東京学芸大の男性准教授がアカハラで停職3か月
- 東京学芸大の男性准教授がアカハラ…研究全面否定や不適切発言、院生が大学に相談し発覚 2022/04/15 18:19 読売新聞 東京学芸大は15日、学生に対するアカデミック・ハラスメント(立場を利用した嫌がらせ)などがあったとして、男性准教授を停職3か月の懲戒処分にしたと発表した。‥ 准教授は2019~20年、指導していた大学院生1人に対して、研究発表会で研究内容を全面否定したり、授業中に不適切な発言をしたりして、大きな苦痛を与えた。
東京学芸大50代男性准教授が学生にアカハラ・セクハラで諭旨解雇
下の記事と別人かどうかわかりませんが、また学芸大でセクハラというニュースがありました。
- 東京学芸大、准教授を解雇 学生にセクハラやアカハラ 2020.10.23 18:12 産経新聞
- 大学教員の懲戒処分について 東京学芸大学 令和2年10月23日 国立大学法人東京学芸大学長 國分充 このたび、本学の大学教員が、学生に対するアカデミック・ハラスメント及びセクシュアル・ハラスメント又はこれらに類する人格権の侵害行為を行っていたことが判明しました。このことを受け、役員会で事実確認を行い、令和2年10月22日付けで当該大学教員を懲戒処分として諭旨解雇といたしました。
東京学芸大 教育学部の40代の准教授がセクハラで停職3カ月
以下、報道内容のまとめです。
ハラスメント行為を働いた人
- 東京学芸大 教育学部の40代の准教授
ハラスメント被害者
- 准教授の研究室に所属していた複数の学生。最大4人(男子2、女子2)
セクシャルハラスメント行為の内容
- 研究室にいた学生を退出させ、室内で女子職員の体に触った
- 海外出張時に女子学生に同じ飛行機やホテルを取るよう勧め、女子学生が別のホテルを取ると、その部屋までついていった
- 海外出張の際、女子学生に自分のホテルの部屋に荷物を置くよう指示し、夜間に荷物を取りに来させた
- 学生に対し、土日を含めて毎日のようにメールなどを送り「交際相手がいるのか」などプライベートに関することを聞いた
アカデミックハラスメント行為の内容
- 深夜や早朝に通信機器を使って研究指導を行った
- 自分の研究プロジェクトの管理業務を、無報酬で学生にさせた
ハラスメント行為発覚の経緯
- 学生から16年9月に大学側に訴え
大学の准教授に対する処分
- 停職3カ月の懲戒処分(平成29年11月21日付け)
准教授のコメント
- 「アカデミックハラスメント(研究・教育で地位が上の人が行う嫌がらせ)やセクハラと受け止められてもやむを得ない行為だった。学生を傷つけ、失望させてしまったことを深く反省している」
ハラスメント行為があったと認定された期間
- 2014年7月~16年8月
報道
- <東京学芸大>准教授を懲戒処分 学生にアカハラ・セクハラ (YAHOO!JAPANニュース 毎日新聞 11/22(水) 8:48配信):”東京学芸大は21日、教育学部の40代の准教授が研究室に所属していた複数の学生にハラスメント行為を繰り返したとして、22日から停職3カ月の懲戒処分にしたと発表した。”
- 女子学生のホテルまでついていき…セクハラで准教授停職(朝日新聞DIGITAL 2017年11月22日06時59分):”セクシュアルハラスメントやアカデミックハラスメントがあったとして東京学芸大学(東京都小金井市)は21日、教育学部の40代の男性准教授を停職3カ月の懲戒処分にし、発表した。”
大学の公式発表
このことを受け、役員会で事実確認を行い、平成29年11月21日付けで当該大学教員を懲戒処分として停職3月といたしました。
また、本件に関わる管理監督責任者である当時の学系長及び現学系長に対し、文書による厳重注意の処分を行いました。教育に携わる本学の大学教員がこのような行為をしたことは誠に遺憾であり、被害学生及び関係者の皆様には心よりお詫び申し上げます。
今後、このような行為が再び繰り返されることのないよう、服務規律の一層の徹底を図り、再発防止と信頼の回復に努めて参る所存です。平成29年11月21日
国立大学法人東京学芸大学長
出 口 利 定 http://www.u-gakugei.ac.jp/pickup-news/win/2017/11/post-330.html
東京学芸大学におけるその他のハラスメント報道・ブログ記事
- 東京学芸大教授、アカハラで諭旨解雇 就職活動の妨害も(朝日新聞DIGITAL 2017年9月12日23時07分):”東京学芸大は12日、教育学部の50代男性教授が複数の学生に、不適切で悪質な言動をするアカデミック・ハラスメントをしていたと発表した。一部の学生は精神疾患で通院していたという。同大は諭旨解雇の懲戒処分とし、男性教授は11日付で辞職した。”
- 東京学芸大学執行部への公開質問状~~中○○○氏のセクハラ疑惑について(修正版)(仮称・未定稿) (東京学芸大学人文社会科学系教授 関谷一郎 関谷ゼミブログ 2012-09-25):”法の論理の上に胡坐をかいて学内で起きたハラスメントを<見ぬフリ>し、逆にセクハラ問題を取り上げようとしない執行部を「批判」し、その背中を問題解決に向けて押し続けた者を腹いせのように「処分」しようとしているのだから、学大も地に落ちたものである。”