2019年4月1日、科研費の採択が通知されました。科研費採択・不採択に纏わる悲喜こもごものツイートをいくつか紹介します。
目次
科研費採択・不採択の見分け方
「交付内定時の手続き」に研究課題名が記載されていれば採択ですよね。#科研費
— 漁火書店 (@kyam_pchem) 2019年4月1日
科研費、 「交付内定時の手続き」のところに研究課題名が出ればいいんですよね? 基盤(C)という小規模のやつですが、なんとか内定っぽいです。 #科研費
— Tetsuro Kitahara (@tetsurokitahara) 2019年4月1日
科研費内定出てた~!!!!イエ~イ!!!!生き延びたぜ~!!#科研費
科研費申請システムログイン→「交付内定時の手続きの手続きを行う」→通ってたら申請題目が表示される— アリッサム (@i_am_alyssum) 2019年4月1日
科研費に採択されるということ
科研費とったああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!神がまだ研究しろと言っているのか,これはアブドゥルを殺された後のポルナレフの気持ちなのか、自分でもなにってるかわk(ry
— PWM (@PWM44451776) 2019年4月1日
科研費通ってた!めっちゃ嬉しい〜
— ami (@amikura1986) 2019年4月1日
児島 将康『科研費獲得の方法とコツ 改訂第7版』 2020.8.20 羊土社
科研費 採択される3要素 第2版
いかにして研究費を獲得するか
初めての科研費
はじめての科研費、採択されたみたい。これで何年かは予算が途切れずに済む・・・良かった・・・
— ピジャ・ニッチョビスキー (@xemph) 2019年4月1日
科研費をとりつづけるということ
持っている科研費が昨年度で最終だったのですが、次の3年も無事頂けることになりました。ホッとしました。
— Hideaki Yoshimura (@HideYshmr) 2019年4月1日
科研費申請に必要な気概について
だめもとの新学術の科研費が採択されたっぽい.すでに採択されている国際xxxx強化Aと基盤研究xと,まさかの3つ代表...どれも相当な気迫でがんばって申請書書いたら通った.
— とある研究者 (@NEJP2009) 2019年4月1日
科研費で気を病む人々
ボスの科研費合否を怖くて聞けないマンです
— yoh_a (@yoh__a) 2019年4月1日
科研費の生存者バイアスについて
TLに科研費内定!ツイが溢れて、ほんまに採択率3割なの?と思ったり。
僕は今年は出してないのでお気楽。
— 山田です (@sato_dehanai) 2019年4月1日
TLを見ているとみんな科研費取ってて、科研費の採択率って90%くらいじゃないかと思ってしまうんだけど、実際はそうじゃないんだよね。
— やのせん (@yanosen_jp) 2019年4月1日
twitterはやはり1-10%程度の山の頂上をみてるだけに過ぎないのかも。
学振、科研費、トップジャーナルのアクセプト、パーマネントの内定。
人の努力の結果というものは輝かしい。まぶしい。目がつぶれる。
僕は今日も今日とてRI。頑張りましょう。— Soichiro Kumamoto (@SOICHIRO__K) 2019年4月1日
科研費:若手研究に採択されるということ
うわあああああ科研費(若手研究)通ったっぽい嬉しい〜〜〜〜 これで自費出張が減る〜〜〜
— Ryoma Sin’ya (@sinya8282) 2019年4月1日
科研費が取れたことのおめでたさについて
新年度初日と科研費のお祝いに、妻からラボの学生に差し入れいただきました pic.twitter.com/8b36PT234D
— Kazuhiro Shiozaki (@KAZ_shiozaki) 2019年4月1日
科研費獲得の方法とコツ 改訂第5版
科研費 採択される3要素 第2版
いかにして研究費を獲得するか
科研費:基盤(C)に採択されるということ
本日付で、若手ではなくなりました(科研費的な意味で)。
同時に基盤Cに採択されたので、より一層研究に励みます。ホントに頑張らないと。— Hidetoshi Matsui (@hide_fromhikari) 2019年4月1日
科研費:基盤(B)に通るということ
科研費 基盤Bに採択されました.審査員の方々,ご支援ありがとうございます.落選した昨年度の審査をして下さった方々,成長の機会をありがとうございました.受入機関は上智大学です.研究を加速できます.
— 古屋晋一 (@neuromusiker) 2019年4月1日
科研費、若手Aの最終年度を繰り上げて、無事に基盤Bに移行成功したようです
分担者がゼロの単独申請だったので不安でしたが、無事に採択されたようでよかったです!!
資金を有効的に使い、論文発表、そして社会貢献に繋げていけるよう、これからも精進します!
— 鼻氏(高橋遼) (@_DrNose) 2019年4月1日
科研費はみずもの
いいですか皆さん,さきがけ持ってても IEEE に年5本論文通してても海外と共同研究をガンガンやってても科研費に落ちるときは落ちます. #つらい
— Yuichi Tanaka (@ychtanaka) 2019年4月1日
科研費に落ちるということについて
自分は科研費落ちたが、仲の良い、ここ数年科研費落ち続けて落ちこんでいた先生が通り、我が事のように嬉しい。科研費は「研究していいんだよ」というお墨付きみたいなもので、何年も落ちていたらそれは落ち込むよね。
— silver_romantic (@silver_romantic) 2019年4月1日
科研費落ちた。二年連続落選は久しぶりである。誰にも意義を理解されない研究だということなのでしょう。いいです、今回は審査員の目が節穴だという自信がある
— kikumaco(5/9para-dice) (@kikumaco) 2019年4月1日
科研費の申請は秋でその結果がわかるのは翌年4月です。採択されるかされないかで、その年度で何が研究できるのかが大きく変わってしまうので、4月1日を迎えるまでは研究者はそわそわする季節と言えます。
さて、2019年4月1日にはどんなドラマがあるのでしょうか?ツイッターで科研費に纏わるツイートをいくつか拾って紹介したいと思います。
2019年の科学研究費の予算
予算が成立しましたね。
社会保障が32兆円(およそ1/3)科学技術予算はおよそ1兆円で、そのうち大きいのは
科研費2372億、
H3ロケットなどの宇宙航空分野1560億、
原子力分野1477億、
海洋・極域分野378億です。ちなみにiPS関連は91億。
— はぐれ研究者純情派 (@Chamosiast) 2019年3月27日
基礎研究の重要性について
現政権の考え方は、どうも応用思考のようですが、応用というのは基礎があってこそという当たり前のことが現政権や官僚にはあまり理解されていないようです。サイエンスの本質を理解できている人間が政治の中枢にはあまりいないということなのでしょうか?イノベーションを生み出すものは応用研究だとしても、応用研究というのは基礎研究の成果が前提として必要なわけで、基礎研究を軽視する現在の日本の科学行政の風潮は本当にお先真っ暗としかいいようがありません。
「基礎研究が重要というのはわかるが、じゃあ社会保障と比較した時に本当に基礎研究をとるんですか。例えば、食べるのに困っている子供が目の前にいて、その子を助けることができるお金があった時に、それを本当にその基礎研究に費やせるのですか。」
— 何者でもないおっさん (@tsuyomiyakawa) 2019年3月20日
「目の前の100人を治療する医師も重要だが、将来の100万人の治療に役立つ基礎研究も重要である。」 (京都大学ウイルス研究所 増殖制御学分野 影山研究室影山教授からのメッセージ)