現在2013年の日本分子生物学会が開催中(12月3日(水)~6日(金))であり、プログラム中に研究不正防止関連のセッションも複数見受けられます。日本分子生物学会の重鎮らがこれまでに論文捏造問題を引き起こしていることから、日本分子生物学会が今年の年会でどのような取り組みを見せるのか非常に注目されます。
研究不正防止に向けての今年の分子生物学会の取り組みとしては、理事会企画フォーラム「研究公正性の確保のために今何をすべきか?」と年会企画「生命科学研究を考えるガチ議論」の二本立てで行われています。理事会企画フォーラムの方は、期間中6回のセッションに分けて行われ、年会企画「生命科学研究を考えるガチ議論」のほうは、研究不正だけでなく様々な日本の科学研究が抱える問題をテーマにしています。
どのような議論がなされたのか、レポートが順次公開されるようです。
理事会企画フォーラム「研究公正性の確保のために今何をすべきか?」
1. 研究主宰者や共同研究者が研究公正性に果たすべき役割 セッション1:速報まとめ(PDF)
2. 研究機関が研究公正性に果たすべき役割 セッション2:速報まとめ(PDF)
3.研究不正を防ぐジャーナルシステム(英語)セッション3:速報まとめ(PDF)
4. 研究不正を防ぐ研究費配分システムセッション4:速報まとめ(PDF)
5. 不正調査の実際と有効性
6. まとめ、今後の課題と次のアクション
年会企画「生命科学研究を考えるガチ議論」
第36回日本分子生物学会年会年会長、近藤滋氏「捏造問題にもっと怒りを」