日本の科学と技術

世の中に無駄に作り出された物7選

大学院に進学して毎日、朝から夜中まで実験して博士号を取得し、海外までいってポスドクをやり、極貧の状態で日本で職を探しながら研究を続けているうちに、職の任期が切れて人生半ばで研究を辞めなくてはいけなくなると、自分の人生が全て無駄だったような気がします。

世の中に無駄なものなんてない、というありきたりの言葉が偽善に聞こえてしまうのですが、そんなときに、下で紹介する無駄に作り出されたものを見たら、負けた!と思いました。自分の人生よりももっと無駄なものを作っているひとが世の中にはいたのです。

 ゴミくずのプラモデル

頑張って作ったプラモデルの完成品が実はゴミくずというのは、考えようによっては自分の人生にも当てはまりそうで、ちょっと怖い。

水が跳ねるスプーン

ストレスで神経がやられますが、どうせならもっとストレスフルにしてしまえというもの。

PCでパスワードを入力するための物理的に実在する鍵

デジタルよりアナログな自分は、この鍵が欲しい。

タイプ入力時に声援を送ってくれるキーボード

リアルじゃないから空しくなるかというと、これが案外そうでもなくて、やはり人間は勝手に反応して気持ちよくなってしまうものなんです。

ステルステクノロジーで見えなくした弁当箱

無駄なハイテク。

汚くて読めない字のフォント

無駄具合が、意味不明なレベル。自分も人に読まれたくないことをメモするときには自分にしか読めない字にまで崩して書くことがありますが、それがPC上でもできるところがミソ。

土下座したまま動ける装置

これを使う機会がないような人生を送りたい。

以上、無駄なもの7つ紹介しました。誰が何のためにこんな無駄なものをつくっているのかと思ったら、ご本人が講演会で解説されていました。

無駄とは何か

『無駄とは何か―無駄なことを想像する力』講師:藤原 麻里菜(札幌市中央図書館講演会) 2022/03/16 SapporoPRD

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