鈴木農林水産大臣職員訓示(令和7年10月23日) maffchannel チャンネル登録者数 4.51万人

改めまして皆さんこんにちは。この度農林水産大臣を拝命をいたしました、鈴木典和です。
20年前私が農林水産省に入省いたしましたが、そんな私が、今この場でして皆さんの前でお話をすることができるのは、これまでご指導をいただいた農水の職員としての先輩方、そして同期の皆さん、また後輩の皆さん、皆さんがいて今の私がおります。
皆さんから教えていただいたことは、農林水産行政はどのようにあるべきか、科学に基づく食品安全行政はどういうものか、そして何よりも消費者行政の大切さをしたことを教えていただいたように思います。
これをもにしてこれから新たな農林水産行政、そして国民への食料の安定供給、日本の食料安全保障の確保、これを皆さんと一緒にやりたいという風に思っております。
今世界は地球温暖化と複雑な国際異常情勢の中で、食料供給のリスクというのが過去になく増大をしていると認識をしています。そういう中で私たち農林水産省には、現場の生産者の皆さんからの納得感、そして間に入る流通加工の皆さんからの行政への納得感、そして何よりも消費者の皆さんの農林水産行政への納得感、これが求められているという風に私自身感じています。
そのことを元にしてこれから素晴らしい政務三役の皆さんが来ていただきました。どの皆さんも根本先生、山下先生、広瀬先生、山本先生、皆さん誰しもが農林水産行政に思いを持って国会議員としてやってくださっている皆さんであります。皆さんと一緒にこの農政を新たな高みに持っていきたいという風に思っております。
その上で私からは職員の皆さんに今日は全国でお聞きの皆さんもいらっしゃると思います。3点お話をさせていただきます。
1点目
私が農林水産省の門を叩いた時、初めてその当時の、秘書課長の面接を受けました。どなたかについては先輩方は分かっているかもしれません。あの、個性豊かなあの人です。
その人から私の志望動機を申し上げた時に言われた言葉はこういう言葉でした。
「なるほどね。君は頭では考えてきたんだね。」
もう一度言います。
「なるほどね。君は頭では考えてきたんだね。」
この言葉は私の心に本当に刺さりました。
どんなに正しい政策でも、どんなに理想的な政策であったとしても、現場の皆さんの心が動かなければ、この国のいい姿は成し遂げるということができないという風に思っております。
生産、流通、消費の現場の皆さんの心、そして気持ち、これをよく踏まえて私たちはやっていかなければなりません。
現場に出向くということではなくて、現場にいる人の気持ちに立って私たちは取り組もうではありませんか?ここにいる政務三役の皆さんと一緒に、私たちみんな政務三役が一番厳しい現場に、一番辛い現場にお邪魔をして、その皆さんの気持ちに立って心の通う農林水産行政を実現をしたいという風に思っております。
2点目
そして2点目、是非職員の皆さんには役人としての正義感を、そしてフェアな心を公平さを心がけていただきたいという風に思っております。
時には政治からの「これはないよね」という要求があるかもしれません。
世論の皆さんからの「それはないよね」と思う世論になるかもしれません。それでも私たちは、20年先から今を振り返った時に「あの時の私たちの行動は正しかった。あの時の正義感は間違っていなかった。」そういう風に思えるような判断を一人ひとりの皆さんにやっていただきたいという風に思っています。そのための議論や、そのためのそれぞれの場所での戦いは大歓迎です。
是非政務三役とも皆さん正義感を持って戦っていただけたらと思いますし、政治の圧力に屈しない、こういう農林水産行政を目指そうではありませんかと、政治家の私が言うのはあんまり説得力がありません。
3点目
そして最後に是非農林水産省の全国の職員の皆さん、これまでのマインドを変えてください。日本は今長い間のデフレからインフレに変わろうとしています。多くの国民の皆さんがこの局面の転換の中で、マインドをどうやって変えていけるか、まさに今この過渡期にあります。
様々な対策は政治が責任を持って皆さんと一緒にやらなければなりません。ただその第一歩目に必要なのは、職員の皆さんと私たち自身のマインドの転換だという風に思っています。
「今まではこうでした。」「補助の上限はこれでした。」「財務省がこういう壁を…」全部乗り越えていこうではありませんか。
そして今まで中間地域を始め、私たちが本来やらなければならなかった、衰退を止めることのできなかった、通した農林水産行政のこれまでの壁を皆さんと一緒に乗り越えて、ぶれない、「猫の目農性」と言われない、将来が見通せる、そういう農政を皆さんと一緒に作っていきたいという風に思いますので、全ての責任は私が負います。是非皆さんと一緒にこの国の将来のために前に進んでいきたいと思いますので、どうかこれからよろしくお願いいたします。私からのご挨拶以上といたします。
今話題になってる鈴木憲和農林水産大臣の職員訓示
これ、ちょっと時間ある時に本当に一度聞いて欲しい
軽く泣きそうになったわ、これを言える政治家って居るんだなpic.twitter.com/1JdvULMIY9— ハム速 (@hamusoku) October 27, 2025
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