日本の科学と技術

任期付き大学教員・研究者の苦悩と任期無し教員の考えとのギャップについて

搾取される若手研究者

10年後、20年後に業界にいられるかも分からない状況にある若手に対して、若手から搾取している立場の者が、その搾取の構図を変えようと動くこともせず「10年後、20年後に業界の中核を担う若手」という表現を使うことは無責任以外の何ものでもない。(2021.04.10「シニア世代」が「若者世代」を搾取する…研究業界に見る日本社会の危機 中川 まろみ)

上のFRAUの記事は、搾取される若手研究者に関して、競争的資金の獲得においてシニアが有利な構図があるということと絡めていて、この議論に自分は必ずしも賛成するわけではないのですが、搾取の構図があるという点に関してはそう思います。

若手研究者がラボに貢献する(そこそこの)業績を上げてもパーマネントの職はなく、ラボヘッドだけが生き残っていく社会になってしまっているという点において『搾取」ではないかと思うのです。昔なら助手⇒助教授⇒教授になっていたであろう人間でも、今の時代だと任期付きのせいで、ポスドク⇒ポスドク⇒ポスドク⇒‥ とか、助教⇒ポスドクに逆戻り⇒ポスドク⇒研究人生終了とか、助教⇒研究人生終了になる可能性が大きいと思います。

 

噛み合わない議論

パーマネントvs任期付きの根源的問題

いちばん問題だったのは、業績のない教員でも、そのまま定年まで在籍することが多々あることだった。いわゆる「万年助手」というキャリアパスだ。任期制導入の裏には、我が国のアカデミア全体での人材循環もさることながら、こういう万年助手の方に任期を理由に辞職して頂くことができれば、という目論見があった。(任期付ポジションについて考える 2012年 04月 26日 大隅典子の仙台通信)

 

歴史的背景

アカデミアのポジションの数に関して

任期付きポジションの良し悪しに関する議論

任期付きポジションの短所について

数年の任期でできること

任期付きポジションのあるべき姿について

現在の任期付きポジションの不条理さについて

任期付き研究職の設計の誤りについて

任期無しポジションの有難み

任期付き研究者というポジションの見られ方

 

パーマネント職の数の絶望的な少なさについて

 

パーマネント職にいるシニア研究者と若手世代との間のギャップについて

パーマネント職が少ない理由

 

任期付き職から抜け出すためのアドバイス

Exit mobile version