「理研の倫理観にもう耐えられない」と、理化学研究所発生・再生科学総合研究センターに所属する高橋政代プロジェクトリーダーが理研を厳しく批判しました。
NHKの報道ですが、
“高橋リーダーはSTAP細胞の問題で、小保方リーダーに指摘されている数多くの疑義について説明させないまま、検証実験に参加させるなどの対応を取っている理化学研究所について、「理研の倫理観に、もう耐えられない」などと、ツイッターを通じて批判しました。”(http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140702/k10015693461000.html)
と、ついに理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(理研CDB)内部の研究者から批判の声が上がりました。
参考
- Masayo Takahashi@masayomasayo 理化学研究所 発生再生科学総合研究センター 網膜再生医療研究開発プロジェクト プロジェクトリーダー。眼科歴25年。網膜変性疾患専門。(高橋政代氏のTWITTERアカウント)
- 「理研の倫理観にもう耐えられない」 (NHK NEWSWEB 7月2日 18時11分):”iPS細胞を使った世界初の臨床研究を進めている理化学研究所の高橋政代プロジェクトリーダーはSTAP細胞の問題で、小保方晴子研究ユニットリーダーに、指摘されている数多くの疑義について説明させないまま検証実験に参加させるなどした理化学研究所の対応は問題だとして、今後、新たな患者への臨床研究を中止する可能性を示しました。…”
- 高橋政代プロジェクトリーダーコメント 高橋政代プロジェクトリーダーの個人のツイッター上での発言について、多数お問合せを頂いております。これを受け、高橋リーダーから以下のコメントがありましたのでお知らせ致します。(独立行政法人理化学研究所 2014年7月2日):お騒がせして申しわけありません。現在移植手術に向け細胞培養を行っている患者さんの臨床研究については順調に推移しており予定通り遂行します。ネット上で「中止も含めて検討」と申し上げたのは、様々な状況を考えて新規の患者さんの組み入れには慎重にならざるを得ないというのが真意で、中止の方向で考えているということではありません。臨床研究そのものには何の問題もありませんし、一刻も早く治療法を作りたいという信念は変わっておりません。理研が一日も早く信頼を回復し、患者さんが安心して治療を受けられる環境が整うことを期待しています。高橋政代
- Masayo Takahashi at TEDxTokyo 2014
(⇒日本語通訳版 高橋 政代 at TEDxTokyo 2014) - 小保方氏が理研に出勤、STAP細胞検証実験に参加