日本の科学と技術

教授、准教授、講師又は助教 10人程度、ただいま令和2年度「東京大学卓越研究員」公募中!

研究者はパーマネントの職を獲るまでは、任期付きの職を転々とすることが多いですが、その間、経済的にも精神的にも非常に不安定な状態にさらされるため、必ずしも研究に集中できる時期とは言えません。任期が切れる前に次の職を確保するためには短期的に結果が得られることに注力せざるを得ず、大きな成果を得にくいため、結局パーマネント職を得るのが難しくなるという悪循環にも陥りがちです。

本当に研究に専念できるようにするためには、職が安定していることが必要なのではないかと思います。研究成果が出ていれば必ず次の職につながるという安心感すら、今の研究の世界にはありません。「多少の成果」では、限られたポジションを勝ち取るには不十分なのです。

 

東京大学卓越研究員

日本学術振興会のものと同じ「卓越研究員」という呼称を用いているため自分は最初、日本学術振興会の卓越研究員と混同していましたが、東京大学の独自の制度として「東京大学卓越研究員」なるものがあります。文字通り卓越した研究成果を挙げた研究者が対象のようです。募集要項等を見ると、学内からの推薦と、公募との2通りの募集形態があります。

 

令和2年度東京大学卓越研究員

令和2年度東京大学卓越研究員公募(募集要項)

  • 職名及び人数:教授、准教授、講師又は助教  10人程度
  • 勤務形態 常勤(任期なし)
  • 雇用形態:無期雇用
  • 試用期間:有り(採用日から6月間)
  • 2020年07月21日 必着

(参考:JREC-IN)

令和元年度東京大学卓越研究員

 

平成30年度東京大学卓越研究員

  • 平成28年度にはその一環として「東京大学卓越研究員」制度(注1)を創設しております。
  • 分野を問わず国内外から広く准教授、講師、助教を新たに10人程度「東京大学卓越研究員」として公募
  • 採用された者は、東京大学の研究科、研究所、センター等のうちいずれかの部局に所属
  • 注1「東京大学卓越研究員」制度:本学に着任して3年以内の卓越した若手研究者を「東京大学卓越研究員」として、毎年20人程度を選定し、自らの研究テーマを追究し自立して研究に取り組む環境を整えるためのスタートアップを支援するもの。
  • 雇用形態:任期10年又は無期雇用(任期中に再任評価を実施することがあります。)

引用元:平成30年度東京大学卓越研究員(准教授、講師、助教)の公募を開始(東京大学)

  1. 東京大学卓越研究員(パンフレットPDF 東京大学) 2018年度東京大学卓越研究員のテーマ、略歴など
  2. 「平成30年度東京大学卓越研究員(公募型)」9名を決定(東京大学)今年度初めて、分野を問わず国内外に広く公募を行い、応募のあった153名について選考し、「平成30年度東京大学卓越研究員(公募型)」9名を決定いたしました。
  3. 「平成30年度東京大学卓越研究員」22名決定(東京大学)学内の研究科及び研究所等から推薦のあった47名に対して推薦書・研究業績等に基づき審査を行い、「平成30年度東京大学卓越研究員」22名を決定いたしました。

 

UTEC-UTokyo FSI Research Grant Program

(引用元:UTEC-UTokyo FSI Research Grant Program 東京大学)

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