はしか(麻疹;麻しん;ましん;measles; rubeola)

   




麻疹(はしか;ましん)に関する纏め。

名称について

はしかはウイルス性の感染症で、正式名称を麻疹(ましん)という。(はしか「空白の世代」に流行の危険 国立感染症研究所 多屋馨子室長に聞く 2018/5/9 11:30 日本経済新聞

麻疹(ましん)は中国由来の呼称で、発疹が麻の実のようにみえることから。疹が常用漢字でないため、平仮名を用いて「麻しん」と書かれることがある。はしか(漢字表記は同じく麻疹)の呼称が、一般に良く使われる。英語はmeaslesまたはrubeola。(参照:麻疹 ウィキペディア)

混同しそうだけれど全く異なるものとして、風疹(ふうしん)(「三日ばしか」とも俗に呼ばれる。英語名German measles またはrubella)があります。

はしかとは

麻疹は麻疹ウイルス(ParamyxovirusMorbillivirus属)によって引き起こされる感染症 (中略) ヒトの体内に入った麻疹ウイルスは、免疫を担う全身のリンパ組織を中心に増殖し、一過性に強い免疫機能抑制状態を生じるため、麻疹ウイルスそのものによるものだけでなく、合併した別の細菌やウイルス等による感染症が重症化する可能性もある。麻疹肺炎は比較的多い合併症で麻疹脳炎とともに二大死亡原因といわれている。(中略) 唯一の有効な予防法はワクチンの接種によって麻疹に対する免疫を獲得することであり、2回のワクチン接種により、麻疹の発症のリスクを最小限に抑えることが期待できる。(麻疹とは 2017年6月7日 NIID国立感染症研究所

下の動画は、アニメーションで概念的に麻疹を説明しています。

Measles Explained — Vaccinate or Not? Kurzgesagt – In a Nutshell 2015/02/24

下の動画は英語による解説ですが、麻疹の感染や発症のメカニズムに関してかなり詳しく、しかもわかりやすく説明されています。

麻疹 ― 原因、症状、診断、治療(ワクチン)と病態 浸透2016/08/29 7分43秒


 

はしかの症状

感染して約10日の潜伏期後に、まず熱と鼻水、せき、目やになどかぜと似た症状が出ます。発熱3~4日目から体に赤い発しんが出て、口の中に「コプリック斑」と呼ばれる麻しん特有の白いブツブツがみられます。高熱は7~10日間くらい続きます。(know-vpd.jp)

潜伏期間は10~12日。発熱を伴う風邪のような症状に続いて、赤い発疹が現れ、40℃前後の高熱になるが数日で熱は下がり、発疹も退色する。(知恵蔵 コトバンク

発熱、せき、鼻汁、めやに、発疹を主症状とします。 最初3~4日間は38℃前後の熱で、一時おさまりかけたかと思うとまた39~40℃の高熱と発疹が出てきます。 高熱は3~4日で解熱し、次第に発疹も消失します。 しばらく色素沈着が残ります。(麻しんについて 各種予防接種のご案内 茅ヶ崎中央病院

  1. 麻疹(ウィキペディア)

はしかの予防・麻疹ワクチンの接種

麻疹は、手洗いやマスク、うがいでは、予防できません。麻疹含有ワクチン(麻疹ワクチン、麻疹風疹混合ワクチン、日本では現在、使用できませんが、麻疹風疹おたふくかぜ混合ワクチン、麻疹風疹おたふくかぜ水痘混合ワクチン)を受けることが唯一の予防方法です。(中略) 麻疹ワクチンは有効性・安全性にすぐれたワクチンですので、1回接種で多くの人が免疫を獲得しますが、5%未満の人は残念ながら免疫がつきません。また、接種から年数が経つと、10?20%程度の人で免疫が下がってくることがあります。しかし、2回接種を受けると、発症予防は更に確実になります。これらのことから、2006年6月2日から、1歳児と小学校入学前1年間の2回接種制度が始まっています。(国立感染症研究所感染症情報センター 多屋馨子 学校保健 gakkohoken.jp

MR(麻しん風しん混合)ワクチン(定期接種・生ワクチン)で予防します。ワクチンを接種しておけば、かかったとしても重症になることはまずありません。定期接種では1歳と小学校入学前に2回受けます。(know-vpd.jp)

  1. 医療関係者に対するワクチン接種の考え方(bdj.co.jp)
  2. 学校における麻しん対策ガイドライン 平成 20 年 3 月作成  麻しんは、かつて「命定めの病」とも呼ばれ、子どもの命を奪う疾患として広く恐れられていた。医療の進歩した現在でも、その重篤性に変わりはなく、発症した場合には死に至る危険性もある重大な疾患である。

 

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ワクチンの種類

  1. 商品名 乾燥弱毒性麻疹ワクチン、 MR乾燥弱毒性麻しん風しん混合ワクチン、Priorix(http://japantravelclinic.com

 

麻疹に関する最新情報

  1. 麻疹 NIID国立感染症研究所

 

麻疹の流行、麻疹ワクチンに関するニュース・報道

  1. Religious Objections to the Measles Vaccine? Get the Shots, Faith Leaders Say (By Donald G. McNeil Jr. April 26, 2019 The New York Times) The measles outbreak in the United States is now the largest since the disease was declared eliminated here 19 years ago. 
  2. はしかが繰り返し流行する日本。必要なのは、ワクチンの予防接種だ (上 昌広 , OFFICIAL COLUMNIST 2019/03/02 09:00 Forbes)
  3. 麻しん(はしか)【注意喚起】(2019年2月20日 日本医師会)麻しん(はしか)の感染が拡大しています。国立感染症研究所によると、今年の麻しん(はしか)の患者数は、2月13日までに、167人と報告されています。この時期の患者数としては、過去10年で最も多く、年間の患者数が1万人を超えて大流行となった平成20年に次ぐペースで増えています。
  4. 麻疹(はしか)流行、ワクチン不徹底世代が絶対に注意すべきこと 26〜39歳は特に危険 あなたは、はしか予防接種を2回受けていますか (2016/09/06 12:08 Satoru Ishido BuzzFeed)
  5. はしかの流行が暴露したアメリカの予防接種の実態(2015年02月04日(水)13時34分 冷泉彰彦 Newsweek日本語版)

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