京都大学のプレスリリース(2013年9月17日)によると、皮膚の保護機能、天然保湿成分として働く蛋白質フィラグリン(Filaggrin)を増やすことでアトピー性皮膚炎の症状を改善させる化合物JTC801を京都大学らが発見しました。アトピーを抑える飲み薬の開発に期待されます。この研究成果は2米国科学誌「The Journal of Allergy and Clinical Immunology」誌に掲載されました。
アトピー性皮膚炎の患者の2~3割でフィラグリン遺伝子の異常があることが知られています。また、ほぼすべてのアトピー性皮膚炎の患者でフィラグ リン蛋白が低下していることが知られています。これらの事実から、フィラグリンの量を増やすことでアトピー性皮膚炎が改善できるのではないかという発想で今回の研究が行われました。
京都大学 アトピー症状を改善する化合物を特定
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