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リキッドバイオプシー研究の最前線

リキッドバイオプシーとは?

As an alternative target to surgically resected tissue specimens, liquid biopsy has gained much attention over the past decade. (Lim et al.. Liquid biopsy: one cell at a time. npj Preision Onology 02 October 2019 )

Blood contains two types of cancer-derived materials that are susceptible to detailed molecular analysis: intact circulating tumor cells (CTCs) and cell-free circulating tumor DNA (cfDNA; also referred to as circulating tumor DNA, or ctDNA). (What is a Liquid Biopsy? healio.com)

  1. リキッドバイオプシー(実験医学Online) 血液などの体液を用いてバイオマーカーを診断・測定
  2. “Liquid Biopsy”:がんのリアルタイム診断 遊佐亜希子 

 

リキッドバイオプシーの現状

今後のがん研究のあり方に関する有識者会議 第8回(資料) 平成31年2月21日(木) 9:30~11:30 厚生労働省 18階 専用第22会議室 資料2-4の委員の意見をいくつか紹介。

現状と課題 がんの治療経過等に伴って刻々と変化するがんのゲノム・エピゲノム異常に関して、研究解析用の継時的な検体採取外科的切除試料生検材料に限られており、患者さんへの身体的な負担が大きい。 後半5か年の研究の方向性 リキッドバイオプシーの技術的な革新と、それによる早期診断治療選択及び副作用予測等への実用化研究を推進する。

現状と課題 がん検診の受診率が目標値に達しておらず、精密検査受診率が低い。一方で、リキッドバイオプシーを中心とした科学的根拠が薄い検査も実施されており、続々と新しい手法が開発されている。これらの手法による偽陽性・偽陰性の増大が、医療経済的、あるいはがん診療上の課題になることが想定される。後半5か年の研究の方向性 リキッドバイオプシーの科学的・臨床的な有用性について、広く検証し、国民に適切な情報を浸透させていく。

現状と課題 わが国のがん検診受診率はがん対策推進基本計画に基づく施策により改善しつつあるものの低迷している。その要因として組織型検診体制の確保や普及啓発の課題もあるが、検診項目ごとに別検査が必要があることや、検診の身体的心理的負担がブレーキになっている現状もある。一方で、リキッドバイオプシーによる負担の少ないがんスクリーニング法の研究開発も進んでいるが、科学的根拠が確立していない検査キットが商品化されている現状も憂慮される。後半5か年の研究の方向性 1回の採血採尿多がん種同時にスクリーニングする方法として、マイクロRNA遊離DNAアミノ酸組成などを指標とした技術的な研究開発は進んでいる。薬事承認が得られた技術の中から、どのスクリーニング法が最も感度特異度費用対効果に優れ、過剰診断過剰治療見落としにつながらない方法であるのかを明らかにするための大規模臨床研究を進める。

現状と課題 現在、リキッドバイオプシ―技術を用いて体液中のマイクロRNAタンパク質代謝物金属を検出することでがんの早期発見を目指した診断法の研究開発が盛んにおこなわれている。これらの研究にはバイオバンク等で保管される検体が用いられているが、検体の保存条件が各機関で統一されていない。そのため探索されたバイオマーカーに施設間の保存条件の違いがバイアスとして反映されてしまい、検証ができず実用化に結びつくバイオマーカーの探索ができないことが想定される。後半5か年の研究の方向性 保存存条件により変動する化合物種の特定と公的データベース化、検体の保存標準プロトコール及び評価プロトコールの日本発のISO規格を提案し、リキッドバイオプシー研究を一層進める。

現状と課題 小児がんにおけるリキッドバイオプシーの実用化はいまだなされていないが、小児がんでは既に神経芽腫におけるMYCN遺伝子、横紋筋肉腫におけるmiR-206遺伝子を対象としたリキッドバイオプシーを組み込んだ臨床試験が開始されている。後半5か年の研究の方向性 小児がんにおけるリキッドバイオプシーを用いた検討を実施し、治療介入への妥当性を検証する研究を推進する。

(引用元:「横断的事項」について厚生労働省健康局がん・疾病対策課 PDF *太字強調は当サイト)

  1. がん治療の流れを変える 『がんゲノム医療』の基礎知識から 今後の新たな展開まで 国立がん研究センター 先端医療開発センター トランスレーショナルインフォマティクス分野 土原 一哉  2019年4月16日 第1回がんゲノム医療に関する基礎メディアセミナー (PDF)
  2. 次世代シークエンサーやリキッドバイオプシー等を用いたコンパニオン診断薬の承認のあり方 永井 純正 Sumimasa NAGAI, M.D., Ph.D. 東京大学医科学研究所 先端医療研究センター
  3. がんゲノム医療の基盤整備産学連携全国がんゲノムスクリーニング事業(SCRUM-Japan)…新薬承認を取得し、リキッドバイオプシーを用いた新しい世界最先端研究を開始 平成30年1月から、血液での多遺伝子検査パネルによるリキッドバイオプシー診断による新薬開発体制を構築。肺・消化器がん計4,000例の世界最先端・最大規模の開発試験を開始し、日本人患者への利益早期還元とわが国での新薬開発・ゲノム研究の活性化を図っている。
  4. 2019年1月24日、25日 miRNA 最新研究、国際標準化、リキッドバイオプシーのもたらす未来と展望 (開催レポート)セッション4「リキッドバイオプシー技術のもたらす未来と展望」 講演資料
    4-1 リキッドバイオプシー技術のもたらす未来と展望 落谷 孝広
    4-2 Unveiling of Extracellular miRNA Profiles of Breast Cancer Tang-Long Shen
    4-3 Rigor and Reproducibility for Liquid Biopsy Matthew Young
    4-4 リキッドバイオプシーを臨床検査として活用するために 前川 真人
    4-5 リキッドバイオプシーによるがんプレシジョンメディスン 西尾 和人
  5. 医療機器開発の注目領域 平成30年3月 AMED
  6. 患者層別化マーカー探索技術の開発 AMED 研究開発項目1~3の公募内容の一部を抜粋し、整理した表
  7. Liquid Biopsyによる遺伝子検査システムの 薬事上の検討課題 独立行政法人医薬品医療機器総合機構 体外診断薬審査室 柳原玲子 PMDA 
  8. Liquid biopsyへの期待と限界 医学のあゆみ 265巻6号 2018年5月12日

 

科研費採択課題に見るリキッドバイオプシー研究の最前線

KAKENデータベースで研究課題名に「リキッドバイオプシー」が含まれる研究課題を検索しました(検索日:2019年11月10日)。

  1. 研究課題名:鼻腔検体を利用したアルツハイマー病早期診断法(リキッドバイオプシー)の開発 研究課題/領域番号:19K24029 研究期間 (年度):2019-08-30 – 2021-03-31 研究代表者:中村 圭吾 滋賀医科大学, 医学部, 医員 (50848380) 審査区分:0906:生体機能および感覚に関する外科学およびその関連分野 研究種目:研究活動スタート支援 研究開始時の研究の概要:アルツハイマー病は、初老期から老年期に起こる進行性の認知機能障害を特徴とする疾患で、今後も確実に増加することが予想される。より早期から治療薬の投与を開始することである程度の効果が得られることが示されている。われわれの施設では鼻腔でもこの疾患に特異的な蛋白であるアミロイドβ(Aβ)やリン酸化タウ蛋白を検出できることを確認している。本研究は鼻咽腔の洗浄液を利用したアルツハイマー病の低侵襲な早期診断法(リキッドバイオプシー)の開発を目的とする。
  2. 研究課題名:癌転移検査法としての in vivo リキッドバイオプシーの創成 研究課題/領域番号:19K22986 研究期間 (年度):2019-06-28 – 2021-03-31 研究代表者:石原 美弥 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 医用工学, 教授 (30505342) 審査区分:中区分90:人間医工学およびその関連分野 研究種目:挑戦的研究(萌芽) 研究開始時の研究の概要:本研究では、生体の細動静脈や毛細血管を生体内のマイクロ流路(μ-TAS: Micro Total Analysis Systems)とすることが、挑戦的研究としての着眼点である。生体内のマイクロ流路を光音響イメージングで同定し、この流路を通過するCTCを直接的に検知・観察することを可能にする簡便で非侵襲的なシステムを構築する。さらにCTCを鋭敏に検出するための標識方法の開発とともに、前立腺癌を対象に原理検証をおこなう。これにより、採血の代わりに、患者と医療機関のメリット、及び、医療技術の高度化を図ることができる全く新規の病気の存在や進行度の把握、及び、治療効果の判定が可能な検査法の創出につなげる。
  3. 研究課題名:血漿Cell free DNA同定による卵巣癌新規リキッドバイオプシー法の確立 研究課題/領域番号:19K18670 研究期間 (年度):2019-04-01 – 2021-03-31 研究代表者:吉村 明彦 大阪大学, 医学系研究科, 招へい教員 (10823528) 審査区分:小区分56040:産婦人科学関連 研究種目:若手研究 研究開始時の研究の概要:卵巣がんはその発見の難しさゆえに予後不良である。手術療法、薬物療法には限界があり、予後の抜本的な改善のためには早期発見しかない。がん患者の血漿中には,がん由来のcell-free DNA (cfDNA) が存在することは,以前より知られている。近年のデジタル PCR や次世代シーケンサーなどの革新的な進歩によりこれまで不可能と考えられていた cfDNA のゲノム異常を検出することが可能になった。本研究では、デジタルPCR法という最先端の技術を婦人科悪性腫瘍の診断に導入するための基礎研究を行う。特に卵巣がんの分子生物学的特性に焦点を当て発生原因に個別化した診断方法の確立を目指す。
  4. 研究課題名:血清糖鎖解析とリキッドバイオプシーの併用による尿路上皮癌バイオマーカーの開発 研究課題/領域番号:19K18575 研究期間 (年度):2019-04-01 – 2022-03-31 研究代表者:鈴木 裕一朗 弘前大学, 医学部附属病院, 助教 (50647344) 審査区分:小区分56030:泌尿器科学関連 研究種目:若手研究 研究開始時の研究の概要:Liquid biopsyによる網羅的解血清糖鎖析、CTC細胞表面糖鎖、糖転移酵素の発現定量およびcfDNA中の糖転移酵素の発現検出法の確立と、それを用いた尿路上皮癌の悪性度・再発・効果予測への有用性を明らかとする.尿路上皮癌と診断され治療予定の患者の治療前後検体、もしくは転移性尿路上皮癌患者の定期採血検体からCTCおよびcfDNAを分離し、糖鎖抗原・糖転移酵素の発現量やcfDNA中の糖転移酵素コピー数をモニタリングし、病理学的悪性度、抗癌剤・免疫チェックポイント阻害剤による治療効果、治療抵抗性獲得や予後との関連を検討する。
  5. 研究課題名:術前リキッドバイオプシーでのテロメア測定による大腸癌肝転移術後の予後予測 研究課題/領域番号:19K18133 研究期間 (年度):2019-04-01 – 2023-03-31 研究代表者:青木 悠人 日本医科大学, 医学部, 助教 (40763256) 審査区分:小区分55020:消化器外科学関連 研究種目:若手研究 研究開始時の研究の概要:大腸癌肝転移の外科切除症例において、単発の小さな肝転移でも、早期に再発し不幸な転機をとる患者がいる一方で、多数の転移を認めても、手術で肝転移を取り除くことで、大腸癌が治癒する患者が存在する。しかし、術前より予後を予測することは困難である。肝転移切除術後の予後を予測するために、癌細胞のテロメア長やテロメレース活性が利用できないかを検討し、さらにliquid biopsyへの応用に挑戦する。
  6. 研究課題名:糖鎖-レクチン反応に着目したリキッドバイオプシーを用いた食道癌早期診断法の開発 研究課題/領域番号:19K18078 研究期間 (年度):2019-04-01 – 2021-03-31 研究代表者:小川 光一 筑波大学, 医学医療系, 講師 (20733637) 審査区分:小区分55020:消化器外科学関連 研究種目:若手研究 研究開始時の研究の概要:食道扁平上皮癌手術検体より3次元腫瘍オルガノイドを作成し、食道癌に特異的に発現している糖鎖-レクチンの組み合わせをレクチンマイクロアレイにより解析・同定する。選別された複数種のレクチンを用いて食道癌患者および健常者の臨床検体(血液、唾液)中の遊離糖鎖の検出を行い、糖鎖-レクチン反応を標的としたリキッドバイオプシー法による食道癌の早期診断法としての有用性を検証する。また既存マーカーとの感度・特異度の比較を行い、新規バイオマーカーとしての優位性についても検証する。
  7. 研究課題名:新たな高感度リキッドバイオプシーによる進行肝癌治療マネージメントへの挑戦索 研究課題/領域番号:19K17463 研究期間 (年度):2019-04-01 – 2022-03-31 研究代表者:佐伯 一成 山口大学, 医学部附属病院, 助教 (60634756) 審査区分:小区分53010:消化器内科学関連 研究種目:若手研究 研究開始時の研究の概要:進行肝細胞癌の治療薬の第一選択肢は分子標的薬であり非常に高価なチロシンキナーゼ阻害薬が中心である.しかしながら,本薬剤の治療効果を早期に判定できる血清バイオマーカーは存在せず,無効な薬剤の漫然とした投与による副作用出現や医療費の高騰をもたらしている.各種治療の効果判定を早期に可能とする血清バイオマーカーとしてリキッドバイオプシーに注目した.本研究では極少量のDNAからでも任意の遺伝子のメチル化レベルを1コピーでも測定可能としており,候補遺伝子の肝癌の治療効果判定としての有用性を検証する.これにより,不必要な薬剤投与の抑制による医療コスト削減や副作用減少につながることが期待される.
  8. 研究課題名:大腸腺腫/早期大腸癌由来のエクソソームを用いたリキッドバイオプシーの開発 研究課題/領域番号:19K17421 研究期間 (年度):2019-04-01 – 2021-03-31 研究代表者:諸井 林太郎 東北大学, 医学系研究科, 非常勤講師 (90803594) 審査区分:小区分53010:消化器内科学関連 研究種目:若手研究 研究開始時の研究の概要:1.大腸腺腫・早期癌オルガノイド培養細胞株を作成し、エクソソームを抽出する。大腸腺腫・早期癌由来のエクソソームmiRNA・蛋白のプロファイルを明らかとする同一患者で、腫瘍摘出前後の血清エクソソームの変化と、腫瘍から分泌されるエクソソーム内miRNA、蛋白を比較検証し、リキッドバイオプシーの候補miRNA・蛋白を同定する。同定したmiRNA、蛋白がリキッドバイオプシーとして応用可能か検証する。
  9. 研究課題名:リキッドバイオプシーを用いた肺癌個別化放射線治療の検討 研究課題/領域番号:19K17174 研究期間 (年度):2019-04-01 – 2022-03-31 研究代表者:北川 未央 札幌医科大学, 医学部, 助教 (30608922) 審査区分:小区分52040:放射線科学関連 研究種目:若手研究 研究開始時の研究の概要:近年、放射線治療と併用する機会が増加している免疫チェックポイント阻害剤の治療効果のモニタリングや、放射線肺障害の発現予測において、リンパ球のRNA発現変化やリキッドバイオプシーを応用することで、肺がんに対する個別化放射線治療の実現を目指すため、①放射線治療前後の血清中のエクソソーム内mRNA/miRNA発現を解析し、②DNA損傷修復に関わるタンパクや免疫チェックポイントに関わるタンパク発現との関連性を検討し、放射線治療効果や放射線性肺障害を予測することを目的とする。
  10. 研究課題名:免疫染色やリキッドバイオプシーによる頭頸部癌の腫瘍免疫能と放射線治療の解析 研究課題/領域番号:19K17147 研究期間 (年度):2019-04-01 – 2021-03-31 研究代表者:福島 悠希 札幌医科大学, 医学部, 助教 (60749787) 審査区分:小区分52040:放射線科学関連 研究種目:若手研究 研究開始時の研究の概要:近年、ヒトパピローマウイルス関連の頭頸部癌が増加しており、特に中咽頭癌で顕著である。HPV陽性の中咽頭癌は放射線治療の感受性が良好で予後良好と考えられている。しかし、このメカニズムについては未解明の部分が多い。我々のグループではこれまで各種の癌において、DNA損傷修復蛋白発現と放射線治療成績が相関することを報告してきた。そこで本研究ではこれらの成果を発展させ、中咽頭癌を主とした頭頸部癌の腫瘍免疫関連蛋白の発現と放射線治療成績の相関を解明し、臨床応用に結びつけることを目的とする。具体的には、癌細胞の腫瘍免疫関連蛋白を用いた放射線感受性予測法の臨床応用と個別化放射線治療の実用化を目指す。
  11. 研究課題名:幹細胞関連転写因子に着目した大腸癌術後再発診断のためのリキッドバイオプシーの開発 研究課題/領域番号:19K16839 研究期間 (年度):2019-04-01 – 2021-03-31 研究代表者:五十嵐 央祥 札幌医科大学, 医学部, 研究員 (00724072) 審査区分:小区分50020:腫瘍診断および治療学関連 研究種目:若手研究 研究開始時の研究の概要:リキッドバイオプシーは悪性腫瘍の存在・性質診断を低侵襲で行う事が可能な技術であり、様々な癌種において開発が進められている。幹細胞性の維持に重要な働きをもつ転写因子であるPR domain containing 14 (PRDM14)は、正常では胎生初期の限られた時期にのみ発現するとされてきたが、近年悪性腫瘍においてPRDM14の異常発現や悪性腫瘍細胞における幹細胞性との関連が報告されている。本研究では大腸癌の術後再発診断としてPRDM14を対象としたリキッドバイオプシーの開発を目指す。
  12. 研究課題名:がん治療における包括的コミュニケーションツールとしてのリキッドバイオプシーの応用 研究課題/領域番号:19K10569 研究期間 (年度):2019-04-01 – 2022-03-31 研究代表者:荒木 和浩 群馬県衛生環境研究所, 研究企画係, 研究員 (80406470) 審査区分:小区分58010:医療管理学および医療系社会学関連 研究種目:基盤研究(C) 研究開始時の研究の概要:本研究の概要は、がん薬物療法中における、高齢者機能評価と患者の直接評価による副作用評価が、炎症性サイトカイン(IL-6、IL-1、TNF-α、アディポカイン)の変動と相関するかを探索することである。患者中心のチーム医療において、患者本人と医療者のみの主観的評価だけでは、その信頼性や妥当性・重篤度を、客観的かつ正確に評価することは困難である。多職種の医療者による主観的評価のみならず、炎症性サイトカインの数値をアルゴリズム化して客観的指標を可能にすれば、妥当な治療方針の決定・副作用のモニタリングとマネジメント・予後予測を客観的かつ包括的に評価できると考える。
  13. 研究課題名:HPV関連中咽頭癌の予後因子の解明とリキッドバイオプシーによる治療効果予測の検討 研究課題/領域番号:19K09883 研究期間 (年度):2019-04-01 – 2022-03-31 研究代表者:水町 貴諭 北海道大学, 大学病院, 客員臨床医師 (00507577) 審査区分:小区分56050:耳鼻咽喉科学関連 研究種目:基盤研究(C) 研究開始時の研究の概要:HPV関連中咽頭癌は欧米はもとより本邦においても急増している。HPV関連中咽頭癌は放射線治療や化学療法に対する感受性が良好で予後も良好である。このためHPV関連中咽頭癌に対して治療強度を下げることが可能であるかを検証する臨床試験が進められているが、HPV関連中咽頭癌のなかには予後不良例も存在する。予後良好な症例に対しては治療強度を下げ、予後不良例には治療強度を高める個別化治療が可能となれば生存率とQOLの向上が期待できる。本研究はHPV関連中咽頭癌における予後規定因子を同定すること、治療前検体より予後予測を可能にすることを目的とし、個別化医療への道標とするものである。
  14. 研究課題名:子宮平滑筋肉腫に対するリキッドバイオプシーを用いた術前診断の開発 研究課題/領域番号:19K09840 研究期間 (年度):2019-04-01 – 2022-03-31 研究代表者:林 琢磨 独立行政法人国立病院機構(京都医療センター臨床研究センター), 展開医療研究部, 特別研究員 (60359726) 審査区分:小区分56040:産婦人科学関連 研究種目:基盤研究(C) 研究開始時の研究の概要:私達はプロテアソーム構成因子LMP2の欠損マウスで、子宮肉腫が高頻度に自然発症することを報告した(利根川 進 教授の研究協力)。さらに、臨床検体を用いた実験より、私達は、LMP2の発現消失とCyclin Eの発現が子宮肉腫の発症に関連していることを報告した。Cyclin E、Ki-67とLMP2とのコンビネーションは、外科的摘出組織を用いた病理組織学的解析で子宮筋腫と子宮肉腫の鑑別に対するバイオマーカーとしての正診率を有している。そこで、小さい規模のクリニック等でも簡便に行える「子宮間葉系腫瘍に対するリキッドバイオプシー血液・尿を用いた術前診断」を確立することが本研究開発の目的である。
  15. 研究課題名:新規肉腫バイオマーカーを利用したリキッドバイオプシーの臨床応用 研究課題/領域番号:19K09650 研究期間 (年度):2019-04-01 – 2022-03-31 研究代表者:國定 俊之 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 准教授 (80346428) 審査区分:小区分56020:整形外科学関連 研究種目:基盤研究(C) 研究開始時の研究の概要:肉腫の新しいバイオマーカーを発見し、肉腫患者の再発・転移を早期診断する手技を確立する。肉腫患者の血液から組織特異的なエクソソームおよび分泌型miRNAを同定し、臨床情報と解析を行う。具体的な研究項目は、患者血液中腫瘍由来エクソソームの特定、患者血液中腫瘍由来分泌型 miRNA の特定、特定miRNA の治療標的としての検証、特定エクソソーム・分泌型miRNA と患者臨床病理学的関連性の解析である。このように組織特異的なエクソソームおよび分泌型miRNAを同定し、バイオマーカーの乏しい肉腫診療での新しい診断法や治療法として臨床応用可能かどうかを検証する。
  16. 研究課題名:大腸癌切除検体内貯留血のリキッドバイオプシーを用いた再発診断精度向上に関する研究 研究課題/領域番号:19K09127 研究期間 (年度):2019-04-01 – 2022-03-31 研究代表者:浜部 敦史 札幌医科大学, 医学部, 助教 (60621034) 審査区分:小区分55020:消化器外科学関連 研究種目:基盤研究(C) 研究開始時の研究の概要:現状では、大腸癌を治癒切除した後の個々の再発リスク診断を行うことが困難であるため、術後補助化学療法を適切な患者に投与することが必ずしも容易ではない。再発リスク診断の精度向上のため、大腸癌切除検体内の貯留血を用いてリキッドバイオプシーを行い、大腸癌が血行性転移を起こしていく動的変化を数値化し、本法の再発率診断精度向上における有効性を明らかにする。
  17. 研究課題名:新しいリキッドバイオプシー技術を活かした膵癌の不均一性・進化の理解とその治療攻略 研究課題/領域番号:19K09120 研究期間 (年度):2019-04-01 – 2022-03-31 研究代表者:種村 匡弘 大阪大学, 医学系研究科, 招へい教員 (30379250) 審査区分:小区分55020:消化器外科学関連 研究種目:基盤研究(C) 研究開始時の研究の概要:切除可能(Resectable:R)-および切除可能境界(Borderline Resectable:BR)-膵癌患者を対象に癌切除標本を含め、新規liquid biopsy技術を応用し抗癌剤、放射線療法など実臨床の治療過程でのがん選択圧に暴露されたCTC, PTCをリアルタイムに検出・モニタリングしliquid clinical sequencingで包括的ゲノム解析を行い、がんの不均一性、ゲノム進化を重点的に探索し、ゲノム進化を加味した個別化医療の確立をめざす。
  18. 研究課題名:革新的な新規リキッドバイオプシー法を用いた新しい乳癌の診断・治療法の探索 研究課題/領域番号:19K09075 研究期間 (年度):2019-04-01 – 2023-03-31 研究代表者:及川 将弘 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 客員研究員 (90612416) 審査区分:小区分55010:外科学一般および小児外科学関連 研究種目:基盤研究(C) 研究開始時の研究の概要:本研究の目的は、原発巣/転移巣における変異情報またはHot spot mutationの情報を用いることなく血漿循環がんDNAを高感度に検出可能な新規リキッドバイオプシー法を活用して、乳がん治療における新規診断法および治療法を開発することにある。<具体的な研究項目>①HER2陽性乳がん症例における新規リキッドバイオプシー法を用いた治療効果の予測 ②トリプルネガティブ進行再発乳がん症例における新規リキッドバイオプシー法を用いた治療抵抗性の解析 ③末期乳がん症例における新規リキッドバイオプシー法を用いたctDNA解析と予後予測
  19. 研究課題名:髄芽腫における髄膜播種の機能解析とリキッドバイオプシーの可能性についての検討 研究課題/領域番号:19K08345 研究期間 (年度):2019-04-01 – 2022-03-31 研究代表者:木嶋 教行 大阪大学, 医学系研究科, 特任助教(常勤) (80534627) 審査区分:小区分52050:胎児医学および小児成育学関連 研究種目:基盤研究(C) 研究開始時の研究の概要:本研究では小児悪性脳腫瘍の代表である髄芽腫における予後不良因子であるとされる髄膜播種について、そのメカニズムを同定しさらに治療標的分子の同定を行う。また髄芽腫においては血液および髄液中を循環する腫瘍細胞の存在(CTC)も確認されており、本研究ではこのCTCを用いて、髄芽種の診断(リキッドバイオプシー)への応用と治療効果評価のバイオマーカーとしての可能性についての検討も行う。
  20. 研究課題名:次世代シークエンスによる包括的な重症感染症リキッドバイオプシー 研究課題/領域番号:19K08298 研究期間 (年度):2019-04-01 – 2022-03-31 研究代表者:伊藤 嘉規 名古屋大学, 医学系研究科, 准教授 (20373491) 審査区分:小区分52050:胎児医学および小児成育学関連 研究種目:基盤研究(C) 研究開始時の研究の概要:近年の分子生物学の進展を応用し、侵襲性の少ない、包括的(微生物と生体情報をともに含む)な重症診断法開発の基盤となる研究を行う。病原微生物である、細菌、ウイルス、真菌などは、培養や核酸検出など様々な方法で検出されるが、次世代シークエンスは網羅的な微生物検出が可能である。他方、血液などの体液中には、細胞から分泌されるエクソソーム、Cell-free DNA、マイクロRNAが存在する。これらの微小な細胞由来分子を分離・解析し、重症感染症患者の炎症反応、免疫応答や臓器障害に関する評価を行い、リキッドバイオプシー(体液による病態解析・診断)を可能とするアッセイシステムを構築する。
  21. 研究課題名:DNAメチル化を標的とするリキッドバイオプシーを用いた膵癌診断技術の開発 研究課題/領域番号:19K07771 研究期間 (年度):2019-04-01 – 2022-03-31 研究代表者:顧 兆悌 東北大学, 医学系研究科, 非常勤講師 (40451520) 審査区分:小区分50020:腫瘍診断および治療学関連 研究種目:基盤研究(C) 研究開始時の研究の概要:血漿中の癌特異的なドライバー遺伝子変異などを調べる「リキッドバイオプシー」は診断に有効であるが、臨床応用には、さらなる検出感度の向上が重要である。これまで申請者らは、膵癌における高メチル化遺伝子の探索をおこない、膵癌特異的に高率にメチル化され、転写抑制される6遺伝子(NEFL、NEFM、NEFH、NPTX2、IRX4、LHX6)を明らかにした。これら遺伝子の再活性化はいずれも膵癌細胞の増殖抑制を引き起こすことから膵腫瘍形成における重要な役割が示唆された。本研究では、これら6遺伝子のDNAメチル化を標的とするリキッドバイオプシーの技術開発をおこない、早期診断への可能性や予後との関連を調べる。
  22. 研究課題名:がんの原発巣高速診断を実現するオンチップリキッドバイオプシーの構築 研究課題/領域番号:19H04489 研究期間 (年度):2019-04-01 – 2023-03-31 研究代表者:中島 雄太 熊本大学, 大学院先端科学研究部(工), 准教授 (70574341) 審査区分:小区分90130:医用システム関連 研究種目:基盤研究(B) 研究開始時の研究の概要:がんを早期発見するためにはがん検診が重要であり、血液などの生体液から診断が可能なリキッドバイオプシーの実現が期待されている。これまでに、がん患者の血液中にわずかに存在する循環腫瘍細胞や尿に含まれる匂いをターゲットとして診断する技術が開発され有効性が示されてきたが、どれもがんの有無を識別するものであった。本研究では、リキッドバイオプシーでがんの原発巣を診断する仕組みを構築することを目的とし、センサとして細胞のセンシング能を利用することを発想した。これを実現するために、生化学的アプローチによりがん環境中での細胞の動態解析を行い、工学的アプローチによりがん原発巣診断デバイスを構築する。
  23. 研究課題名:リキッドバイオプシーによる口腔がんの免疫チェックポイント阻害薬効果予測法の確立 研究課題/領域番号:19H03856 研究期間 (年度):2019-04-01 – 2022-03-31 研究代表者:本田 一文 国立研究開発法人国立がん研究センター, 研究所, ユニット長 (10260936) 審査区分:小区分57060:外科系歯学関連 研究種目:基盤研究(B) 研究開始時の研究の概要:口腔がんで利用できる分子標的治療として免疫チェックポイント阻害療法(ニボルマブ、抗PD-1抗体)が認可されたが、効率性や医療経済性の観点から奏効群に対する優先的投与が望まれている。免疫チェックポイント阻害効果と遺伝子異常総量(TMB)と相関することが示唆されてきている。実際、頭頸部がんではTMBが高く、免疫チェックポイント阻害の有効性が臨床試験で確認されている。ニボルマブ投与患者のCTCやctDNAから単離したDNAから腫瘍細胞が持つ個性と薬剤奏効性との相関を明らかにし、少ない侵襲で頻回モニタリングが可能な患者層別化に資するバイオマーカーを開発する。
  24. 研究課題名:難治癌の迅速病態診断リキッドバイオプシーの開発とプレシジョン医療への応用 研究課題/領域番号:19H03559 研究期間 (年度):2019-04-01 – 2022-03-31 研究代表者:醍醐 弥太郎 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (30345029) 審査区分:小区分52010:内科学一般関連 研究種目:基盤研究(B) 研究開始時の研究の概要:本研究では極めて悪性度の高い胸部難治癌(肺癌、食道癌、胸膜中皮腫)の組織・血液試料と多数の遺伝子・蛋白質の解析技術や血液中の微量分子の検出技術を基盤として、実用的な臨床診断に応用可能な癌由来分子(バイオマーカー)を同定・検証することをめざす。これらに基づき、バイオマーカーによる発癌リスクや未病・早期癌を検出する血液診断法、さらには体質や癌の個性に対応した個別化医療(プレシジョン医療)に応用可能な診断法の開発を進め、将来的な癌年齢層の健康寿命の延長とQOLの向上に役立つ情報を得る。
  25. 研究課題名:マイクロ流体と集積回路技術によるリキッドバイオプシープラットフォーム開発 研究課題/領域番号:19H02569 研究期間 (年度):2019-04-01 – 2022-03-31 研究代表者:Kim SooHyeon 東京大学, 生産技術研究所, 助教 (80709189) 審査区分:小区分28050:ナノマイクロシステム関連 研究種目:基盤研究(B) 研究開始時の研究の概要:本研究では、体液中のがん細胞を検出・分離し、一細胞解析を行う、次世代リキッドバイオプシープラットフォームの確立を目指す。これにより将来的には、患者の体液からがん細胞の同定・シグネチャー解析を一細胞レベルで定期的に行うことで、抗がん剤や手術などの治療効果をリアルタイムで評価できるようになるだけではなく、がんの変異的特徴の時系列変化を調べることが出来る。
  26. 研究課題名:次世代リキッドバイオプシーを変革するマルチスケール流体セパレーターの実証 研究課題/領域番号:19H02520 研究期間 (年度):2019-04-01 – 2022-03-31 研究代表者:山田 真澄 千葉大学, 大学院工学研究院, 准教授 (30546784) 審査区分:小区分27040:バイオ機能応用およびバイオプロセス工学関連 研究種目:基盤研究(B) 研究開始時の研究の概要:本研究では,血液中に存在する生体粒子をマーカーとして利用する疾患の診断技術「リキッドバイオプシー」に革新をもたらす新規分離精製手法を開発する。具体的には,細胞などの生体粒子を連続的に導入するだけで,特定の生体粒子のみを選抜できる「マルチスケール流体セパレーター」を提案する。様々な大きさ・性質を有する粒子に対応できる流路構造の作製方法を確立し,さらに本分離精製手法の機能化および生化学解析操作との融合によって,エクソソームや希少細胞などの生体粒子分離における有用性を実証する。
  27. 研究課題名:超高感度次世代シーケンサーを用いた婦人科癌リキッドバイオプシーの網羅的遺伝子解析 研究課題/領域番号:18K16776 研究期間 (年度):2018-04-01 – 2020-03-31 研究代表者:岩橋 尚幸 和歌山県立医科大学, 医学部, 学内助教 (50750907) 審査区分:小区分56040:産婦人科学関連 研究種目:若手研究 研究開始時の研究の概要:
  28. 研究課題名:画像評価法とリキッドバイオプシーの併用による腎癌治療効果判定バイオマーカーの開発 研究課題/領域番号:18K16719 研究期間 (年度):2018-04-01 – 2021-03-31 研究代表者:細越 正吾 弘前大学, 医学部附属病院, 助教 (00815798) 審査区分:小区分56030:泌尿器科学関連 研究種目:若手研究 研究開始時の研究の概要:
  29. 研究課題名:GCNT2糖転移酵素による前立腺癌悪性度のリキッドバイオプシー評価法の開発 研究課題/領域番号:18K16717 研究期間 (年度):2018-04-01 – 2021-03-31 研究代表者:三上 穣太郎 弘前大学, 医学研究科, 客員研究員 (10792319) 審査区分:小区分56030:泌尿器科学関連 研究種目:若手研究 研究開始時の研究の概要:
  30. 研究課題名:小膵癌を標的とした診断パネルの開発とリキッドバイオプシーによる早期診断法の確立 研究課題/領域番号:18K16338 研究期間 (年度):2018-04-01 – 2021-03-31 研究代表者:畠 達夫 東北大学, 医学系研究科, 非常勤講師 (30806237) 審査区分:小区分55020:消化器外科学関連 研究種目:若手研究 研究開始時の研究の概要:
  31. 研究課題名:一細胞RNA-Seqとリキッドバイオプシー技術を応用した膵癌の病態解明と予後予測 研究課題/領域番号:18K15783 研究期間 (年度):2018-04-01 – 2022-03-31 研究代表者:松下 浩志 岡山大学, 医学部, 客員研究員 (20786107) 審査区分:小区分53010:消化器内科学関連 研究種目:若手研究 研究開始時の研究の概要:
  32. 研究課題名:リキッドバイオプシーを用いた腫瘍免疫能と放射線治療の解析 研究課題/領域番号:18K15555 研究期間 (年度):2018-04-01 – 2020-03-31 研究代表者:土屋 高旭 札幌医科大学, 医学部, 研究員 (90631169) 審査区分:小区分52040:放射線科学関連 研究種目:若手研究 研究開始時の研究の概要:
  33. 研究課題名:HER2遺伝子変異陽性肺癌の分子生物学的特性とリキッドバイオプシーに関する研究 研究課題/領域番号:18K15214 研究期間 (年度):2018-04-01 – 2021-03-31 研究代表者:岩間 映二 九州大学, 医学研究院, 助教 (40567343) 審査区分:小区分50010:腫瘍生物学関連 研究種目:若手研究 研究開始時の研究の概要:
  34. 研究課題名:リキッドバイオプシーに基づく犬腫瘍性疾患の早期診断法に関する研究 研究課題/領域番号:18K14586 研究期間 (年度):2018-04-01 – 2020-03-31 研究代表者:上林 聡之 山口大学, 共同獣医学部, 助教 (50796414) 審査区分:小区分42020:獣医学関連 研究種目:若手研究 研究開始時の研究の概要:
  35. 研究課題名:血中循環口腔癌細胞の分離とその細胞特性解析によるリキッドバイオプシーの確立研究 研究課題/領域番号:18K09767 研究期間 (年度):2018-04-01 – 2021-03-31 研究代表者:小泉 浩一 広島大学, 医歯薬保健学研究科(歯), 助教 (30335682) 審査区分:小区分57060:外科系歯学関連 研究種目:基盤研究(C) 研究開始時の研究の概要:
  36. 研究課題名:リキッドバイオプシーを用いた卵巣癌の術前組織診断法と卵巣癌予測診断法の開発 研究課題/領域番号:18K09308 研究期間 (年度):2018-04-01 – 2021-03-31 研究代表者:山口 建 独立行政法人国立病院機構(京都医療センター臨床研究センター), 内分泌代謝高血圧研究部, 研究員 (20378772) 審査区分:小区分56040:産婦人科学関連 研究種目:基盤研究(C) 研究開始時の研究の概要:
  37. 研究課題名:糖鎖分子標的リキッドバイオプシーによる前立腺癌悪性度評価マーカーの開発 研究課題/領域番号:18K09157 研究期間 (年度):2018-04-01 – 2021-03-31 研究代表者:米山 徹 弘前大学, 医学研究科, 助教 (50587649) 審査区分:小区分56030:泌尿器科学関連 研究種目:基盤研究(C) 研究開始時の研究の概要:
  38. 研究課題名:胆汁を用いたリキッドバイオプシーの確立と胆管がん術前診断への応用 研究課題/領域番号:18K08692 研究期間 (年度):2018-04-01 – 2021-03-31 研究代表者:伊藤 寛倫 公益財団法人がん研究会, 有明病院 消化器外科, 医長 (30790539) 審査区分:小区分55020:消化器外科学関連 研究種目:基盤研究(C) 研究開始時の研究の概要:
  39. 研究課題名:リキッドバイオプシーに基づく直腸癌術前放射線化学療法の効果予測法の開発 研究課題/領域番号:18K08635 研究期間 (年度):2018-04-01 – 2021-03-31 研究代表者:上野 雅資 公益財団法人がん研究会, 有明病院 大腸外科, 部長 (90574632) 審査区分:小区分55020:消化器外科学関連 研究種目:基盤研究(C) 研究開始時の研究の概要:
  40. 研究課題名:分子バーコード併用次世代シークエンスによる高感度網羅的リキッドバイオプシーの開発 研究課題/領域番号:18K07999 研究期間 (年度):2018-04-01 – 2021-03-31 研究代表者:高野 伸一 山梨大学, 大学院総合研究部, 講師 (80377506) 審査区分:小区分53010:消化器内科学関連 研究種目:基盤研究(C) 研究開始時の研究の概要:
  41. 研究課題名:DNA脱メチル化剤治療効果判定の高感度リキッドバイオプシーの開発 研究課題/領域番号:18K07989 研究期間 (年度):2018-04-01 – 2021-03-31 研究代表者:竹島 秀幸 国立研究開発法人国立がん研究センター, 研究所, 研究員 (40432497) 審査区分:小区分53010:消化器内科学関連 研究種目:基盤研究(C) 研究開始時の研究の概要:
  42. 研究課題名:個別化放射線治療に向けたリキッドバイオプシーの応用 研究課題/領域番号:18K07760 研究期間 (年度):2018-04-01 – 2021-03-31 研究代表者:染谷 正則 札幌医科大学, 医学部, 講師 (60404711) 審査区分:小区分52040:放射線科学関連 研究種目:基盤研究(C) 研究開始時の研究の概要:
  43. 研究課題名:リキッドバイオプシーによる膵癌化学療法の治療最適化システム 研究課題/領域番号:18K06765 研究期間 (年度):2018-04-01 – 2021-03-31 研究代表者:伊藤 由佳子 京都薬科大学, 薬学部, 講師 (30278444) 審査区分:小区分47060:医療薬学関連 研究種目:基盤研究(C) 研究開始時の研究の概要:
  44. 研究課題名:腎障害での細胞浸潤に対するエクソソームを用いたリキッドバイオプシー法の開発研究 研究課題/領域番号:18K05996 研究期間 (年度):2018-04-01 – 2021-03-31 研究代表者:園田 紘子 宮崎大学, 農学部, 助教 (60608272) 審査区分:小区分42020:獣医学関連 研究種目:基盤研究(C) 研究開始時の研究の概要:
  45. 研究課題名:変形性関節症の新規診断法リキッドバイオプシーの開発 研究課題/領域番号:17K19727 研究期間 (年度):2017-06-30 – 2019-03-31 研究代表者:廣畑 聡 岡山大学, 保健学研究科, 教授 (90332791) 審査区分: 研究種目:挑戦的研究(萌芽) 研究開始時の研究の概要:
  46. 研究課題名:循環腫瘍DNAに着目した腎癌特異的変異の同定とリキッドバイオプシーへの臨床応用 研究課題/領域番号:17K16789 研究期間 (年度):2017-04-01 – 2019-03-31 研究代表者:石津谷 祐 大阪大学, 医学部附属病院, 医員 (00783854) 審査区分: 研究種目:若手研究(B) 研究開始時の研究の概要:
  47. 研究課題名:乳癌におけるリキッドバイオプシー法の開発と臨床応用への取り組み 研究課題/領域番号:17K16511 研究期間 (年度):2017-04-01 – 2019-03-31 研究代表者:竹下 卓志 熊本大学, 医学部附属病院, 助教 (60736289) 審査区分: 研究種目:若手研究(B) 研究開始時の研究の概要:
  48. 研究課題名:小児神経芽腫、腎芽腫におけるエキソソームによるリキッドバイオプシーと治療法の開発 研究課題/領域番号:17K11524 研究期間 (年度):2017-04-01 – 2020-03-31 研究代表者:上原 秀一郎 日本大学, 医学部, 准教授 (00448060) 審査区分: 研究種目:基盤研究(C) 研究開始時の研究の概要:
  49. 研究課題名:リキッドバイオプシーによる進行性腎細胞癌新規分子標的治療アルゴリズムの確立 研究課題/領域番号:17K11159 研究期間 (年度):2017-04-01 – 2020-03-31 研究代表者:水野 隆一 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (60383824) 審査区分: 研究種目:基盤研究(C) 研究開始時の研究の概要:
  50. 研究課題名:大腸癌の腸内細菌叢メタゲノム解析とリキッドバイオプシーによる癌個別化診断 研究課題/領域番号:17K10655 研究期間 (年度):2017-04-01 – 2020-03-31 研究代表者:橋口 陽二郎 帝京大学, 医学部, 教授 (60251253) 審査区分: 研究種目:基盤研究(C) 研究開始時の研究の概要:
  51. 研究課題名:正電荷ナノワイヤと高感度SNP検出装置による脳腫瘍リキッドバイオプシー遺伝子診断 研究課題/領域番号:17H06742 研究期間 (年度):2017-08-25 – 2019-03-31 研究代表者:栗本 路弘 名古屋大学, 医学部附属病院, 病院助教 (40806501) 審査区分: 研究種目:研究活動スタート支援 研究開始時の研究の概要:
  52. 研究課題名:頭頸部癌におけるリキッドバイオプシーによるエピジェネティック解析 研究課題/領域番号:16K20239 研究期間 (年度):2016-04-01 – 2019-03-31 研究代表者:遠藤 志織 浜松医科大学, 医学部附属病院, 診療助教 (10625205) 審査区分: 研究種目:若手研究(B) 研究開始時の研究の概要:
  53. 研究課題名:分泌型T-UCR非翻訳RNAの消化管癌・泌尿器癌リキッドバイオプシーへの応用 研究課題/領域番号:16K15247 研究期間 (年度):2016-04-01 – 2018-03-31 研究代表者:安井 弥 広島大学, 医歯薬保健学研究科(医), 教授 (40191118) 審査区分: 研究種目:挑戦的萌芽研究 研究開始時の研究の概要:
  54. 研究課題名:血中循環腫瘍細胞をターゲットとするリキッドバイオプシーで拓く高速癌診断システム 研究課題/領域番号:16H06078 研究期間 (年度):2016-04-01 – 2020-03-31 研究代表者:中島 雄太 熊本大学, 大学院先端科学研究部(工), 准教授 (70574341) 審査区分: 研究種目:若手研究(A) 研究開始時の研究の概要:
  55. 研究課題名:唾液メタボローム解析による乳癌診断・治療薬選択支援リキッドバイオプシー法の確立 研究課題/領域番号:16H05408 研究期間 (年度):2016-04-01 – 2019-03-31 研究代表者:北川 雄光 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (20204878) 審査区分: 研究種目:基盤研究(B) 研究開始時の研究の概要:

 

参考

  1. youglish.com/pronounce/liquid%20biopsy/english?
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