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杉田水脈(すぎた みお)氏のLGBTに関する発言

杉田水脈(すぎた みお)氏の発言

杉田氏のLGBTに関する考えがまとめられた動画。杉田氏のセクシュアリティへの無理解ぶりがわかります。

 

杉田水脈(すぎた みお)氏のLGBT発言問題時系列まとめ

LGBTに関する杉田水脈(すぎた みお)氏の発言が大きな波紋を呼び起こしています。関連する報道や記事などをまとめておきます(最新→古い順)

新潮45は月刊「文芸春秋」のような総合雑誌をうたい、1982年に前身の雑誌が創刊された。週刊新潮や写真週刊誌「FOCUS」(2001年休刊)と並び、文芸で知られる同社の中で「社会派」の一翼を担ってきた。事件報道を重視したノンフィクション路線だったころもあったが、現在の若杉良作編集長が就任した16年9月号から、右派系雑誌常連の論客が目立つように。近年はネットでの過激な発言で注目を浴びる論者を次々と紹介するようになっていた。(「限りなく廃刊に近い休刊」 新潮45を追い込んだ怒り 2018年9月26日05時01分 朝日新聞DIGITAL

新潮社は25日夜、本社内で報道各社の取材に応じ、杉田水脈衆議院議員による論文、そしてそれを擁護する特集記事を掲載したことが問題となっていた『新潮45』の休刊について説明した。担当者はAbemaTV『AbemaPrime』の取材に「苦渋の決断だが、限りなく廃刊に近い休刊」との認識を示した。取材に当たった所太郎氏によると、新潮社側からは「『新潮45』の実売数は1万部前後が続いており、雑誌単体では赤字という状況があった。(『新潮45』は「限りなく廃刊に近い休刊」 佐藤隆信社長と編集担当取締役に減給処分 AbemaTIMES 2018年09月26日 00時32分 JST  HUFFPOST

お知らせ 「新潮45」休刊のお知らせ
弊社発行の「新潮45」は1985年の創刊以来、手記、日記、伝記などのノンフィクションや多様なオピニオンを掲載する総合月刊誌として、言論活動を続けてまいりました。しかしここ数年、部数低迷に直面し、試行錯誤の過程において編集上の無理が生じ、企画の厳密な吟味や十分な原稿チェックがおろそかになっていたことは否めません。その結果、「あまりに常識を逸脱した偏見と認識不足に満ちた表現」(9月21日の社長声明)を掲載してしまいました。このような事態を招いたことについてお詫び致します。会社として十分な編集体制を整備しないまま「新潮45」の刊行を続けてきたことに対して、深い反省の思いを込めて、このたび休刊を決断しました。
これまでご支援・ご協力いただいた読者や関係者の方々には感謝の気持ちと、申し訳ないという思いしかありません。今後は社内の編集体制をいま一度見直し、信頼に値する出版活動をしていく所存です。2018年9月25日 株式会社 新潮社

お知らせ「新潮45」2018年10月号特別企画について 弊社は出版に携わるものとして、言論の自由、表現の自由、意見の多様性、編集権の独立の重要性などを十分に認識し、尊重してまいりました。しかし、今回の「新潮45」の特別企画「そんなにおかしいか『杉田水脈』論文」のある部分に関しては、それらに鑑みても、あまりに常識を逸脱した偏見と認識不足に満ちた表現が見受けられました。差別やマイノリティの問題は文学でも大きなテーマです。文芸出版社である新潮社122年の歴史はそれらとともに育まれてきたといっても過言ではありません。弊社は今後とも、差別的な表現には十分に配慮する所存です。株式会社 新潮社 代表取締役社長 佐藤 隆信(2018年9月21日)

染色体は気まぐれでXXとXYのほかにXXYがあったり、XYYがあったり組み合わせは決して2通りではありません。半陰陽は日本では「両性具有」と呼ばれ、古くから「ふたなり」「はにわり」として認識されてきました。睾丸が発育するためにはY染色体の存在が必要であると一般に考えられていますが、女性であるはずのXXでも睾丸のある人がいるそうです(「真性半陰陽の細胞遺伝学的検索」東京医科歯科大学泌尿器科教室)。XXYからYが消えてしまったのでしょうか? 生物学はかなり幅を持って考える必要があるようです。(杉田論文「そんなにおかしいか」新潮45の反論が再び大炎上 絶滅していく紙メディア「最期の咆哮」 木村正人 | 在英国際ジャーナリスト 2018/9/19(水) 19:35 YAHOO!JAPAN

 

新潮45 2018年10月号(9月18日発売)杉田氏擁護の論説集

新潮45 2018年10月号 880円(税込)発売日:2018/09/18
【特別企画】そんなにおかしいか「杉田水脈」論文
◆LGBTと「生産性」の意味/藤岡信勝
◆政治は「生きづらさ」という主観を救えない/小川榮太郎
◆特権ではなく「フェアな社会」を求む/松浦大悟
◆騒動の火付け役「尾辻かな子」の欺瞞/かずと
◆杉田議員を脅威とする「偽リベラル」の反発/八幡和郎
◆寛容さを求める不寛容な人々/KAZUYA
◆「凶悪殺人犯」扱いしたNHKの「人格攻撃」/潮匡人
(新潮社 新潮45 2018年10月号)

子を産むか産まないかが生産性というのなら、杉田議員のボス・安倍首相はどうなのって話。いくら国のために頑張っていようと、子供がいない生産性はゼロの男だということになる。

ネット上では、神奈川県相模原の障がい者施設で19人を殺めた容疑者が語る「優生思想」そのものという指摘すらある。かつて同じ自民党議員から飛び出した「女性は子を産む機械」発言にも似た、自分以外の人間を認めていない極めて自分勝手で、危険な思考であることは明らかだろう。

生産性の一言で切り捨てるような考え方にはゾッとするし、共存共栄といいながら、たくさんの人を殺してきた戦前の日本みたい

子供が産めないことなんて、分かっています。だからゲイやレズビアンの私たちにとっては”だから何“という感じ。それよりもひどいのは、病気や様々な事情で子供ができない、生まれないという人々に、こんな乱暴な言葉がどう受け取られるか、まったく想像していないこと。

(杉田水脈氏「生産性発言」めぐる論戦にほぼ生産性がない理由
NEWSポストセブン2018年08月21日 07:00 BLOGOS)

自民党の杉田水脈・衆議院議員が『新潮45』に寄せた記事の中で、性的少数者に対し「生産性がない」などと表現したことについて、AbemaTV『 橋下徹の即リプ! 』(26日放送)にも、視聴者からの批判の声が寄せられた。

橋下氏は「僕は”ネトウヨ”という言葉が嫌いだけど、ネットの中には、いわゆる”国士気取り”、威勢の良いことを言っているような人を応援する一部ユーザーがいる。そういう人たちに拍手喝采を受けながらずっとやってきた人。彼女の意見は意見として、特定の個人の名誉を毀損しない限り表現の自由だとも思うが、僕は絶対に反対だ。税金使っている国会議員だし、日本で一番生産性がないのはお前だ。アホか!」と厳しく批判。

ゲストのひろゆき(西村博之)氏は、「一時期、世界でも最も時価総額が大きい企業だったアップルの社長はゲイだった。その人間が優秀かどうかと性的指向とは全く関係がない。それをごっちゃにしていて、何を言っているのかと思う」と呆れ気味に話すと、橋下氏も「誰を好きになろうが、どういう恋愛をしようが自由だし、同性愛は好まないという意見もあると思うが、それを他人に押し付けることはすべきでない。自民党の中にも、結婚は男女じゃないとダメだ、事実婚はダメだという主張の人もいる。野党はそういうところを指摘していかなければならない」と話していた。(AbemaTV/『橋下徹の即リプ!』より)

(橋下氏、LBGTを巡る杉田水脈議員の発言に「国士気取りはもうダメだ。日本で一番生産性がないのはお前だ!」 2018年7月30日 8時0分 AbemaTIMES /livedoor NEWS)

2018-07-23【緊急声明】 杉田水脈衆議院議員の掲載記事に対して
【緊急声明】 自民党杉田水脈衆議院議員のLGBTに関する新潮45誌掲載記事に対して、当会として重大な懸念を表明します。 当会代表理事は、自民党本部政務調査会・性的指向・性自認に関する特命委員会のアドバイザー職として、党に対してLGBT理解増進法の制定を助言してきました。杉田議員の記事は、自民党特命委員会の考え方とは全く異なっています。それだけではなく、党の直近の2回の国政選挙で掲げた公約にも反していると考えます。よって、当会は、正式に自民党本部に対して重大な懸念を表明し、善処するよう申し入れましたので、取り急ぎご報告させて頂きます。(LGBT理解増進会・LGBT理解増進ネット

 

2018年新潮45 8月号 「LGBT」支援の度が過ぎ

「LGBT」支援の度が過ぎる(杉田水脈 新潮45 2018年8月号 57ページ-60ページ)という文章が問題化されていますので、全文を書き起こしてるサイトへのリンクを紹介。

  1. 杉田水脈著『「LGBT」支援の度が過ぎる』を全文書き起こす(転載歓迎)(2018年07月22日11:58 Skeltia_vergber on the Web
  2. 20180729060245.jpg 20180729060253.jpg 20180729060302.jpg 20180729060311.jpg

自分が気になった部分を紹介しておきます。

LGBTだからと言って、実際そんなに差別されているものでしょうか。もし自分の男友達がゲイだったり、女友達がレズビアンだったりしても、私自身は気にせず付き合えます。職場でも仕事さえできれば問題ありません。多くの人にとっても同じではないでしょうか。
そもそも日本には、同性愛の人たちに対して、「非国民だ!」という風潮はありません。一方で、キリスト教社会やイスラム教社会では、同性愛が禁止されてきたので、白い目で見られてきました。時には迫害され、命に関わるようなこともありました。それに比べて、日本の社会では歴史を紐解いても、そのような迫害の歴史はありませんでした。むしろ、寛容な社会だったことが窺えます。(杉田水脈 「LGBT」支援の度が過ぎる)

日本はLGBTに寛容な社会だと言っています。たしかにイスラムの国で同性愛者が厳しい処罰を受けるのに比べればそうでしょうが、ゲイの人と分け隔てなく付き合えるという杉田議員の感覚が日本の大多数の人が共有しているとはとても思えません。人とちょっとでも違う部分があると学校でイジメの対象になったりするなど例を挙げればきりがない現実を棚上げして、杉田議員は自分ひとりの考えを一般化してしまっていて、あまりにも独りよがりです。

LGBTの両親が、彼ら彼女らの性的指向を受け入れてくれるかどうかこそが、生きづらさに関わっています。そこさえクリアできれば、LGBTの方々にとって、日本はかなり生きやすい社会ではないでしょうか。(杉田水脈 「LGBT」支援の度が過ぎる)

両親が子供の性的指向を受け入れにくい一つの理由が社会からの見られ方であることは明らかな話であって、説得力がない議論だと思います。

行政が動くということは税金を使うということです。
例えば、子育て支援や子供ができなカップルへの不妊治療に税金を使うというのであれば、少子化対策のためにお金を使うという大義名分があります。しかし、LGBTのカップルのために税金を使うことに賛同が得られるものでしょうか。彼ら彼女らは子供を作らない、つまり「生産性」がないのです。そこに税金を投入することが果たしていいのかどうか。(杉田水脈 「LGBT」支援の度が過ぎる)

生産性がない人間に税金を使うことを疑問視したこの部分がとくに大きな批判を浴びた箇所です。これは人が生きる権利を侵害することにつながる恐れが非常に強い発想なので、激しい批判を受けたのは当然でしょう。「生産性」のない人間に税金を使うなというのなら、生殖能力がない、難病に冒された人の高度な医療のために国が補助を出すことはどうなの?とか、独身者や子供がいない夫婦の社会保障はどうなるの?とか、子育てを終えた老人は生きてる意味あるの?とかいくらでも恐ろしい社会が想像されてしまいます。LGBT以前の話として、今の日本でも、なぜあなたは結婚しないの?なぜあなたは子供を作らないの?といった不躾な質問や、子供がいない人にはわからないわよ、子供ができたらわかるんじゃない、などといったことを他人に対して平気で口にする人たちが結構な数いるわけで、この生きにくい社会通念を変えないかぎり、多様な考え方を持つ個人が皆幸せを感じられるようにはならないでしょう。あるマイノリティの人たちが暮らしやすい社会は、他のマイノリティの人たちにとっても暮らしやすい社会となるはずで、杉田議員は多様性に寛容な社会の意義が全く理解できていないように思われます。

T(トランスジェンダー)は「性同一性障害」という障害なので、これは分けて考えるべきです。…  一方、LGBは性的嗜好の話です。… それこそ世の中やメディアがLGBTと騒ぐから、「男か女かわかりません」という高校生が出てくる。(杉田水脈 「LGBT」支援の度が過ぎる)

LGBを性的「嗜好」と、好みの問題だと認識している点で、杉田議員はLGBTに関して大きく誤解していると思います。

最近はLGBTに加えて、Qとか、I(インターセクシャル=性の未分化の人や両性具有の人)とか、P(パンセクシャル=全性愛者、性別の認識なしに人を愛する人)とか、もうわけが分かりません。なぜ男と女、二つの性だけではいけないのでしょう。
オーストラリアやニュージーランド、ドイツ、デンマークなどでは、パスポートの性別欄を男性でも女性でもない「X」とすることができます。LGBT先進国のタイでは18種類の性別があると言いますし、SNSのフェイスブック・アメリカ版では58種類の性別が用意されています。もう冗談のようなことが本当に起きているのです。
多様性を受けいれて、様々な性的指向も認めよということになると、同性婚の容認だけにとどまらず、例えば兄弟婚を認めろ、親子婚を認めろ、それどころか、ペット婚、機械と結婚させろという声が出てくるかもしれません。現実に海外では、そういう人たちが出てきています。どんどん例外を認めてあげようとなると、歯止めが効かなくなります。(杉田水脈 「LGBT」支援の度が過ぎる)

世の中には男性と女性の2つしかないということが前提としてつくられている学校教育制度で育った人たちが、性が実はもっと多様性があると聞くと受け入れにくい面はあるでしょう。しかし、「なぜ男と女、二つの性だけではいけないのでしょう。」と性の多様性を完全に否定するのはあまりにも子供じみた発言です。

朝日新聞が「LGBT」を報道する意味があるのでしょうか。むしろ冷静に批判してしかるべきではないかと思います。
「常識」や「普通であること」を見失っていく社会は「秩序」がなくなり、いずれ崩壊していくことにもなりかねません。私は日本をそうした社会にしたくありません。(杉田水脈 「LGBT」支援の度が過ぎる)

この論説文の結論の部分がまた非常に問題発言です。LGBTの存在は社会秩序の妨げになると言っているようなものですから。杉田議員は国会議員を辞職すべきという声が上がったのも自分は当然のように思います。自分の常識を日本の常識にまで広げようとする杉田議員自身が、個人が生き辛い社会を形成する一部になってしまっているのではないでしょうか。

 

杉田水脈氏の2015年(平成27年)6月5日の発言

【日いづる国より】杉田水脈、LGBT支援論者の狙いは何?[桜H27/6/5]

生産性がない、あのー、同性愛の人たちに、皆さんの税金を使って支援をする、どこにそういう大義名分があるんですかっていうことがまず1点なんですね。

その多感なあの思春期の時期ですね、「いや、女性が女性を好きになるのはおかしくないですよ、男性が男性好きにおかしくないですよ。もっと皆さん堂々と胸を張って、そんな縮こまらずに、同性愛の人もちゃんと胸を張ってましょう」っていう教育したらどうなりますかね。ちゃんと正常に戻っていける部分も戻っていけなくなってしまいますよね、っていう。

(【炎上】杉田水脈議員のフル動画を、ほぼ全て書き起こし&英訳してみた【疲れた】 ゲイ東大生のブログ「ライ麦畑のがけ近く」2018年7月26日)

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