調査報告に憤りのコメントが多数寄せられましたが、記者会見に臨んだ5名の方々が4時間ぶっ通しという長時間の会見の疲労にもかかわらず最後まで真摯に答えていたことや一人ひとりの本音が見えてくる部分もあったことから、会見を行ったことに対して一定の評価をする声も上がりました。 実験ノートの有無を曖昧なままにしたり、データ改竄、捏造の事実をただちに研究不正と認めなかったり、調査委員会の役割を非常に限定することにより他の不正の可能性に目をつむるなど、この中間報告は理研のような日本のトップの研究所が積極的に研究不正を隠蔽しようとしているという印象を世間に与えてしまい、若手研究者を絶望的な気分にさせるのに十分な内容でした。日本の科学研究の未来のためにも万人が納得する最終報告が望まれます。 会見は午後2時から午後6時過ぎまで続きました。以下、2ちゃんねるのスレッド「STAP細胞の懐疑点PART117,119,120」にリアルタイムで書き込まれた約三千件の投稿の一部を紹介します。 STAP細胞の懐疑点 PART117 117 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 14:58:51.61 理研「コピペは不正ではない」 146 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 15:02:12.84 こりゃ科学者全員敵に回したな 155 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 15:03:20.32 理化学研究所は世界の信頼を失ってもオボカタを守る その並々ならぬ決意が伝わる会見だった 194 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 15:10:37.91 この組織駄目だろ のらりくらりで何も答えようとしない 255 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 15:24:04.89 悪意のない改ざん、意図的でない改ざんなんて存在するのか?w こんな説明で納得するバカがいるのか?w 274 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 15:27:35.76 関係者が自分の組織を守ることしか考えてないから滅茶苦茶だな 国際問題なんだよ 解ってんのかよ 283 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 15:28:29.76 肝心の所は全部「調査中」「詳細は影響するので公表できません」 でも、STAPの真実性については、「科学コミュニティでの検証にまかせる」 すげーなw …

no image

STAP細胞の作り方(Vacanti研)

  2014/03/21    Uncategorized

いまだに世界のどの研究室も再現できていないSTAP細胞作製ですが、理化学研究所 発生・再生科学総合研究センターの小保方博士、丹羽博士、笹井博士らがプロトコール・エクスチェンジに詳細な手順を発表したのに続いて、STAP細胞NATURE論文の共著者であるハーバード大学バカンティ教授も自身が所属する所属するハーバード大学ブリガム・アンド・ウィメンズ病院麻酔科のウェブサイト上にSTAP細胞作製のプロトコールが発表されました。 このプロトコールには著者名が記されていませんが、バカンティ教授を紹介するウェブサイト上にリンクがあることから、バカンティ研究室による発表と理解されます。 Protocol for generating STAP cells from mature somatic cells (STAP細胞作製プロトコールへのリンク) 協同してNATURE誌にSTAP細胞作製に関する論文を発表したにも関わらず、著者らがばらばらに2つのSTAP細胞作製プロトコールを発表するというのは不可解です。しかし、もしSTAP細胞作製が真実なのであれば、少しでも情報が多いということは再現実験を試みている研究者にとっては良いことでしょう。 参考 Protocol for generating STAP cells from mature somatic cells (Department of Anesthesiology, Brigham and Women’s Hospital) Charles A Vacanti, M.D. (Center for Tissue Engineering & Regenerative Medicine, Brigham …

no image

宇宙誕生を説明するインフレーション理論の証拠となる重力波の痕跡を検出

  2014/03/20    研究発表の誤り

【追記20150131】 この投稿記事で紹介した研究発表は、後に間違いであったと結論されました。 「原始重力波」実はノイズ…欧米チームが解析 (YOMIURI ONLINE 2015年01月31日) 米国の研究チームは、南極に設置した電波望遠鏡で原始重力波の痕跡をとらえたと昨年3月に発表。インフレーション理論を裏付ける観測結果で、「ノーベル賞級の成果」と注目された。  しかし、発表当初から、この痕跡はノイズで生じた可能性が指摘され、米国やESAのチームが、観測衛星「プランク」で得られた新データなどを基に共同で解析を進めていた。両チームの関係者は「重力波の痕跡が隠れている可能性はまだあり、今後も研究を続ける」としている。(http://www.yomiuri.co.jp/science/20150131-OYT1T50053.html)     宇宙が誕生するときに急膨張が起きたとするインフレーション理論は佐藤勝彦博士らにより提唱されたものです。このインフレーション理論の証拠となる138億年前に生じた重力波の痕跡がアメリカの研究チームにより観察されました。 BICEP2 Press Conference – March 17, 2014 参考 佐藤勝彦教授の「宇宙誕生の理論」裏づけ 世界初「重力波」観測(FNN 0318 14:48):日本の宇宙物理学者・佐藤教授が、1981年に発表した「インフレーション理論」を裏づけるものとなる。 重力波、誕生間近の宇宙膨張の痕跡 米チームに「ノーベル賞級」との評価(産経ニュース2014.3.18 14:51):生まれたばかりの宇宙は急激に膨張したと考えられており、その際に発生した重力波の痕跡を今回、初めて見つけたとしている。 わしのビッグバン理論は間違ってなかった…重力波初観測の大ニュースに涙ぐむ物理学者(動画) (GIZMODO 2014.03.19 23:00):今回紹介するのは、この発見で立証されたインフレーション理論の主提唱者のひとり、アンドレイ・ドミトリエヴィチ・リンデ( Andrei Dmitriyevich Linde)スタンフォード大教授です。教授は佐藤勝彦氏、アラン・グース氏がこの理論を提唱した翌1982年に独自の新モデルを発表し多大な影響を与えました。 BICEP2 2014 Results Release (http://bicepkeck.org/) The Big Bang (NASA Science …

no image

Vacanti教授らが疑惑論文Obokata et al., 2011を訂正

小保方晴子氏がハーバード大学バカンティ研究室に留学中に行った仕事が2011年に専門誌「ティッシュ・エンジニアリング・パートA」に論文発表されていましたが、この論文中でデータの不適切さが指摘されていた箇所(http://stapcell.blogspot.jp)が「訂正」されました。「訂正」の要旨によれば、酷似したPCRのバンドが図3内で、また、図2と図3の間で、間違って配置されたり重複して使われていたということです。インターネット上で指摘されていた「画像の使いまわし」の内容を著者らが完全に認めています。 写真全体が重複していれば、同じ写真を間違って使ってしまったという釈明がありえるかもしれません。しかし、この論文ではゲルの一部のバンドを反転させて流用するなど、通常の図の作製過程では起こり得ないことが生じています。 「画像の使いまわし」=「データ捏造」にもかかわらず、この雑誌「ティッシュ・エンジニアリング・パートA」の編集部も論文著者らもこの研究不正論文を「取り下げ」にせずに「訂正」で済ませるのは、倫理感が欠如しており非常に由々しき問題です。 Erratum: The Potential of Stem Cells in Adult Tissues Representative of the Three Germ Layers ABSTRACT In our paper entitled; “The Potential of Stem Cells in Adult Tissues Representative of the Three Germ Layers”, published in the …

no image

STAP細胞検証について日本学術会議が提言

STAP細胞捏造論文に関する理化学研究所の中間報告の記者会見が2014年3月14日に行われましたが、これを受けて日本学術会議はこの調査委員会の中立性に疑問を呈し、調査委員会のメンバーを明らかにすること、調査委員長は外部の人間にすること、また、STAP細胞作製の真偽にまで踏み込んだ調査を行うことなどを提言しました。 日本学術会議会長談話 STAP 細胞をめぐる調査・検証の在り方について 平成26 年3 月19 日 日本学術会議会長 大西 隆 (PDFリンク) この談話の中で、「調査委員会の構成が明らかにされておらず、委員長も内部の方が務めるなど、その的確性や透明性において必ずしも十分とは言い難い」と理研の対応を厳しく批判しています。そして (1) 今後の調査スケジュールを示すこと、 (2) 調査メンバーを明らかにし、委員長は外部の人にすること、 (3) STAP細胞作製という主張の科学的妥当性を検証すること、 (4)研究実施及び論文作成・発表の過程における理化学研究所の組織ガバナンスの問題を検証すること、 の4点を要望しています。 参考 日本学術会議とは:日本学術会議は、科学が文化国家の基礎であるという確信の下、行政、産業及び国民生活に科学を反映、浸透させることを目的として、昭和24年(1949年)1月、内閣総理大臣の所轄の下、政府から独立して職務を行う「特別の機関」として設立されました。 科学者の社会的責任と科学の発展(2014年1月 第22期日本学術会議会長大西隆):研究論文のねつ造、改ざん、盗用をはじめとする不正行為や研究費の不正使用等は、科学者や科学が社会にもたらす損失であり、科学の信頼を失墜させます。日本学術会議は、高度に発達した科学の内包する危険を自覚し、その回避のために叡智を結集するとともに、不正行為や不正使用の撲滅のために、大学、研究機関、学協会等とともに具体的な取組を進めることにしました。

no image

理化学研究所の体質

毎日新聞の報道によれば、2014年3月18日に自民党本部で開かれた科学技術・イノベーション戦略調査会などの合同会議で、理研の野依良治理事長らは「今の段階で捏造があったとは認められない。」と説明したそうです。 データ捏造や研究不正が明らかな事項を「調査継続中」として結論を先延ばしにしておき、「現段階では捏造があったとはみとめられない」というのは詭弁です。今回のデータ捏造の事実関係を把握していない人に対してこのような言葉を伝えるのは、その人を騙す行為です。日本の科学技術政策の決定に関わる場面で、このような詭弁を用いることが許されていいのでしょうか?真面目に研究している多くの科学者や納税者を愚弄しています。 参考 STAP細胞:理研「再現実験に3カ月、まとめに1年」(毎日新聞 2014年03月18日 19時48分 最終更新 03月18日 20時21分):会議終了後、塩谷立同調査会長は「(理研によると)今の段階で捏造(ねつぞう)があったとは認められないとのことだった。再発を防ぐため、研究体制がどうあるべきか、できるだけ早い時期に提示してほしいと要望した」と述べた。 理化学研究所人員・予算(理化学研究所ウェブサイト):理化学研究所平成25年度予算844億4300万円 理研・野依理事長が研究・出版倫理と不正行為についてAdv. Synth. Catal.誌に寄稿(ワイリーサイエンスカフェ):すべての科学者は、不正行為が科学に対する裏切りだということを肝に銘じるべきである 野依良治(ウィキペディア):キラル触媒による不斉反応の研究で2001年ノーベル化学賞を受賞。

no image

理化学研究所中間報告の懐疑点

  2014/03/17    Uncategorized

2014年3月14日の理化学研究所中間報告で最終報告のときには小保方さんも出席するのかという質問に答えて、石井調査委員長は「被告と原告」の関係なので調査委員会と小保方さんが同席しての会見はあり得ないと答えました。中間報告会の冒頭で理研幹部が国民に対して謝罪したことから明らかなように、同じ例えで言うなら納税者である国民が原告で、被告が理研というのが本来あるべき構図です。現在の調査委員会は被告が裁判官になっているようなもので、公正さが期待できません。 今回の調査委員会のあり方に関しては不可解なことがいくつもあります。 まず外部の有識者を交えた調査委員会を立ち上げたと報道されていましたが、理研所属の研究者である石井調査委員長以外にどのような人が調査委員として参加しているのかが明らかにされませんでした。メンバーを伏せられていたのでは調査がどれだけ公正なものなのかが全くわかりません。 6項目に絞って不正の有無を調べるだけ、と調査対象を最初から非常に限定しているのも変な話で、本気で調べるつもりがないのかという疑念が湧きます。 研究不正の有無の判定に関して悪意の有無にこだわっているのも、論点をずらそうとしているように見えます。 今回のSTAP細胞NATURE論文の問題はデータ捏造だけでなく、そもそも論文業績ゼロの人間がなぜ理研でPI(研究室の主宰者)として雇われたのかという理研人事の公正さに対する疑念もあります。 政府から巨額の予算が得られる「特定国立研究開発法人」に指定されるかどうかの瀬戸際にある理研ですから、理研に雇用されている研究者が調査委員長を務める調査委員会が理研に不利な裁定を下すとは思えません。中間報告の会見は理研によって完全にコントロールされているように見えました。 参考 「STAP」写真流用把握も問題と説明せず(NHK  NEWSWEB 3月13日 19時20分):NHKが関係者に取材したところ、およそ1か月前には、小保方さんと、研究チームの中心メンバーで研究所の副センター長がこの問題を把握 していたことが分かりました。さらに外部の有識者も入った調査委員会のメンバーには、この問題が単なる画像の取り違いと伝えられ、流用の疑いもある重要な 問題だとは説明されていなかったということです。 組織的隠蔽か? 「STAP細胞疑惑」にフタする理研の論理(日刊ゲンダイ2014年3月14日):この論文で研究の核心部分のひとつとなる写真は、小保方さんの博士論文から流用された疑いが指摘されている。当然、研究の信憑性に関わる重要な問題のはずだが、論文の共著者で理研の笹井芳樹・副センター長は事態を把握しながら、調査委の外部メンバーに「単なる画像の取り違え」などと伝え、流用疑惑を十分に説明しなかったという。 理研中間報告「肝心な部分が謎」…大隅教授不満(読売新聞2014年3月16日09時13分):(日本分子生物学会理事長の大隅典子・東北大教授は)「理研の中間報告は画像流用など肝心な部分の謎が解明されておらず、非常に残念。調査委員会の委員長が理研内部の人なのも不思議」などと、読売新聞の取材に述べた。 日々の研究(京都大学理学研究科教授佐々真一氏のブログ 2014-03-14 金曜日):今日の日記で、小保方氏を実名表記に変えたのは、「2/20に笹井氏と小保方氏より「画像の取り違え」として調査委員会に申し出があった」という事実を 知ったからである。これには意図があると考えざるを得ない。調査に対して事実でない説明を述べるのは、科学の作法以前の問題だし、証拠隠滅にもつながる行 為だと思う。 【辛坊治郎】STAP細胞論文での理化学研究所の中間報告は隠蔽会見! (YOUTUBE) 「STAP細胞」小保方さんと並ぶキーパーソン 「笹井芳樹」副センター長とは?(弁護士ドットコム2014年03月16日 15:15)  

no image

早稲田大学理工学部におけるコピペ教育

  2014/03/15    Uncategorized

早稲田大学出身の小保方博士らの論文で画像データや本文の中に、他の論文からのコピーアンドペーストが数多く見つかったことは大きな驚きでした。しかも、そのような事実が露呈した時の小保方・理研研究ユニットリーダーのセリフが、「こんなことで研究そのものまで疑われるのは悔しい」というものでしたのでさらにびっくりしました。しかし、これは驚くべきことではないという驚くべき告白がはてな匿名ダイアリーに投稿されています。 これを読むと小保方晴子博士のSTAP細胞作製NATURE論文捏造事件は早稲田大学の杜撰な教育システムが遠因であるという見方もできそうです。一部を抜粋して紹介すると、 … 早稲田の理工に入ると、1年生の実験が始まる。週1回の実験で、レポートや試問が課され、それをまとめる必要がある。また、2年生になると学科別の専門的な実験が始まり、レポートの量も増え、求められるものも増える。レポートはダメなところがあると再提出になる。ひとつでもレポートが提出期限を守れていないと即留年である。規則は厳しい。 そこで、そのとてつもない量のレポートを量産するため、学生たちは必死にコピペを行う。先輩たちから大量に受け継がれてきた「過去レポ」をもらい、それを切り貼りして組み合わせるのである。切り貼りする手間がないときは、一字一句同じレポートが作られる。写経である。… 教授陣はコピペを容認している。学生がコピペを多用するのを知っていているため、私のいたときはレポートはすべて手書きでないと認められなかった。つまり、こういうことだ。どうせ殆どの学生はコピペをするのだから、それをパソコン上でやっては何も身につかないので、せめてコピペをして書いて覚えさせよう、と。実際に何人かの先生たちはそれを公に口にしていた。写経ならまだ意味があると。… 先ほどの1年生や2年生のレポートも、教授が見るには多すぎるので、ほとんどは修士課程の学生が採点を行う。そのため、かつて自分たちが行ってきたコピペを批判するケースはない。コピペでも必ずレポートは通過する。 1年生,2年生,3年生と学年が上がるにつれてひたすらコピペを繰り返してきた学生は、卒業論文でもひたすらコピペを行って卒業する。…ほとんどの人は先輩の修論や卒論をコピペする。… そうやってコピペされてできあがった卒論や修論は、教授には見てもらえない。できあがった卒論や修論を一番読むのは、それをコピペする次の学生である。そして、一番の問題は、こうやって育っていった学生は、こう思うことだ。「レポートとは、コピペをすることであり、それは普通の方法である」と。学生にとって論文を書くこととコピペは表裏一体なのだ。博士課程にいったからといって、それがいきなり変わるかというと難しいと思う。 … このように、早稲田の理系はコピペで成り立っているといっても過言ではない。そのため、今回話題になっていることも、早稲田出身から言わせれば、なんら違和感はないのではないだろうか。 この匿名の投稿記事の内容が真実であれば、今回の論文データ捏造事件には「悪意はなかった」と言えるかもしれません。しかし、悪意のない間違いは不正とはみなさないという理化学研究所の規則を拡大解釈するのはやはりおかしいでしょう。悪意があろうがなかろうが、無知のせいであろうが、意図的なデータ操作は研究不正そのものです。 ちなみに私立大学にも税金が投入されており、平成24年度の私立大学等経常費補助金(日本私立学校振興・共済事業団ウェブサイトPDFリンク)を見ると早稲田大学の場合、95億2828万8千円という数字です。早稲田大学がこのような教育をよしとしているのであれば、税金を使うべきではありません。 小保方氏はウォール・ストリート・ジャーナルの取材に対して問題となっている博士論文は「下書き」であるなどと荒唐無稽な言い訳をしていたことが3月14日に明らかになりましたが、15日の報道によれば一転して、博士論文を自ら取り下げる決意をしたようです。 参考 早稲田大学の理工系におけるコピペ文化について(はてな匿名ダイアリー) 早稲田大学の博士論文のコピペ発覚リスト  (2014年3月21日 計21名 ):常田聡 研究室, 西出宏之 研究室, 武岡真司 研究室, 逢坂哲彌 研究室, 平田彰 研究室, 黒田一幸 研究室 科学研究上の不正行為の防止等に関する規程(平成24年9月13日規程第61号)(PDFリンク)第2条2 この規程において「研究不正」とは、研究者等が研究活動を行う場合における次の各号に掲げる行為をいう。ただし、悪意のない間違いおよび意見の相違は含まないものとする。(1)捏造 データや研究結果を作り上げ、これを記録または報告すること。(2)改ざん 研究資料、試料、機器、過程に操作を加え、データや研究結果の変更や省略により、研究活動によって得られた結果等を真正でないものに加工すること。(3)盗用 他人の考え、作業内容、研究結果や文章を、適切な引用表記をせずに使用すること。 小保方さん論文コピペ問題 「早稲田の理系はコピペで成り立っている」はてな匿名ダイアリーの記事が話題に(ガジェット通信2014.03.15 09:30) いけないという認識なし…画像加工で小保方さん(読売新聞2014年3月14日23時44分):理化学研究所調査委員会の石井俊輔委員長らによると、小保方(おぼかた)晴子ユニットリーダー(30)はこれまで、2月20日、同28日、3月1日の計3回、聞き取り調査に応じた。遺伝子解析の画像の加工については「やってはいけないという認識はなかった。申し訳ありません」と謝罪したという。 小保方さん、博士論文撤回を早大に申し出 (ニッカンスポーツ2014年3月15日11時12分):新たな万能細胞「STAP細胞」の論文を発表した理化学研究所(理研)の小保方(おぼかた)晴子・研究ユニットリーダー(30)が、早稲田大時代に博士号を得るために提出した3年前の博士論文を取り下げる意向があることが14日、大学関係者への取材で分かった。 「下書きで使った物が残っている」―小保方氏、博士論文巡る疑惑で (ウォール・ストリート・ジャーナル2014年 3月 14日 …

no image

小保方晴子ユニットリーダーの研究費は5ヵ年契約で1億円

2014年3月14日に行われた理研の記者会見の質疑応答の中で、小保方ユニットリーダーに配分されているお金が年間で研究費1000万、人件費1000万円合計2000万円であることが明らかにされました。人件費というのは小保方氏本人の給与ではなくて、研究補助の技術員等を雇うためのお金です。5ヵ年契約で、総計1億円が小保方晴子ユニットリーダーに研究費として配分されるということです。 非常に優れた業績を上げている人だけが理研で職を得ることができ、しかも優れた業績を出し続けることが要求されてしかるべきです。本来そういう場所であるにも関わらず、データの写真の切り貼りをやってはいけないとは思わなかったと言う、研究者として何のトレーニングも受けていない人間が紛れ込んできて、1億円もの研究費を配給されるのですから、小保方氏を採用した理研CDBの責任が問われないというのはあり得ないことでしょう。税金をドブに捨てているようなものです。 小保方ユニットのウェブサイトを見ても技術員などのメンバーが一人も見当たりませんし、コピーアンドペーストで論文の図を作るのなら実験をたくさんする必要もないでしょう。巨額な研究費が一体何に使われているのか非常に不思議です。 2014年3月14日の記者会見を見る限り、調査委員会は論文の図に関して6項目を挙げて悪意のある改ざんがあったかどうかを調べると述べており、自らのタスクをかなり限局してしまっています。これでは理研が本気でこの問題に取り組んでいるということがあまり伝わってきません。研究費が本当に正しく使用されていたのか、問題にされていない図に関しても本当にそれに対応する実験が行われた形跡があるのかどうかなど、もっと研究不正の可能性を広く捉えて調査し発表すべきでしょう。実験が本当に行われていたのかどうかは、実験ノートの記述の有無や、必要な試薬や消耗品の購入履歴を調べることによっても確かめられるはずです。 理研の理事は調査委員会の結果報告を受けて処分を考えるという内容の発言をしていましたから、調査対象が最初からあまりにも狭いと、不正が見逃されてしまい適切な処分が下されなくなる恐れがあります。 小保方ユニットリーダーの場合 研究費・人件費各々1000万(合計2000万) 参考 理研が落ちた「わな」:再生医療の覇権争い iPS先行で(毎日新聞 2014年03月19日 16時16分 最終更新 03月19日 16時19分):STAP細胞の研究拠点である神戸市の理研発生・再生科学総合研究センター(CDB)には年間30億円が配分される。研究不正の疑いがもたれている小保方(おぼかた)晴子・研究ユニットリーダーは5年契約で、給与とは別に総額1億円の研究予算が与えられている。 理研について 人員・予算(理化学研究所ウェブサイト):平成25年度予算合計844億4300万円。発生・再生科学総合研究事業費29億3700万円

no image

理研CDBのPIらが声明を発表

  2014/03/14    Uncategorized

疑惑のSTAP細胞のNATURE論文を発表した小保方博士らは理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(理研CDB)の所属ですが、理研CDBへの信頼が著しく損なわれてしまった現在の状況を憂慮した他のPI(Principal investigators;研究室主宰者)らが声明を発表しました。 2014年3月14日 理化学研究所 発生・再生科学総合研究センターの研究室主宰者による声明 今回 Nature誌に掲載されたSTAP論文に関連して生じている様々な問題に対し、下記に名を連ねる者は、同じ理研CDBの研究室主宰者として大変深刻に受 け止め、憂慮しております。わたしたちは同じ研究者として科学の公正性を回復、担保するためのあらゆる努力を払う所存です。また、理化学研究所における研 究活動が社会の信頼無くしては成り立たないことを十分に自覚しております。我々は、社会及び研究者コミュニティーに対して最大限誠実な行動を取ることをお 約束すると共に、高い規範の下に研究活動に励み、その成果を社会に還元すべく不断の努力を続けることをここに表明いたします。 戎家美紀 永樂元次 榎本秀樹 藤原裕展 古田泰秀 花嶋かりな 平谷伊智朗 今井猛 猪股秀彦 北島智也 清成寛 清末優子 倉永英里奈 Raj Ladher 森本充 森下喜弘 西村隆史 Guojun Sheng 柴田達夫 高橋政代 上田泰己 Yu-Chiun Wang (http://www.cdb.riken.jp/jp/index_stap_140314.html)