日本の科学と技術

2021.9.27学振採用者発表 審査結果が通知

関連記事⇒2023年9月XX日学振の選考結果発表:令和6(2024)年度採用分特別研究員(PD、DC2、DC1)の第一次選考結果について

 

2021年9月27日(火)に学術振興会特別研究員(通称、”学振”)の採用者が応募者に通知されました。自分は学振を取っていませんが、自分が大学院生だった頃にすでに学振の制度があったのか自分が知らなかっただけなのかわかりません。あったとしても、今の時代のように学振、学振という雰囲気は全くなかったように思います。めでたく学位を取得して大学院卒業の門出にはトータル600万円以上もの借金を背負うことになる、育英会の奨学金を得られて、無邪気に喜んでいました。

大学院生にとって経済的な支援があるかどうかは、たとえそれが奨学金と言う名の多額の借金であったとしても、研究者への道に踏み出せるかどうかを決める非常に大きな要素になります。最近でこそ、いろいろと大学院生向けの経済的な支援制度が立ち上がりつつありますが、やはり学術振興会特別研究員(学振)はその中でもメジャーなものとして定着しており、大学院生やポスドクにとって特別な重さがあると思います。

 

学振の審査過程について

新型コロナウイルスの影響だと思いますが、このところ、学術振興会特別研究員の審査で面接は実施されていないようです。

 

学振悲喜こもごも

学振採用の発表がある日は毎年、採択された人と不採択だった人のツイートがネットを駆け巡ります。

 

学振採否結果の受け止め方

学振は序の口で、研究者になる道のりには合否や採否に関しては幾多もの試練が待ち受けています。それはすでに大学入試、大学院入試から始まっており、希望するラボへの配属、学振、論文のリジェクト、科研費その他の助成金の採否、ポスドクやPI職の採否などなど、自分の希望が全部叶うような幸運な人はそうそういません。

「世間から否定された」ときに自分を失わせないでくれるものは何でしょうか。それは結局、研究に対する興味だったり、自分がやっている研究の面白さを自分で信じられることなのではないかと思います。

 

学振に関する当事者の思い込み

学振に不採用になることは、研究者としてのキャリアパスの一つの分岐に過ぎません。別にそこで行き止まりになるわけではないのです。

学振に落ちて困る理由

そうは言ってもやはり、自分が認められなかったという体験は苦痛です。また、経済的に他に当てが無い場合には、DCが取れるかどうかはかなりクリティカルになります。

 

学振の採択率

学振の採択率は結構低くてたったの16%だそうです。科研費の若手研究が近年は40%、基盤研究(C)が3割弱ですから、学振DCはかなりの競争率です。不採択になったからといってめげる必要はありません。

学振の合否ライン

 

学振に通る理由・落ちる理由 能力との相関について

 

とある学振の通り方

 

DC1採択の戦略

 

学振DCのお給料の金額

 

学振の経済的な待遇に関する懐疑点

学振に落ちたあとに取るべき行動について

次回の学振採択を目指して

  1. 学振DC1/DC2に落ちたらどうする?対策3本柱 かだの研究ブログ 2021.09.26

 

学振に落ちても研究者として生き残れることについて

 

学振焼きそばについて

学振制度改革への提言

 

学振昔話

学振の制度の歴史

 

学振の採用通知の時期に関する考察

 

学振合否発表がツイッター界隈に投げかける波紋について

 

ツイッターにおける生存者バイアスについて

 

学振のその先にある厳しい現実について

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